高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

餌ふご

2007年02月24日 09時16分44秒 | 作品紹介

072_099 この写真は鷹の取った獲物を入れる、鷹匠が腰にぶら下げている籠である。現在日本には数グループの鷹匠の集まりが残っているそうだ。以前、鷹の餌を入れる「口餌籠」というものを注文されて作ったことがある、そのお客様から今度はこの「餌ふご」を作ってくれと依頼があった。

現品は東大駒場前にある「日本民藝館」にあるという。丁度東京に来ていたので新宿から足を伸ばして民芸館に行ってみた。確かに見ていると何百年という歳月を越えた力強さと美しさが伝わってくる。そぎ落とされた用の美、技術的にも大変高度な技術である。プロペラ状に加工した6枚の羽をたくみに組み合わせ、シンプルな上に凛とした美しさがある。なんとも言えない作品だった。この作品は江戸時代中期のものらしい、300年近く経ち、あめ色に変色していた。これを復元するのは並大抵のことではなさそうだ。

20070220122434 民芸館の方に事情をお話すると、丁寧に対応していただき資料を探し出してきて頂いた。「是非、再現して下さい」と励ましを受けて帰ってきた。大分に帰ってから挑戦してみよう。ありがとうございました。

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ログハウス 15 壁作り2

2007年02月24日 08時55分01秒 | ログハウス

_117_1 間柱を立て敷居を作っていったところへ壁板を張っていく。まずは外側になる面から張っていく。とりあえず、雨、風が入らないように。この作業は思っていた以上に進みが速く、やっていてもどんどん進んで行って楽しかったなー。

外から見てももう家らしく見えるようになってきた。

_95 この写真は外壁を張った時点での2階のものだが、けっこう広くて20畳くらいの部屋が2部屋ある。この間柱の間に床と同じように 断熱材を挟んで今度は内側から板を張っていくのだ。窓もまだ枠までしかできていないので、コンパネを下からツッカエ棒をし_101_1 て、開けたり閉めたりしていた。

建築中の家だったけど、いつも誰か彼か?来ては宴会をしていたなー。若いって本当に財産だよね。このとき、私は33歳。

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