高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

お正月用 青竹箸 2

2014年12月26日 05時58分47秒 | 青竹箸
>昨日は、お箸を削る前の竹の選別について書きました。
今日は、お箸の削りです。

選別を終わった竹を まず、節の所で切りそろえ、長さを23センチにします。
次に、2本に割ります。

ここからは、1ペアごとに、輪ゴムで止めて、組み合わせが変わらないようにします。
竹は、1本1本、部位によっても微妙に色が違います。違う部位の竹を組み合わせて、1膳のお箸を作ると、しっくりこないのです。
一行程、一行程ごとに、輪ゴムで止めてペアを間違えないように・・・・

切り出しナイフで、ある程度の形に整えます。



この写真をクリックすると、動画がリンクしてあります。

簡単そうに削っていますが、実際はなかなかどうして、真っ直ぐに削るのって難しんですよね~。

形が整って来たら、今度は鉋を使ってお箸の形に削りだして行きます。



この写真をクリックすると、動画がリンクしてあります。

こんな感じで仕上げたあと、最後に切り出しナイフで面取りをして完成です。

お箸一膳を作るにも、本当にいろんな工程が入ります。


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お正月用 青竹箸 

2014年12月26日 05時53分49秒 | 青竹箸
今年も、暮れも押し迫って来ると、竹藪に行き青竹を切り出してきます。


青竹箸を作るには、まず、青々とした美しい竹を切り出してきます。
これは、竹藪に入って自分の目で確かめて切り出すしかありません。
太くて、真っ直ぐに伸びた竹を選び出します。お箸に出来るところは、厚みのある元竹の部分を使います。
切り出す時も、表面に傷が付かないよう注意して、
竹藪から運び出します。


次に、割り込みをした後、歪んだ竹を排除していきます。
左の3本は、お箸には為りません。
竹って、真っ直ぐに見えて、結構曲がりがあるのです。


次に、反りを見ていきます。
これは、上向きに反った竹と、下向きに反った竹ですが、
こういった竹もお箸には為りません。

こうやって選別していくと、1本の大きな竹から、お箸の材料になる所は、50膳分も取れません。
まだ、これから作業が進む内に、選別されていきます・・・・。
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