高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

出来上がりました。

2014年12月28日 06時11分27秒 | 青竹箸
3日かけて、ようやう出来上がりました。



一生懸命、削ったかいがあり、美しい青竹箸が出来上がりました。

新春の食卓を彩る青竹箸。

お正月には、欠かすことが出来ないアイテムです。

茶道のことわざに「一期一会」という言葉がありますが、

『あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう』と言う意味の、千利休の茶道の筆頭の心得である。

青竹箸は、この言葉が一番解かりやすい品物である。

青竹の鮮やかな色合は、空気に触れているとどんどん色が覚めて行きます。
この美しさは、一瞬しか無いのです。
その為、利休はお客様を迎えるに当たって、前日から竹を切り出し、茶席の直前に、お使い頂くお客様を思いながら、箸を削ったと云います。

「最高の色合いで、思いの籠もったお箸を使って頂きたい!」と、


コメント
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