高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

広島からのお客様

2006年09月22日 16時44分06秒 | 工房

_008s広島県の福山市、市民大学竹工芸課の研修旅行で41人の人がやって来た。市民大学の講師で「門田皇玉さん」今年、90歳であるが現役の世界的な竹工芸家である。90歳にしても20歳は若く見えるほどお元気である。私が竹を始めた駆け出しの頃、一度福山市にある、門田先生の工房にお邪魔したことがある。私のような若造(当時)にも、丁寧に対応していただき、おいしい抹茶を立てていただいたことを今でも良く覚えている。人の縁とは判らないもので20年以上たった今でもこうして交流することができるのは_001s 本当にありがたいことである。

大型の観光バスで来られたので、国道から入ることができず、私の工房のメンバーの車を総動員して輸送した。市民大学の生徒さんを3班に分けて工房内の案内をし、逆に工房のメンバーには門田先生の作品に付いてのお話を伺う機会を得た。図録で写真を見るのでなく、本物を手に取り、その作者から生の声を聞かせていただくなんて、まずありえない事だ。「この作品は何年にニューヨークの展示会に、こちらの作品は初めて日展に通ったときの作品の写しだ、これはドイツから依頼を受けて作ったものだ。」などなど、うちの若い連中にも大変刺激になったと思う。かっこいいよね!

私も門田先生を目標に世界に向けて広がるぞ。そう言え_012sば今日メールが入り、ドイツでお世話になったシーボルト博物館館長夫妻が来月日本に来るそうだ。是非、時間を作ってまた会いたいと言って来た。

竹工房オンセ

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