ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

上書き

2013-03-11 22:09:49 | つぶやき
誰が言ったのか、「人は記憶の上書きが出来る生きもの」だと言う。
例えそれが、どんなに悲しい出来事でも時間と共に修正が可能だと…。

でも、今朝、あらためて2年前の震災映像をテレビで観て、それはないだろうと
思った。家族や大切な人を亡くした人は、未だ、あの日から一歩も前に進めてな
い人がたくさんいる。おそらくは自分が亡くなるその日まで、心が折れたままの
人もいるに違いない。

そのような人がどれほどいるのだろう、と思うと言葉がない。

また、もし、自分が震災地域に住んでいたら…、と思うと、今ある日常のありがた
さが身にしみたりもする。

意外だったのは、思った以上の多くの観光客らが被災地を訪れているということ…。
同時に被災地の人らも、それを歓迎していることも意外だった。(風化してほしくない
ということかもしれないけれど…)

おそらく毎年3月11日は、今後も様々な思いに駆られるような気がしている。


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嘘から出た真

2013-03-10 22:45:49 | 時事(国内)
時々、愛読しているサイトに虚構新聞がある。

95%くらいが嘘で、5%が本当の記事を書いて、実社会の風刺をしている。
しかし、これが面白い。編集長自身が、発行部数を伸ばして、読売や朝日など5大紙の一角に
組み込みたいと書いているが、そもそも紙媒体はなく、それ自体が虚である。

そして、「その手始めとして、本紙社主は200兆円を確保するべく、先月サウジアラビアまで飛
び、同国の石油王としても知られるアル・アッバース第3皇太子に資金援助を打診したのですが、
残念ながら皇太子が留守だったため、オイルマネーはあきらめざるを得ませんでした。」などと
真面目に記しているが、これも全部、虚だ。

この虚構新聞の記事はそもそも虚を狙っているわけで、ありえない話でなければならないのだが、
、今の世の中はこのありえないことが時々起こったりもする。すると、あまりに現実的な展開に
なった場合、虚構新聞は、「もっと虚構の世界に徹しなければなりませんでした」と、お詫びを
するのである。

そんなところも面白い。

最近の記事では、「カルビーのポテトチップスは値段を現状のまま据え置いたが、価格に見合う
よう内容量をさらに減らした結果、ついに中身が全て空気だけになる。」というのがあった。

しかし、「民間のデフレ対策として、2月にはコンビニのローソンが中堅社員を対象に、平均3%
の賃上げを発表しており、同時に企業各社の賃上げ状況に合わせながら、取り扱う商品を軒並み
20%から400%の範囲で値上げする…」なんていうのは、どこまでが虚でどこまでが実なのかわか
らない話になるかもしれない。

嘘から出た真は、案外、笑えないものである。


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飛散中

2013-03-09 22:21:28 | つぶやき
このところ風邪による体調不良に加え花粉症まで発症し、生きているのが
辛いことになっている。

昨日は、昼寝も2時間、夜寝も10時間もしたのに、まだ調子が悪い。風邪は
自己責任としても、花粉はいい加減にしていただきたい。かつてその昔、
国策で杉を大量に植えた国の責任は、問われてしかるべきではないのか?

この件で、国を訴えた人はいないのだろうか?
もしかするとそのうち出てくるかもしれない…。

私は、訴えないから、せめて薬代くらい「所得税から戻せ!」と言いたい…。

明日も飛ぶだろうな。いや、絶対に飛ぶに違いない。

日本を脱出するか、雪山にでも登れば、いいのだけれど…無理だ。

頭が重いな、寝るしかないか…。

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ブラック

2013-03-07 23:09:58 | 時事(国内)
ユニクロのブラックな話が話題となっている。

社長である柳井氏の高額所得番付けの公表のタイミングで離職率の高さや過酷な労働環境
の話が並行して出てきたのは何かの因縁だろうか?。これまでユニクロについては、これ
だけの規模のアパレルでこれだけ新しいことをやり続けることができるのだから、なかな
かいい会社のイメージがあった。

そこに、この騒動である。

しかし、よくこの騒動をみると、批判はすべて新卒で入社して店長にあてがわれた人との話であり、ユニクロの本社部門の人の話は全然書かれていない。

ここが味噌だ、と思う。

以前、読んだ本にユニクロは、本社と現場のキャリアが完全に分断されていまっている、と書かれていた。本社のほとんどは中途採用で、相当、優秀な人材で固めていて、コンサルの
巣窟とも言われているのだとか。そこで働く彼らにとっては、本社はそれなりにやりがいの
あるホワイトな環境に違いない。

しかし、問題なのは、新卒で入社した店長らの話である。そもそも店長の位置づけがあいま
いなのである。上にあがれる幹部候補としての店長なのか。それとも単なるコンビニと同じ
労働店長なのか。

ユニクロは前者をほのめかしつつも、実態は後者なのだと思われる。

ユニクロが相当、酷い会社である理由は、単に労働時間が長いとか労働環境の問題ではなく、
、決して本社では働けない人材にグローバルとか、その上の華やかな世界を夢見させておい
て、実際は名ばかりの店長を酷使し続けているところが、酷いと呼ばれる所以ではないか
と思うのである。

社長の柳井氏は、はっきりと店長職は、管理職ではなく労働者という位置付けだと言うべき
である。元々、全店舗が画一的で個性など必要ないわけで、個々の店長の権限などなくてい
いし、誰でも勤まる店長なら新卒である必要もないわけである。

とくかく社会を知らない新卒を騙してはいけない。

今回の騒動で来年度の入社希望者はグッと減ることも考えられるし、どこか違和感を感じた
人は、ユニクロの商品を敬遠する人も出てくるかもしれない。(それはないか…)

本社にいる賢い人材なら、ちょっと頭を使えば、何か良いアイディアで解決する術を見つけ
出しそうな気もするのだが…。

とりあえず、妙に長時間労働の傾向にある会社は、それがどんな職種であれ、良い会社であ
るはずがない、と思っている。

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2時間半

2013-03-06 16:14:16 | つぶやき
仕事先から帰宅すると、娘がぐったりしている。

数日前から風邪気味だったのだが、そのせいだとは思いつつ、額に手を当てると、
「熱い!」どう見ても熱すぎだ。頭から今にも蒸気が出そうなくらいに感じた。

とりあえず熱を測ると、2分で40℃を超えた。そのまま熱を測るのを辞めて、あわ
てて車に乗せ病院の緊急外来に…。

ちょうど9時に病院に着いたのだが、結構な人が順番を待っている。人間、40℃以上
の熱が続くと、頭がおかしくなるとか、悪くなるとか、元々悪い場合は、もしかする
と突然変異で天才になるとか、そんな言い伝えがあったのを思い出し、心配した。

それでも順番はなかなか回って来ず、結局、1時間経ってやっと巡ってきた。しかし、
問診のみで、「もう一度呼ばれるまで、待て!」と言う。で、待つこと30分。原因を
特定する為、血液検査をするという。すぐに終わり、今度は「結果が出るまで1時間待
て!」と言う。

すでに、ここまでで1時間半もかかり、5分の問診と2分の血液採集以外は、ひたすら待
つのみだ。しかも、これからまた1時間も待てと言う。

しかし、医者がそう言うのだから待つしかない。結局、50分ほど待った。

その結果が、「良くあるウィルスによるもので、本人が克服するしかありません。薬は
前に行った医者で貰った風邪薬でいいでしょう。あとは良く食べ、良く寝る、これしか
ありません。もし、このまま食欲もない状態が続いて体力が落ちるようなことがあれば、
その時は入院するしかありません…」

「熱を下げる薬くらいないのかよ!」と思ったが、子供の40℃の熱は、大人のそれとは
また、違うらものしい…。

しかし、2時間半待ってこの結果とは…。

帰宅すると、0時近かった。

ドッと疲れが出た。

すっかり風邪を移された気がしている。

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アルゴ

2013-03-04 01:30:40 | つぶやき
昨年、中国でタイを舞台にしたコメディー映画が大ヒットしたらしく、その影響
で多くの中国人観光客がロケ地である、チェンマイを訪れていると現地の日経紙
が報じていた。

特に旧正月が凄かったらしい…。

そして、現地のタイ人らは相当うんざりしたという記事も。
一方通行の道路で逆行する。1室のツインルームに4~5人が泊まる。ゴミをい
たるところで捨てる。痰やツバはもちろん、子供にそこらへんでおしっこをさせ
るというのもあったな。

先週、滞在していたときは、それほど感じなかったが、それでも年々、中国人
観光客が増えているというのは、世界中どこも一緒かも。近い将来、北京や上
海などから直行便も飛ぶらしい。そうなれば、さらに増えるだろう。そうはい
っても、今やみやげ屋でお金を落とすのは中国人が一番なので、現地の人々も
微妙なはずだ。

それにしても映画の影響は絶大である。もう、十年以上も前だが、ディカプリオ
主演の「ザ・ビーチ」では、タイのピーピー島がロケ地となり、その後、この島
も大々的に開発され、多くの人が訪れるようになった。

帰国便ではめずらしく、映画を観た。

「アルゴ」

内容はイラン革命只中の1979年、イスラム過激派がテヘランのアメリカ大使館
を占拠したその日から映画は始まる。50人以上のアメリカ人外交官が人質に取
られたが、実は占拠される直前、別棟のビザセクションで働いていた6人のアメ
リカ人外交官だけは大使館から脱出し、カナダ大使公邸に匿われる。革命防衛
隊は逃げ出した6人の存在を知り、必死に探し出そうとする。そこで、CIAが6
人をイランから救出するため、「アルゴ」という架空のSF映画をでっち上げ、
6人をそのロケハンのスタッフに身分偽装させて出国させるというもの…。

政治的な見方を抜きにすれば、大変、面白かった。

20代の初めだったか、もうタイトルも忘れてしまったが、イランのアメリカ大使
館占拠について何かの本を読んだことがあった。本によると、その後、このアメ
リカ大使館は放置されたままになっていると記されていた。読んだ後、いつかイ
ランに行くことがあったら、アメリカ大使館跡に行き、削られても未だ残るアメ
リカの国章と記念写真を撮ろうと思っていた。

果たして、その4年後、ようやくイランを訪れた。テヘランでは真っ先にアメリカ
大使館跡に行き、誰も見ていないのを確認して、国章跡と共に記念写真をパチリ。

しかし、その2分後、1台の車がやってきて、いきなり手錠を掛けられ車に乗せら
れ連行された。その後、どこだかわからない建物の中の一室で取調べを受けるこ
とに…。後で知ることになるのだが、彼らはイランの秘密警察で国内治安維持な
どの活動を行なっている機関らしい。取調べは1時間にも及んだが、ただの観光客
とわかってフィルムは没収されたが無事に開放された。

しかし、写真は無事だった。

あの2分の間にたまたま取り終えたフィルムを交換しており、没収された
のは、新しいフィルムだったからだ。しかし、私はアンラッキーなのか、
その後もイランの地方都市で、2度もこの秘密警察に捕まった。いずれも
連行するときに手錠を掛けられるので、最初は泣きそうになるが、慣れ
ると「またかよ!」という感じになってくるから不思議である。

それはそうと、映画「アルゴ」はいくつかの賞を取った作品である。しかし、こち
らはさすがに、舞台となったテヘランまで行く人は少ないだろう。それにロケは、
イスタンブールとアメリカ国内で行なったそうである。(当然か!)

もっとも、この映画を観るとイランへは怖くて行きたくなくなるのだが…。

その辺は、さすがにアメリカだなと思った。

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マクロビ・カレー

2013-03-03 01:41:43 | つぶやき
帰国いたしました。

暑かった。日中39度という日もあった。まだ、タイは乾期の末くらいのはずなのに
…。昨年までの超円高に慣らされていたせいか、今年に入ってからの円安は懐と共
に胃まで痛む思いがする。

なにせ、四~五ヶ月前と比べ、1万円換金しておよそ2600円も違うのだ。10万円で
26000円、100万だと26万円の差だ。これは大きい。二人の同業者と話をしたのだが、
一人は選挙後の円安を見込んで300万円ほど、もう一人は100万円ほど、昨年、12月
前半にタイバーツを購入していたとのこと…。また、彼らはユーロやドルも購入し
ているとか…。

やっぱり出来る人は先を読んで手を打つものだと思ったが、「輸入業者は、多かれ
少なかれ、皆、やってるよ。これも仕事のうちだしね…」と言われた。

目からウロコだった。

輸入業者の多くが、為替を読んで通貨を購入してるなんて、まったく知らなかった。
ああいうものは、投資家や余裕のある企業や資産運用好きがやるものかと思っていた。
しかし、タイの通貨は1997年のアジア通貨危機の際、暴落し、一夜にして半値まで価値
を下げている。そのような通貨に300万円なんて…、私にはちょっと無理だ。まぁ、そう
いうリスクも全て折り込み済みで購入しているのかもしれないけれど…。

チェンマイで昼食を取ろうと、一軒の店に入った。外観は普通のオープンカフェの感じで、
席に着くまでそこが日本人の店だとはまったくわからなかった。従業員は皆、タイ人の若
い女の子だ。メニューを見るとサラダやカレーやパスタなどそれほど多くはない。いわゆ
る良くある日本食レストランとは違っていた。とりあえず野菜カレーを頼んだ。食べてち
ょっと意外だった。タイのカレーでも日本のカレーでもない。強いて言うなら、「マクロビ・
カレー」である。米も玄米と赤米から選べる。しかし、美味しく、何とも言えない味で、
ちょっと感動だった。今後、日本人がたくさん押しかけるような店にならないことを密か
に願っている。

向こうが暑かったせいか、より日本の寒さが身に浸みる。

帰国すると、妻も娘も風邪をひいていて、移されないかとちょっと警戒しながら接している。

明日から、また、仕事だ。

ちと休みたいな…。

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