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ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

メキシコLCCとの格闘

2024-01-08 14:24:21 | つぶやき
先月からメキシコのLCC との格闘が続いている。

3月にメキシコとキューバへ行く予定でメキシコのLCCを予約しようと試すこと何十回…、けれど日本のクレジットカードでは決済ができない。何度やっても「このカードでは決済できません…」と出てくる。メキシコのLCCは2社ある。一番安いのがビバ・アエロブス、もう一つがボラリスという会社だ。けれど両方共に日本のクレカは使えなかった。ネットの口コミにもその手の話が掲載されてはいたが、「何枚か試すと使えた…」と、書かれているものもあった。けれど、結局、6枚のカードすべて全滅だった。

他の支払い手段として、聞いたことのない電子決済(おそらくメキシコ国内系)と複数の銀行、そしてセブンイレブンがあった。銀行はほぼメキシコや北米の銀行ばかりで、唯一可能性のあるセブンならと、バーコードをスマホに入れセブンに行ったが、「このバーコードは、日本のセブンイレブンでは使えません…」と、言われる始末。結局、これでLCCの直サイトでの予約を断念。あとはスカイスキャナーなどで出てくる旅行会社を経由して予約をするしかなくなってしまった。

メキシコのLCCは、基本出ている掲載料金は座席下に置ける程度の手荷物が含まれているだけ。他はすべて追加料金がかかる。座席指定のほかに手荷物も10キロまではいくらとか、預け荷物は10キロ、15キロ、25キロなどと細かく規定がある。そこに空港税と決済手数料が加わると最初の料金の3~4倍くらいになってしまう。通貨単位がメキシコペソなので解り難いが、一つ一つの追加料金が本当にバカ高い設定になっているのだ。不要なものを全て取り除き、最低限の預け荷物と座席指定だけにしても、元の価格はなんだったのか、と、いう価格になってしまう。で、これは直サイトで予約する場合の話。これをトリップドットコムなどの旅行会社経由にすると、運賃の他に、預け荷物15キロまでをひとつ追加するだけで2万5千円とかする。預け荷物の代金だけで往復で5万円となってしまうのだ。もうぼったくりも良いところ。おそらく直サイトの面倒なシステムに音を上げた客が流れてくるのをカモにしているとしか思えない。

メキシコのLCCは本当に安い日を狙って手ぶらで乗るなら、たしかに割安感はある。でもそうでなければ、日本やアジアのLCCのような価格帯では乗れない。このメキシコ流積み上げ式運賃の前では、アジアや日本のLCCは良心的過ぎるくらい安いと感じる。他にキューバの航空会社も飛んでいるが、アメリカの制裁でクレジットカード決済そのものが出来ず、現在ネット販売されていない。あとはレガシーのアエロメヒコしか選択肢が無くなる。しかし、これがまた高い。

限られた日程の中でいろいろと試行錯誤したが、万策尽きてしまった。結局、キューバに飛ぶのは諦め、メキシコのみにしようかと思う。とはいえ、メキシコの国内線も同じような条件の下で探さねばならないけれど…。

25~26年前のメキシコは、まだまだ途上国だった。その感覚が邪魔するのかもしれない。アメリカから南下してメキシコに入ると、一気にカオス的な雰囲気に変わった。国境の町を離れると英語を話す人が思いのほか少なかったことも意外だったし、物価もアメリカと比べると半分くらいになった。その後、さらに中米の国々進んで行っても、アメリカとメキシコの国境ほど大きな変化はなかった。当時も経済圏としては北米枠ではあったけれど、間違いなくメキシコはラテンアメリカの入り口で、他の中米諸国とは国力の差はあったにせよ、肌感覚としては大差なかったように思う。

でも、今のメキシコは他の中米諸国を大きく引き離して、想像以上に経済発展しているんじゃないかと思う。
まぁ、普通に考えれば、四半世紀も経てばあらゆることが大きく変わっているのは当たり前のことで、ほとんど成長のない日本が異例なだけだ。

これからの海外への旅は、どこへ向かうにしても日本の衰退を目の当りに体感する旅となりそうな気がしている。

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