予約地獄

「ちょっと東北に旅行に行きたいから、予約してくれないか…」と義父に頼まれて妻の実家へ行って来た。まぁホテルと飛行機の予約で30分もあれば済むだろうと思ったら、これがとんでもなかった。

まだ日程も旅程もほとんど何も決まっておらず、つまるところどう回ったら良いのか、一緒に考えてくれということだった。だったら最初にそう言ってくれれば良いものの、まぁ仕方ない。義父だけに気も使うし、年寄りというのはそいう生きものだと思うしかない。とはいえ、私は東北など福島くらいしか行ったことがなく、地理にも疎いのでサクサク話は進まない。

しかも要望は細かく、飛行機にレンタカーにローカル鉄道に新幹線を使う。そしてホテルは大変人気のホテルもあるから取れる日にちを調べるだけでも面倒な作業となる。しかもそれに合わせると、他のところにしわ寄せが来たりする。それぞれの移動の距離と所要時間も調べ、周辺の見どころも調べてくれと頼まれる。

また一つ決まると、「こっちも良いな…」となり延々と時間ばかりが過ぎていく。とりあえず飛行機は仙台インの青森アウト、7つのホテルにレンタカーの乗り捨ての手配、ローカル鉄道の切符以外のほぼほぼの予約を取り終えた。午後1時に始まって終わったのは午後8時。7時間も費やしたことになる。知恵熱が出るかと思ったほど…。

そんな人の為の行いが運を招いたのか、帰宅すると来週のタイ行のチケットのキャンセル待ちが取れたと連絡が来ていた。5日前まで待って取れなければ、関空からLCCを使って行こうかと思っていたところだった。そこそこ混んでいる場合、1週間前のタイミングでキャンセル待ちに大きな動きがあるのは良くいわれることだったが、まぁ、取れて良かった。すぐに接続するタイの国内線を予約した。

今日は一体、どのくらい予約をしただろう。

1年ぶりのタイ。

またいろいろと変わっていることがたくさんありそうで落胆しそうだな…。