ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

シーダーダー

2017-09-25 22:08:03 | つぶやき
このところ、中国に行くたびに気が付くことがある。

それは「金平さん(習金平)の写真」が街中で少しづつ増殖しているということ。
スローガンと共に拡大された金平さんの全身写真がドーンとビルの壁面に貼られていることもあるし、
露店では金平氏の写真をプリントした絵皿が、今や毛沢東や鄧小平以上にスペースを割いて確保され
いる。中には奥さんとの2ショットの絵皿まである。狭い店舗にしては破格の待遇だ。

まさか共産党の支持ではないだろうけれど、彼以前の胡錦濤や江沢民などには、このような露出はな
かっただけに、いかに彼が個人崇拝の野望を持っているかを、うかがい知れる部分だ。

彼の時代になり、中国は露骨に力でモノを言わせるようになった。
金平さんが任期満了までに何を目指そうとしているのか、詳しくはわからないけれど、なんとなく
毛沢東や鄧小平と並ぶ位置で、せめて名を残そうとしているような気がしなくもない。

露店で、興味深げに眺めていると店主が、

「シーダーダー、シーダーダー」と言っていた。何を言っているのか意味不明だったが、あとで英語
のわかるカーゴ屋さんに聞くと、「それは習金平のことで、習お父さん」という意味だよ、と教えて
くれた。

「習お父さん」

今さら建国の父は無理なので、なんとか庶民に対して親しみを持ってもらおうとの腹黒さが透けて見え
る。笑顔でも、結して目は笑っていない、のぺーっとしたあの顔は、何を考えているのかわかり難く、
相当感じが悪い。

外国人が彼の絵皿を買うとは到底考えにくいが、割るために買うのなら、アリだなと思った。


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