ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

フリピン紀行(その3)

2013-12-04 20:34:38 | 旅行(海外)
フィリピンといえば、アジアではタイやマレーシアに次ぐ、
ロングステイやリアイヤ後の生活の場のしても知られている。

行く前にその辺のこともちょっとだけ調べてみた。

すると、なんと35歳以上で特別居住退職者ビザというのが取れ
るという。普通は50歳とか55歳というのが一般的である。
35歳で退職者なんて言えば、通常「リストラ」とか「失業」と
いうように理解されるのが普通だと思うのだが、この国では立派
な早期退職者と扱われるらしい…。

これだけでも随分、寛容な国である。

このビザの特徴は、非移民のステイタスでありながらフィリピン
の永住権が取得できるというものである。つまり日本国籍を有し
つつフィリピンで永住ができるというものである。良く知られて
いるタイの常に延長が条件のリタイアメントビザとはこの辺が大
きく異なっている。

さて、その条件だが35歳から49歳までは75000米ドル(およそ750万円)
50歳以上だと50000ドル(およそ500万円)をフィリピン政府が指定
する現地の銀行に定期預金をすることが条件である。

まぁ、当然、お金目的ではある。

しかし、預け入れる最低期間の6ヵ月を超せば、コンドミニアムや株
などの投資に使用することも許可されるので、この辺は金額は安い
けれど、縛りの期間が長いタイよりも融通が利いている。

つまり50歳未満でも750万円さえあれば、とりあえずフィリピンの永
住権は取れるわけである。あとはどう、暮らしていくかである。うま
く持家でも貸して、月に10万でも不労所得があれば、楽に暮らしてい
けるだろう。また年金生活者で月に僅かしか貰えない者でもこの国な
ら、まだ日本よりは人間らしい生活ができるかもしれない。しかも
栄養価の高いバナナなら超激安だ。

また老後、他人に迷惑をかけずにひっそり…という方にもフィリピン
はお薦めだ。たとえばメイドならひと月6000円程度、介護士でも2万円
程度で専属雇用が可能らしい。近年、タイやマレーシアでは人件費が
急騰し、もう、この程度の金額では到底無理である。今のミャンマー
なら可能だが、このような長期ビザはない。

その点フィリピンならまだまだ低価格で可能だ。しかも英語でなら言
葉も通じる。この程度の額なら、寝たきりになっても安心かもしれない。
ただし、金銭管理だけは自分でできなければ、すぐにすっからかんに
なると思われる。つまりボケたら終わりだ。数日後には路上生活者に
なるのがオチである。

まぁ、リスクはあるが老後を日本以外で…と考えている方なら、ひと
つの選択肢としてはありだろうと思う。

それにしても、35歳以上でのリタイヤ生活、実際に30代でこのビザを
取得し現地生活してる人などいるのだろうか?
ちょっと気になるけれど、こんなことばかり考えていると、どんどん
仕事したくなくなるので辞めよ。

明日から、また、働くぞ!

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