ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ビルヂング

2012-09-30 21:09:59 | 時事(国内)
台風がやってきた。

夕方4時くらいにJRに乗って帰宅途中に、ちょうど雨と風が酷くなってきた。
乗っていた快速電車がちょうど名古屋駅で運転打ち切りになったものの、すぐに別の電車に
乗り換えが出来、なんとか帰宅することができた。あと30分遅かったら、完全に止まったと
思われる。

そういえば、今日、JR名古屋駅前に鎮座し、長らく名古屋のシンボルとされてきた「大名古屋
ビルヂング」が建て替えのため閉館した。私は名古屋が地元ではないので、別段、愛着などはな
いが、初めて名古屋駅の駅前に降り立ったときに、目の前に「大名古屋ビルヂング」と書かれた
昭和の香りを残した古めかしいビルが目に留まり、「なぜ、ビルヂングなんだろう?」と一瞬、
疑問に思ったのが、名古屋での一番最初の印象だった。

その後「ビルヂング」の疑問が解けたのは最近ことだ。なんでも、三菱地所が自社の所有する建物
に全国的に使っていた表記で、当時は別段、珍しいものではなかったらしい。
しかし、名古屋では駅前で主張する屋上看板のインパクトもあって「ビルヂング」と言えば「大名
古屋ビルヂング」を指すものと認識されているほどに有名な老舗ビルだった。

個人的には、ビルの1階に入っていた「りそな銀行」を利用する時にしか入ったことがないが、
大理石の大壁のある1階中央ロビーなどは「すごい、金のかかったビルだな…」と思わずには
いられないほど豪華である。
また、階段やトイレ、また手すりにまで普通に大理石が使われていて、当時どれだけこのビルの建
設に気合が入っていたのかがよく判る。

しかし、今後は34階建ての高層ビルに生まれ変わるのだとか…。

耐震などの問題もあるのかもしれないが、せっかくこれほどまでに立派に作ったのだから、なんとか
補強などで使用できるなら使用すればいいと思うのは素人考えなのだろうか…?

それにしても、日本は町作りが下手だなーとつくづく思う。重要文化地区などにならない限り、
全体で美観を…なんてことにはなかなかならない。。

まぁ、何はともあれ、これでまたひとつ、名古屋から昭和が消えてしまうのは残念なことである。



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