ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

VS小姐

2012-09-06 17:08:15 | つぶやき
帰国いたしました。

日本は9月に入って、もう少し秋めいているかと思いきやまだまだ夏で
がっかりである。少なくとも、ここ数日のバンコクの気候は、名古屋
よりずっと涼しかった。日本は近年、夏場に限って言えばすでに「温帯」
ではなく「亜熱帯」と言ってもいいような気候になっている気がする…。

まぁ、それでもなんとなく秋の気配はしているが…。

1年前から度々、中国の華南に行くようになった。当初から周囲の雰囲気
が気に入っているのと、フロントの中国人が皆英語を話し、珍しく結構、
フレンドリーだったので、以来ずっと同じ宿に宿泊している。

しかし、今回、愛想の良い面々の多くはいなくなっており、しかめっ面の
無愛想な人らに様変わりしていて驚いた。しかも、チェックアウト時に見
に覚えのない電話料金を請求され、「知らない!」と拒否するとリストを
見せられ「これがあなたが部屋から掛けた電話番号と時間です」と言われた。
それを見ると、昨夜11時台に2度どこかに掛けている、となっている。
もちろん、電話番号にも見覚えもないし、そんな時間に起きてすらいなかっ
た。しかし、それを証明する術がない。とは言っても、掛けてないものは
掛けていないわけで、妥協する訳にもいかない。それでも相手は、「払え!」
の一点張りだ。

時間は早朝5時半である。今日は朝の便でタイへ向かうことになっている。
最初は寝ぼけ眼だったが、だんだん目の前の小娘にむかっ腹が立ってきて
すっかり目が冴えてしまった。

「何かの間違いだ!もう一度、確認してくれ!」と言い続けること20分、
さらに、こ奴がひと言「あなた、一昨日、石鹸の置き皿を壊したでしょ!」

「…」

「俺が石鹸の置き皿を壊した…???」「何で…」「これって難癖か…?」

しかし、同時に「ブチっ!」と頭の血管が切れ、このムカつく小娘と徹底的に
戦うことに決めた。しかし、正直、飛行機の時間も気になる。と、そこに、
見覚えのある女性が出勤してきた。愛想のいいフロントのマネージャーの女性
だった。

すぐに、こ奴から事情を聞いたマネージャーの女性は、もう一度、ちゃんと調
べてくれた。3分後、このマネージャーの女性が大きな声で、こ奴に何か話し
かけ始めると、同時にこ奴の顔が引きつり始めた。

事の顛末はこうだ。まったく初歩的なミスで、単にこ奴の部屋番号の勘違いだ
ったのだ。私の部屋が403で勘違いの部屋番号は408だった。最近はセキュリ
ティーの関係で部屋のカギはカードキーなどで番号はデーターで管理されてい
ることも多い。

しかし、まったく、ムカつく話である。

さらに、勘違いが判明した後も、マネージャーは平謝りだったが、こ奴はその後
ろに隠れて口をモゴモゴする程度で、視線すら合わそうとさえしなかった。

ホテルを出ると6時10分だった。実にチェックアウトに30分以上である。

空港に向かうタクシーの中で、ようやく落ち着くと、「ひと昔前に中国を訪れ
ると、こんな思いは日常茶飯事だったな…」などと思いなおすに至ったが、
しかし、怒りは収まらず、タイに着いてようやく心機一転した次第であった。

そしてタイが余計、好きになった気がした。










コメント