ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

カオソーイとカレーうどん

2012-09-20 16:47:20 | つぶやき
体調を壊すと麺類が食べたくなる。

元々、麺類は好きなのだが、特に体の調子が悪くなると米が食べたく
なくなる。どうやらそういう体質らしい…。

タイ北部の料理に「カオソーイ」という食べ物がある。要はカレー味
の麺類なのだが、これがとくかく旨い。チェンマイに滞在するときは
私の朝ごはんは「カオソーイ」と決まっている。量が少ないので2杯
食べる時と、大盛りにしてもらって1杯で済ますこともある。これに
カフェボーランというコンデンスミルクをたっぷり入れたアイスコー
ヒーで完結する。

最初にカオソーイを食べたとき、これほどまでにタイの場所柄を表し
た食べ物もなかなかないだろうと思ったものだった。
タイは「インドシナ」と言う場所に位置し、食文化も含めインドと中
国の影響を多分に受けている。カオソーイで言えば、カレー汁はインド
から2種類の麺は中国からといった感じである。

それほど好きな「カオソーイ」だが、実はラオスにもあった。もう随分、
昔だがルアンプラバンで食べたカオソーイはタイのものとは全く違った
味だった。おそらく味のベースは大豆を発酵させたような味だったと
思うが、いわゆるカレー味ではなかった。

そんなカオソーイが、もともとミャンマーからラオスに伝わり、それが
タイ北部に流れたものだと知ったのは最近のことである。
つまり、もともとはカレー風味の麺ではなかったのだ。ということは、
元来「カオソーイ」は中国からミャンマーに麺が伝わり、ミャンマー独自
の味として出来上がり、それがラオスを経てタイ北部に入り、すでにイン
ドからミャンマーを経て、タイに伝わっていたカレーと北部で融合したと
いうことになるのだろうか?タイ人は美食家だそうだから、ラオスからの
「カオソーイ」を食べ、「まずっ!これはカレーで食ったほうが旨いかも
しれない…」となった可能性もある。勝手な思考かもしれないが…。
それにミャンマーの「カオソーイ」も食べてみないとわからないな…。

ここ最近、体調が優れず、可能な限り麺類を食べているのだが、そんな
時は、ふと、「カオソーイ」が思い出される。

日本でもタイ料理屋にでも行けば、おそらくは食べれるのだろうが、も
しやがっかりしそうなので、未だかつて行ったことがない。

今度、「カオソーイ」の禁断症状がやってきたら「カレーうどん」で我
慢しようと思っている。

CENTER> -->
コメント