ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

平和賞って…

2010-10-10 11:56:49 | 時事(海外)
中国の民主化活動家がノーベル平和賞を受賞した。

中国は様々な受賞妨害をしたらしいが結局、阻止
できなかった。さすが、ノーベル賞である。選考
委員会も根性が据わっている。レアアースごとき
のために犯罪者を「釈放」してしまうどこぞの国
とは大違いである。

しかし、この「平和賞」というのは、ややもすれば
微妙に政治性を帯びやすいことは確かであろう。

かつて、日本に太平洋戦争を決断させた「ハル・ノート」
のコーデル・ハルや佐藤栄作など、よく考えれば?と思う
人物が時々、受賞しているのである。

確かハルは「国連創設」への貢献、佐藤栄作は「沖縄返還」
が評価されての受賞であった。しかし、果たして、沖縄返
還って誰かが功績を誇るような事柄だっただろうか…?

また、犬猿の仲だったイスラエルのベギンと、エジプトの
サダトはキャンプデービッドで握手しただけでノーベル
平和賞を貰っている。イスラエルとアラブは現在でも仲が
悪いのは周知のとおりだし、ベギンなんて、ノーベル賞を
獲ったあともレバノン侵攻など、結構、無茶苦茶やってい
たのである。

また、10年前、韓国の金大中も北へ行き、金正日と会った
だけで、貰っている。それ以降、南北和平の進展は全く無
いが…。

要は、その時だけ平和を演出し、お調子を合わせとけば
頂けるチャンスがあるのである。

そう考えると、今話題の将軍様の後継者、ジョウンウン氏
の箔付けのために、ノーベル平和賞を獲らせようと、北の
幹部らが、ソウルに行って、イ・ミョンバク大統領と握手さ
せようと目論んでいてもおかしくはないのである。

まぁ、そうは言っても、今回のノーベル平和賞を中国の監
獄にいる民主化運動者に与えたのは、ナイスチョイスであ
った。

受賞者の家族らは今後、ちょっとしんどいだろうな…。




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