「これで子供たちにラーメンを食わせてやってくれ」
という奇特なおじさんが ぽんと100万円を置いていき、感激した店の
主人は650円のラーメン1500杯を高校生以下の子供に無償で提供し、
5日で売り尽くした、というニュースがあった。
100万円は拾得物として届けたため、まだラーメン屋の持ち物では
ないので1500杯のラーメン代は店の自腹である。そういった事も含めて
「ほのぼのニュース」として紹介されているのだが、どうも怪しい。
100万円をくれたおじさんは、何の理由があってそんな奇行に及んだのか?
このおじさんが次の日わざわざ電話して「子どもに食べさせてやってくれ」
と念押しした、というのも変な話だ。店は「100万円おじさん」の似顔絵
を描いて捜しているらしいが、なぜ、電話があった時に正体を教えてくれ
なかったのか?
また、100万円を「拾得物」として届けたというのも変だ。念押しの電話
まで掛けてきたのならそれはもうはっきりと「贈与」ではないのか?
とどのつまりこれは、自作自演の店の宣伝であると推測した次第である。
だいたい話のディテールが甘いのだ。
そもそもこの「100万おじさん」が一体、何者なのか?、あえて不明にして
いるあたりがこの物語のポイントなのだろうが、 それにしては、「親父が
厳しくてラーメンを食べさせてもらえなかった」とか「この店のラーメンは
子供の頃からの憧れだった」などの「一杯のかけそば」的なハートウォーミ
ングな話がないところが弱い、という気がするのである。
全国紙の社会面に店の名前を載せてもらったと考えれば、100万円くらい
安いものである。
というのが、私の勝手な推測である。
もし、これが本当にあった話だとしたら、大変申し訳なく遺憾なことで
あるが、事実だとすれば、来世では「探偵社」でも開こうかと思って
いる。

という奇特なおじさんが ぽんと100万円を置いていき、感激した店の
主人は650円のラーメン1500杯を高校生以下の子供に無償で提供し、
5日で売り尽くした、というニュースがあった。
100万円は拾得物として届けたため、まだラーメン屋の持ち物では
ないので1500杯のラーメン代は店の自腹である。そういった事も含めて
「ほのぼのニュース」として紹介されているのだが、どうも怪しい。
100万円をくれたおじさんは、何の理由があってそんな奇行に及んだのか?
このおじさんが次の日わざわざ電話して「子どもに食べさせてやってくれ」
と念押しした、というのも変な話だ。店は「100万円おじさん」の似顔絵
を描いて捜しているらしいが、なぜ、電話があった時に正体を教えてくれ
なかったのか?
また、100万円を「拾得物」として届けたというのも変だ。念押しの電話
まで掛けてきたのならそれはもうはっきりと「贈与」ではないのか?
とどのつまりこれは、自作自演の店の宣伝であると推測した次第である。
だいたい話のディテールが甘いのだ。
そもそもこの「100万おじさん」が一体、何者なのか?、あえて不明にして
いるあたりがこの物語のポイントなのだろうが、 それにしては、「親父が
厳しくてラーメンを食べさせてもらえなかった」とか「この店のラーメンは
子供の頃からの憧れだった」などの「一杯のかけそば」的なハートウォーミ
ングな話がないところが弱い、という気がするのである。
全国紙の社会面に店の名前を載せてもらったと考えれば、100万円くらい
安いものである。
というのが、私の勝手な推測である。
もし、これが本当にあった話だとしたら、大変申し訳なく遺憾なことで
あるが、事実だとすれば、来世では「探偵社」でも開こうかと思って
いる。
