ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

バイキング

2009-11-23 16:57:17 | 時事(国内)
この不況の最中、高級ホテルでの食べ放題、バイキングが定着
してるそうだ。

高級ホテルの割には割安感があり、それでいて高級食材が期待
できるとあって盛況なのだろう。私は数年前に、つい食べ過ぎて
しまうバイキングには二度と行かないと誓ったものである。が、
しかし、ここ最近二度ばかり行ってしまい、再び深く後悔した
次第である。

二度のうち一度目は、柿安の中華バイキングであった。柿安は
お肉や御惣菜に定評があり、しかもテレビで行列している映像を
見てしまい、「ならば…」と不覚にもわざわざ出向いてしまったのである。

感想は案の定、単に気分が悪くなっただけであった。所詮、中華など、
あのような油っこいものを多種大量に食べられるものではないのである。
学習が足りずウルトラ後悔した次第であった。

そして二度目の後悔は、一昨日友人らと和食としゃぶしゃぶのバイキングへ。
こちらは周囲の和を重んじねばならず、本位ではないが行くことになって
しまった。行けばやはりどうしても食べ過ぎてしまうのがバイキングという
ものであり、そうした結果、気持ち悪くなるのもまた必然なのであった。

ならば、控えめに食べれば良いのだが、人間というものは、「…放題」
という言葉にとても弱いもので、中でも食べ放題、取り放題となると、
自然に気合が入るのかもしれない。

また、かなりがんばって食べたつもりでも、バイキングはしっかりと
儲かるようになっているそうである。

それが「在庫」と「人件費」だそうだ。本来のレストランであればいつ
注文を受けてもいいように、食材を多めに用意しておく必要があるが、
この場合注文が入らなかった時には大量の在庫が発生してしまう。

テーブルに出ない食材は廃棄され、仕入れに要した原価はムダとなって
しまうのだ。しかしバイキングならばあらかじめ限られたメニューのみを
用意しておけば済むので仕入れコストを低減でき、さらに大量仕入れに
よるディスカウントも得られる、ということである。

また人件費も、通常ならフロアに複数のスタッフを配備する必要がある。
しかしバイキングならば飲み物さえもセルフサービスなので、数人の
スタッフで回すことができるのだ。

何だかお得だと思ってつい、行ってしまうのがバイキングだが、
食べすぎは、不健康極まりないし、それに何よりも大量に食べて
おいしいものなどないのである。適量に対して相応の対価を払って
食べるものの方が、はるかにおいしく感じるものなのである。

こうして私は再び、バイキングには二度と行かないと心に決めた
次第である。





 
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