国民学校(現・小学校)低学年の頃父の勤務先の社宅に転宅して
いたので母に連れられ会社の風呂に行っていた。
会社は製糸会社なで大勢の男女工員さんが働いていて、女性の風
呂場は広くタイル製の大きな湯船が三箇所ほどあり蛇口を捻ると熱い
湯が何時でも出た。
これは繭から糸をひく際、繭を茹でるので絶えず繰糸場に湯が送ら
れる必要があり工場内のボイラー室でボイラーが焚かれていて、そこ
から風呂場にも熱い湯が送られるようになっていた。
国民学校低学年の頃は母と会社の女風呂に入っていた。
その頃の記憶では百数えるまで湯につかることを命じられた、その間
は案外長いように感じた。
*続 く
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