あの忌まわしい大震災から10年になる日がやって来た。
知人夫妻も神戸・青木で建物の下敷きになって亡くなった、6433人の御霊に対し改めて哀悼の意を捧げご冥福をお祈りします。
あの日あの時、丁度朝食をとっていた5時46分被災地からかなり離れた当地でも激しい揺れを感じ家が崩れると思い、あわてて石油ストーブの火を消した。幸い棚やタンスの上からは物が落ちることは免れたが飾り台の上に置いていた人形は方向を変えていたし後で気が付いたが家の外壁にはヒビが入っていた。
テレビを付けると三宮、淡路の模様を伝えていた、その時点では被害の様子がよく分からない、しかしこれは大きな被害が出ているに違いないと思った。その後続々と惨状が伝えられ未曾有の被害に驚嘆した。
あれから10年一見復興したように見えるがまだまだ傷跡は深い、一日も早い復興と更なる発展を祈念するものである。
あの年の3月末が被災地での定年退職であり苦い思いの忘れられない年となった。
いろいろあって正直言って思い出したくないが、あの教訓は大切にしたい。
[写真は打上緑地より西空を望む 16:12]