花歩る木

山と旅がすきです

映画「蜩の記」

2014-10-21 15:28:47 | 映画 演劇

10月15日 映画「蜩の記」を見てきました。

            とても美しい映画でした。
     
      原作は、直木賞を受賞した 葉室麟さんの時代小説。
      10年後の切腹を命じられた武士の生き様、家族愛、師弟愛を
      描いた小泉堯史監督の作品です。

      
      役所さん演ずる戸田秋谷の覚悟は清々しく、美しく、カッコイイ。
      岡田クンの武術や立ち居振る舞いの美しさ、カッコイイ。


       
      上田正治キャメラマンと小泉監督    舗装された道を土で覆い隠す作業

       
      3台のフィルムカメラで望遠で撮影するやり方。本番は一回のみだそうです。

       
      主人公の家、遠野ふるさと村の庄屋の家を 撮影用に変えたAFTERの場面。
     
      偶然にもオールロケの7割を遠野で撮影した場所を 映画館の画面で見られて
      胸がいっぱいになりました。
      

      日本の四季の風景が、本当に美しいです。
          
      加古隆の音楽も、詩情あふれる日本の自然によりそった静かな旋律で、
      音楽が全くない場面もすごく生きていました。
 
      映画全体、凛とした空気が立ち込めていて、終わってからも余韻が残りました。
      抜群に私が今年一番感動した映画でした。お勧めします。

      皇后陛下もごらんになられましたよ。
      

 



最新の画像もっと見る