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ウフィツィ美術館展

2014-10-28 13:15:44 | 美術館

ウフィツィ美術館展を見てきました。

      東京都美術館で10月11日より12月14日まで開催されています。
      
      イタリア・ルネサンスの中心都市フィレンツェでは、15世紀後半
      から数多くの優れた芸術家が生まれました。
      16世紀には、新時代様式が開花します。

      世界的に名高いウフィティ美術館は、メディチ家が蒐集した
      膨大なコレクションを格とする美術館の収集品からの紹介。
      
       
                             フィレンツェの町
      
      「ウフィティ」とは、かってメディティ家の事務所として
      使われていた所で、イタリア語で「オフイス」を意味し、
      「ウフィティ実術館」と呼ばれるようになりました。 

      ウフィティ美術館の中でも、とりわけ人気の高いのは、
      ボッティチェリの作品。ボッティチェリを見るだけでも
      美術館を訪れる価値があるといわれます。
      私は、前にフィレンツェを訪れたときは、「春(プリマベーラ」
      と「ヴィーナスの誕生」を見たのを覚えています。     

      
      ボッティチェリの代表作《バラスとケンタウロス》

      ボッティチェリは、メディチ家の庇護をうけて生涯にわたり、
      フィレンツエで活躍した芸術家です。

      その後、16世紀初めレオナルド・ダビンチ、ミケランジェロ、
      の巨匠の時代がやってきますが、ウフィッティに収蔵されてるのは少ない。
      ラファエロの作品は「大公の聖母」、「子椅子の聖母」などが
      あるが、今回は来日していません。

      メディチ家終焉の時、最後の直径のアンナ・マリア・ルイーザが、新大公と
      交渉して“メディチ家の財産やコレクションが、将来にわたって、フィレンツェから
      持ち出されてはならない”という協定をしたので、貴重なコレクションを
      そのまま見ることができるのです。

      9月、10月の市民講座で「ルネッサンス絵画の宝庫・
      ウフィッティ美術館への招待」という勉強をしました。
      美術史研究家の斎藤陽一先生は、留学中、ウフィッティ美術館のすぐそばに
      滞在していられたそうで、お話に現実味があって、面白かったです。
      

     何度か再放送があったようですが、BSで塩野七生と向井理の
     魅惑のイタリア大紀行「ルネサンスとはなんであったのか?」という番組を
     録画して、何度も見ています。
     この展覧会の鑑賞の予習になり、復習になって、理解の手助けになりました。