気ままな趣味の散歩道

趣味にまつわる話題を、デジカメ画像などを活用し郷土の写真、菜園と園芸、郵趣、版画と年賀状などを紹介してまいります。

絵手紙とぐんま絹遺産③

2014-12-02 14:45:27 | 版画と年賀状
 今年、世界文化遺産に登録された群馬県の絹遺産群のうちの富岡製糸場などを絵手紙風の絵を通してご紹介しています。
 今日はその3回目で、世界遺産に登録されたうちの2件をご案内します。

 最初は、世界遺産登録のメインの富岡製糸場です。日本の近代化の先駆けとして、明治5年に富岡製糸場がスタートしました。(群馬県富岡市所在、ぐんま絹遺産№22)

 上の小画像(本日のタイトル文字をクリックすると拡大します)は、富岡製糸場の正面入口と現在の看板、画像の奥の大きな建物が東繭倉庫です。

   

 上画像左は、その東繭倉庫の入口の上部にアーチ型の年号銘板があり、そこに創業時の「明治5年」の表示板があります。その部分を描いてくれました。
 そこに「売らない、貸さない、壊さない」と書いてあるように所有者の長野県岡谷市の片倉工業さんがその意志を貫いたことがこの世界遺産につながったのではないでしょうか。この絵手紙と文が貴重な表現をしていますね。
 右画像は、当時、技術伝習工女として働いた一人の「横田(和田)英」女史です。彼女は、工女の日常を記した「富岡日記」の素となる回想録の著者として名高い。これらの伝習工女が日本の近代化に大きく貢献したとあります。

 次の画像は世界遺産に指定された4施設のうちの一つ「高山社跡」です。(群馬県藤岡市所在、ぐんま絹遺産№28)

    

 旧家高山家に生まれた潮五郎が、「清温育」という養蚕飼育法を確立し、この地の養蚕教育の高山社を設立。主屋兼蚕室は、清温育のための工夫がされた構造で、多くの生徒の実習に利用されたとあります。絵手紙画像は同社の特徴を捉えた屋根の部分。

※ 富岡製糸場は実際に訪問しました。その様子を詳しく記してありますので、このブラログの左のカレンダーから9/25を指定しますとご覧いただけます。
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