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美女が二人だと二倍愉しめる 映画『ルームメイト』

2013年11月24日 | Cinemaを愉しむ
北川景子と深田恭子が出ているというので『ルームメイト』を観て来た。何の事前情報も無しに観にいったのだが、ホラーだとは思いもしなかった。



深田恭子は『恋愛戯曲 私と恋におちてください』を観て好きになった女優だ。氷細工のような冷たさを秘めた美貌がある。その美しさはどことなく人工的な美なのだが、それが触れがたさを感じさせる美しさを生んでいるのだろう。そんな深田恭子だからこそ、『恋愛戯曲』よりもこの『ルームメイト』の方が向いていた。

入院中に親切にしてくれた看護婦(深田恭子)とフームシェアを始めた北川景子が、一緒に暮らすうちに深田恭子の存在に怯えるようになる。深田恭子扮する元看護婦は二重人格っぽく設定されており、悪女の方の深田恭子が北川景子を追い詰める。でも観ている内に「何だこの感覚は?」と思うようになり、それがデジャブだと分かると、この映画は一種の『ファイトクラブ』モノなんだとネタばれしてしまった。

ただ、二重人格では『ファイトクラブ』と同じになってしまうので、北川景子扮する春海は三重人格にしている。その上で、似たような境遇の女子高校生を登場させることで、春海が四重人格だと思わせるようなトリックさえ仕込んでいるが、これは余計だ。

ロケ場所も少なく登場人物も限られているから、大した予算を掛けていないことが見て取れるが、作りはしっかりとしていてチープな感じはまったくしない。二重人格のお話はヒッチコックの『サイコ』と『ファイトクラブ』という名作があるので、これらを超えることはとても難しいことだろう。お話としては合格点はあげられない映画だが、北川景子と深田恭子の二人の綺麗な顔を観ているだけで私はハッピーだったことは認めます。

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