べんりや日記

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非飛散性アスベスト規制に関して・・

2005-10-18 18:39:27 | 日々雑感
防火性能に優れ、安価で便利に使われていたアスベストも、人体に悪影響を及ぼすと言うことで、最近は危険物質に指定され、生産が中止、輸入も禁止、処理も規制されるという事態となりました。

欧米では、もう20年も前に危険だということで、使用が禁止されていたにもかかわらず、日本はひたすら生産、使用を続け、国も指導をしてこなかったつけが我々建築業界に大きな波紋をもたらしています。

現在、問題になっているのは、飛散性のアスベストで、生産工場等から飛散してきたアスベストを長期間吸い込み、肺に腫瘍ができ、死亡に至るということです。
鉄骨の断熱材にも吹き付けのアスベストを用い、そこで作業を長年続けてきた職人も肺炎をおこしていました。
学校の体育館や保育所の天井裏に吹き付けアスベストが使われ、使用してきた児童や職員の健康も懸念され、使用禁止になったり、撤去作業を行ったりしています。

飛散性のアスベストはコンクリート等に練りこまれ、固形化して埋設し、管理して処理します。
新潟県で発生したアスベストは北海道に処理施設があり、そこまで運搬、処理をしています。

そして、最近はアスベストが練りこまれた製品にまで規制がかかろうとしています。
10年くらい前まで、建材・・特に耐火ボードや外壁に何%か練りこまれてきました。
アスベストが使用されているボードや外壁を引き取らない業者もでてきています。

非飛散性アスベストまで規制がかかった場合、北海道の処理業者でさえ埋め立てが困難な状態になってきます。また、地方公共団体が収集したアスベストの含まれる一般廃棄物も(環境アセスメントがとれていないため)現状の埋め立ては地に埋め立てするのは不可能となります。

中越地震により被災した家屋の残材を市が引き取っていますが、半壊以上となった家屋の殆どは築20年~30年で、その頃の窯業系サイディングには5~10%のアスベストが使用されてきました。
その、ゴミが行き場をなくしてしまった場合、処理に莫大な経費がかかってきます。

飛散性アスベストが大問題となり、世間を騒がせていますが、非飛散性アスベストにまで過剰反応を起こしているのも大問題です。
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