![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/ca/b2eba5564568ed9fb98455d00174d3c4.jpg)
「合掌構造」を応用した3ヒンジ構造になります。
中断面集成材のアール加工材による、「A型工法」の検討です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/ec/8c30b76fecc394ce3be2caa6aa96bb72.jpg)
市街地内の事務所の設計をしていますが、狭い敷地に駐車スペースがどうしても必要な場合、1階が駐車場で2階が事務所という間取りになります。一昔前は、「高床」という手も考えられましたが、一般には「鉄骨造」を採用するのでしょう。
ただし、長岡市の市街地内の場合、「準防火地域」や「防火地域」がからんできます。1時間耐火の準耐火建築物、若しくは45分耐火の準耐火建築物という制約が出た場合、柱や壁、梁等の主要部分を「耐火被服」する必要が出てきます。
実は、これがやっかいな問題となります。
昔は、アスベスト等を吹き付けて対応していたのでしょうが、現在では規制がされています。ロックウールの吹き付けをするにしても、安全面でどうなのか、また被覆すると厚くなるので、その分、駐車するのにスペースに支障が出てくる。
「石膏ボード」を貼ることで耐火被服をする方法もあるのですが、「鉄骨」の上に木の下地を廻すだけ手間がかかります。
それならば、はじめから木造に出来ないか?
ということで、伝統的な構造である「合掌」の構造をヒントに「3ヒンジ・トラス」の構造を中断面集製材を用いて実現しようという構想を練っています。
大きな空間が必要で、間口が狭い場合、壁をなるべく取りたくない場合の住宅にも応用が利きそうです。
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外観パース
道路反対側からのアングル
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/df/8d967d6879bcd8bbea11574af60f8e5c.jpg)
外観パース
上から見た図。大体の建物の形がわかります。
「雪下ろし」を考慮して、全面道路に雪を捨てられる形状になっています。
雪国の制約があるので、どうしても形が決まってしまう・・
前面の形状をアールにしてアクセントをつけています。
(少しは面白くなるか?)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/ad/845f880a12b6e5625a24a0e51c19253d.jpg)
内観・鳥観図
2階の事務所の様子。20帖の大空間
1階は車庫になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/5e/bc817dec333599e67fd599ecdbaaac58.jpg)
内観パース
事務所内の様子
こんな感じ。
長期優良住宅へ・・
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