べんりや日記

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松代町の棚田を考えるエコツアー ~源太川の生態系観察

2009-12-30 01:34:41 | 山の木の話(越後杉)
2003年の夏に松代町の棚田のイベントに参加しました。
6月22日(日)の朝8:30に集合し、自然観察やもちつきなどの催しがあり、前日の午後から参加した人たちは夜通し語り合った様子で盛り上がっていたようです。

松代町の松苧ドメトリー前に集合し、開会あいさつがありました。
大人向けの棚田散策コースと子供向けの沢遊びコースに分かれます。

棚田コースの方は、「熊越山」に続く山麓の棚田から入ってブナ林に向かいました。
ブナ林からしみ出る水が田んぼを潤すことを実感できる里山コース。




一方、沢の方は、水にすむ生き物にふれて遊ぶ子供向けコース。
周囲にホタルブクロやシモツケソウ、トリアシショウマの花が満開の季節です。

この日は、子供と一緒に沢めぐりコースに参加しました。







沢への道中に、ウドの畑を発見。
葉っぱの先が丸く変形した部分があり、そこに「アブラムシ」が群生していました。子供たちは、観察をはじめます。


学研の付録の観察キットを持ってきた子がいました。
上や下に虫眼鏡が付いている優れものです。

アブラムシは繁殖力が強いそうです。それは、ここにいる全てがメスだから、、
体の中で卵が孵化するそうです。秋になるとオスと交尾し、卵で冬を越します。


ここでは、その他にホタル(光らない昼に行動する種類)やモンシロチョウなど、、



道から山道に入ります。


「キュウリクサ」は、葉をもみほぐすと、キュウリの匂いがします。


沢の中に入り、川の中の生物を観察します。
子供たちは、網を川に入れて、小魚を捕まえるプロとなりました。


浅瀬をたどりながら、上流へと進みます。


石を持ち上げてみると、色々な生物が潜んでいました、、
カワゲラやヘビトンボの幼虫など、様々な生き物が見られました。


おおきなヒルも発見!



水質検査を行いました。
硝酸濃度は検出されず、、(農薬など)

BOD、CODは濁りを示していました。


生態系に富み、様々な生き物が観察されたこの沢も、これで見納めとのこと、、
来週から、河川工事が入るそうです。




山の木の話へ・・

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