べんりや日記

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山形ツアー 1日目 東郷小学校

2008-12-18 19:32:24 | 山形ツアー


本日は、昨日までの晴れが続かず、雨ベースのときどき曇。時々、激しい雨が降りました。
移動性低気圧の通過と共に、冬型の気圧配置となり、明日は雨、又は雪の予報です。
それでも、日本海側に高気圧があり、中途半端な冬型で、土曜日には弱まり、晴れ。
来週に入ってから、雪が続くようです。

ホワイトクリスマスか?
スキー場では願ってもない雪です。

湯沢などのスキー行楽地は、年末年始で1年の半分の稼ぎがあるといいます。
町の大半の人たちは、旅館やホテルに関係し、大晦日やお正月なんて返上の大忙しだったとか・・
高速道路や新幹線が整備され、長野方面へお客が流れる傾向とも言われますが、やっぱり「苗場プリンス」は強い。
最近は、空いていたリゾートマンションも団塊世代の人たちが購入し、第二の人生を満喫しているとか・・

湯沢もこれから大忙しというところですか・・
山が潤えば、町場も潤います。
「不況」といえど、楽しむときは楽しむのが今の若い世代。
どんどんお金を落としていってもらいましょう!

ん?円高だから、海外へ行く?ディズニーリゾート程度にしておきましょう!
できれば、国内で回していってほしいところ。
循環経済は持続可能ですから・・



蓮潟町T邸では、こんな天候なので、雨が降れば中。曇れば外部。といった感じで工事が進行しています。今年中に外部をある程度片付けておきたいところです。
同時に、今年、お世話になったお客さんにカレンダーをお配りしています。
150部ほどあったカレンダーも残り30本足らず・・
これが終われば、次は年賀状。
工場も清掃したい・・事務所も整理したい・・
年末は何時もバタバタなのであります。


さて、写真は、10月に山形へ見学へ行った、「東郷小学校」。
「越後にいきる家をつくる会」で冬季セミナー(増田一眞先生講演)を行った際に、山形から遠征に来ていた「剣持さん」が携わった小学校です。



玄関正面の堂々たる雄姿。手前の人のサイズと比べてください。




玄関ホールは伝統木組みをふんだんに魅せつけています。




教室の廊下。吹き抜けからの明かりが照らします。




全国の伝統木造の棟梁によるパネルディスカッション




木製アーチの模型。これで1/6。増田先生の設計により剣持さん作
体育館の屋根になるとか・・
木造の可能性が引き出されます。


全国展開している「伝統木構造の会(増田先生が会長)」の秋季セミナーが鶴岡の東郷小学校で開催されました。
前半は、この小学校の作られた経緯。
後半は、全国の棟梁たちが今の伝統木造を語るパネルディスカッションでした。

現在、国交省と共に進めている伝統木造の実験の報告や、今後の法改正に伴う伝統構法の行方を討論。

「何が本物の伝統構法なのですか?」
という会場の問いに
「大工が命がけで作っているのが本物の伝統構法」
と答えた棟梁は、やはりさすが。

その後は、楽しい懇親会。棟梁たちは酒豪ぞろい。
これから「伝統構法」を盛り上げようという、決起集会でもありました。
全国に、同じ想いで家づくりをしている人たちがいるというのは、心強いものであります。
そして、今、クリアーしなければならない問題に、皆で挑んでいく・・
そういった姿勢が、世の中を動かすのではないかと・・



現在、長岡市の住宅政策マスタープランのパブリックコメントをまとめています。
この中で、「地元産材の活用」と、できれば「伝統的な木造の継承」を盛り込んでもらいたいという要望を出す予定です。

自分に出来ることを地道に行う。
細い糸を、すこしずつ手繰り寄せるような・・そんな気持ちですが、何故か切れない。
長岡の西山に広がる杉の木の山々を眺めると、いつも
「いつか、きっと、あの木を切り出したい」
と願っています。
いままで、県産材を使ってきたのは、儲けるためでも、名声を得るためでもない。
全ては、山の木を活かしたい。ただそれだけ。
そして、温暖化防止に役立てば、これほどのことはないでしょう。

長岡地域森林組合の理事長さんにも賛同してもらえました。
長岡の和島小学校の材料をそろえるのに苦労したとか・・
そういった努力が、いつか報われる日が来る・・
地元の山の木が町に出るチャンスとみていますが、どうなることか・・


そういった、全国での個々の活動が、ひとつのうねりになれば幸いです。
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