べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

節水便器入れ替え 平成23年から節水便器に住宅エコポイントがつきます

2010-12-28 16:52:01 | リフォーム奮闘記
節水便器に交換して水道代を節約!


既存の便器を節水式便器に交換する工事を行いました。
TOTOの便器は、この10月より標準で4.8リットルの節水タイプになっています。



入替前

昔のTOTOの便器です。
使用水量は12リットルなので、家族が多いと水道料金がバカになりません。


便器を取り外し、床を解体します。
昔の便器は、前の方から排水するタイプでした。


リモデル便器を使えば、配管の交換が不要で、大工工事が必要ないので、その分安く済みます。
が、私は、リモデル便器はお薦めしません。

リモデル便器の場合、配水管まで便器の中で楕円に押しつぶされた管の中を汚水が通るのですが、この部分で詰まる感じがするし、下の配管がどうなっているのか確かめたほうが良い場合があるからです。


便器入れ替えの時のこだわりの理由・・・

通常の便器は、後ろの方に配管するので、一度床を解体して、配管経路を変更する必要があります。


配管を確認。
手前に配管が出てきているので、奥の方へ移動する必要があります。
床を解体して、配管位置を変更します。


解体してみると、下の状態がどうなっているのかわかります。
意外と昔の和風便器から洋風便器にリフォームしている場合があり、その時に配管が曲げて接続していることもあります。
その状態でリモデル便器を取り付けると、何度も折り曲がった経路で排水が流されてしまい、詰まりの原因にもなります。
メーカーは実物実験によって12m先まで汚水が送られていることを確かめていますが、途中の配管が何度も曲げられていることは想定していません。
しかも、節水となれば、少量の水しか流せないので、想定外の配管だと詰まる可能性もあります。

疑わしい施工は極力控える・・

工事が簡単に済んでも、使い勝手が悪くては何にもならないのです。




配管位置を変更して、床をふさぎました。


クッションフロアーを貼って、便器を取り付けます


取り付け完了
便器を取り外して、ここまで、約1日で終了します。


今回は省エネルギー工事を伴わない為に、住宅エコポイントは発生しませんでした。


 平成23年1月より節水便器にも住宅エコポイントが発生します

住宅エコポイントの拡張が決定し、
来年の1月以降は省エネルギー工事に伴う節水型便器に20,000ポイントが発生します。

一番行い易いのは、トイレの窓を後付二重サッシにすることで、省エネルギー工事になり、節水便器にエコポイントが付くことになります。
節水便器は6.5リットル以下なので、4.8リットルのTOTO製品ならば、楽々クリアできます。

トイレの窓が小さければ、小窓に7,000ポイントが発生するので、合計27,000ポイントになり、窓の価格が27,000円以下ならば、同時に工事をしたほうがお徳でしょう。
今回のトイレの窓の大きさは幅75㎝×高さ70㎝で、取り付け費込みで26,000円です。消費税込みだと27,300円。300円オーバーといった所・・

  「300円出して、断熱窓を取り付けた」

ということになりますが・・高いか安いかはお客さんの判断に任せましょう。
(あくまで平成23年1月以降の話です)

住宅エコポイントについて


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駐車場の大きさ

2010-12-28 11:23:34 | 日々雑感
普通車の駐車スペースは3m×5mが標準です


事務所を設計する際に、どうしても駐車スペースが必要となってきますが、敷地によって制限が出てきます。
限りある敷地を有効利用して駐車スペースをとる場合は、市街地型と郊外型で異なり、また建物にも構造等に制約が出てくるので、建築コストと敷地の価格とのバランスを考えることになります。
舗装に関しては、車の台数が決まれば、形状がどうであれ、ほぼ同じ値段になるので、残りの建物と敷地の問題が大きなウェイトを占めます。


斜め駐車の場合

通路を3m取って斜めに駐車スペースを配置
間口が取れない場合は斜めにします。




間口が狭い敷地の場合

市街地などの狭い敷地を有効に利用する場合は
1階が駐車場、2階を事務所(50㎡、約15坪・30帖)という方法もあります。
敷地が30坪以下だと最大6台が入ります。


2階建ての場合、1階が大空間を実現するには
構造を強固にする必要があります。(図は合掌プラン)
基礎もその分強固にする必要があります。


リフォームの場合は補強が必要です(長岡市春日町O邸の事例)
1階を駐車スペースにするのに、補強梁を入れています。




敷地が広い場合

郊外型の比較的広い敷地の場合は、
建物の周りに駐車スペースが取れます。
敷地が50坪くらいだと、普通車6台と建物(50㎡、約15坪・30帖)
が配置できます。


平屋の場合、2階建てに比べて基礎も強固でなくて済みます。
また階段スペースが不要なので、その分有効に使えます。
建物のコストは抑えられるのですが、敷地とのトータル価格と、
雪国の場合は除雪をどうするかが、ネックになります。


雪国の場合、雪をどうするかが一番の問題です。
建物で覆う2階建てのプランの場合は、屋根があるので、除雪する面積はその分減ります。
街中だと道路に消雪パイプが走っているので、雪対策は比較的楽です。

郊外型の場合は、駐車場の除雪が最大の難点です。
井戸を掘って融雪するにしても、コストがかかります。掘削と配管の問題、維持費がかかってしまいます。
全面道路も消雪パイプではなく、除雪車によるところが多いので、毎朝道路際に寄せられた雪を取り除いてから駐車場に車を入れる必要があります。


見えない部分も考慮しておかないと、使い始めてから不便を感じるようになります。


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