断熱サッシに関連した工事が増えています。
特に気をつける点を掲載します


5月も中旬となり、ようやく暖かい日が続くようになりました。1週間前は突然の冬型で寒さが戻りましたが、今週は安定しているようです。
沖縄では入梅し、春からの長雨で土砂災害も出たそうです。
天気予報から目が離せない状態が続きます。
住宅エコポイントに関連した断熱サッシ工事が集中し、メーカーでは毎日のように後付樹脂サッシの取り付け工事で大忙しということです。
エコポイントに用意した補助金総予算1000億円を消化しきると、終了してしまうため、全国から注文が殺到しているらしく、二重サッシ導入の際は早めに工事と手続きをしたほうが良いようです。
窓断熱工事の場合、
1.ガラスの断熱を上げる
2.内付け樹脂サッシを取り付ける
3.サッシごと断熱サッシに入れ替える
という方法があります。
1.ガラス交換 |
ペアガラス仕様に交換する場合、対象地域はⅣ地域までなので、Ⅲ地域以上の断熱が必要な地域は当てはまりません。既存のアルミ枠から熱が逃げ易く、そこに結露を起こしてしまいます。
2.内付け樹脂サッシ |

内付けサッシの場合は工事期間が30分程度なので手軽です

施工終了
最も導入がしやすい工事です。既存のサッシの内側に樹脂製サッシを取り付けるだけなので工事も簡単に短時間で終了します。
既存の窓がゆがんでいる場合があるので、あまりにも来るっている場合は窓枠の修正工事も必要になります。(でないと、隙間が出来たり、明きが悪かったりします)
発注から施工まで1週間~10日くらいで終わりますが、最近は工事が集中しているため、材料が来ても、施工が間に合わなくなってきているようです。
ポイント申請も、添付書類が「本人の住所が分るもの」だけなので運転免許証や国民健康保険のコピーを用意しておけば、あとは工事終了写真1枚、領収書で済み、直ぐに手続きへ移行できます。ただし、申請してからポイントが降りるまで2ヶ月くらいかかるそうです。
3.新たな断熱サッシを取り付ける場合 |

窓をそっくり入れ替える場合

サッシの寸法をどうするかで、施工のやり易さを左右します。
また、外壁も絡むので、雨仕舞い(防水施工)を
しっかりしないと雨漏りの原因になります。

サッシ枠を外します

サッシ枠を取り払った状態
この状態で、新たなサッシの取り付け部分の加工が必要となります。
あらかじめ用意できれば施工も早いのですが、
現場を見ないと分らない部分もあります。

新しいサッシ枠を取り付ける下地や窓枠の工事を行います
下地加工を早めにしないと、
その日のうちに取り付けが終了しません。

新たな断熱サッシを取り付け

施工完了。
あとは外枠の防水工事を行うだけ・・
解体、加工、取り付けの一連の作業で丸1日はかかります。
この日のうちに、工事後写真を撮影し、メーカーに送って
メーカー証明書の発行の手続きを行いました。
(あとは、メーカーが速やかに証明書を出してくれれば良いのですが・・)
外壁も絡み、解体も必要なので、大掛かりな工事になります。
ポイントの申請前に、まずメーカーから証明書を出してもらわなければならず、「工事前」「工事後」の両方の写真を提出します。メーカーの証明が降りてくるまでに時間がかかります(2週間以上かかってます)。
エコポイント申請の工事が集中しており、メーカーも証明を出すまでに時間がかかっているようです。(何人で作業しているのか知りませんが・・)
その証明書と一緒に、内付け樹脂サッシと同様の「免許証等」の添付が必要となり、それから2ヶ月くらいは待たなければなりません。
窓を取替えて直ぐにメーカーに写真を送れば、全体工事が終了するまでに証明書が届くかも知れません。
集金、領収書の発行と同時にエコポイントの申請を行えば最短時間で済みます。
書類の用意がスムーズに行くかどうかが、エコポイント申請の手続きの鍵です。
住宅エコポイントへ・・