べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

にいがた木の住まい 見学

2006-08-30 20:34:23 | 長岡市土合町K邸(越後杉)


気温は下がり、真夏日から開放されたすがすがしい一日でした。

先週の土曜日、新潟の木の家のセミナーが我が社の現場見学、工場見学に訪れました。
山林ボラン広場が母体となり、設計士や建築士を相談役とした「にいがた・木の住まい」です。

山林ボラン広場は、水源としての上流の山林を荒らさないように、下流側からお手伝いしようという団体で、この団体との出会いが県産材に切り替えるきっかけとなりました。もう5年もの付き合いとなります。

なかなか新潟方面へは行けないのですが、こちらでも地元の森林組合と連携をとったり、地域産材を活用する伝統構法の継承をしたりと、遠く離れていても共通の目的を持って活動していました。志は同じです。

この度は、震災復興に県産材がどのように使われているか、実物を見ていただこうということで、現在建築中の旧栄町T邸、旧中之島町浅野美容室、高寺工場を半日がかりで見学してもらいました。

震災事例としては、乙吉町S邸や小千谷市M邸を見てもらいたかったのですが、お客さんが住んでいるので遠慮して頂きました。また山古志の復興もこれからなので時期早々というところです。

現場では「伝統木組み」をじっくりみてもらい、工場では大量の木材を見ながら、地域振興局の県産材利用の状況の説明を聞いてもらいました。

今回は、震災復興に伴って「越後杉」が有名となり、補助金が出るために県産材が出回り始めましたが、新潟市は着工戸数からいっても県内ではダントツの数なのですから、新潟市内でこそ県産材の需要拡大をねらってほしいところです。林政課の方々、よろしくお願いします。(おそらく見てるだろうから・・)

山林ボラン広場やにいがた・木の住まいにも今後の発展を期待します。
共に県産材の需要拡大を目指し、上流をきれいにしましょう。
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