何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

運命は「口ぐせ」で決まる

2012-01-09 10:01:35 | Book Reviews
『運命は「口ぐせ」で決まる』 佐藤富雄・著、三笠書房(知的生きかた文庫)、2003年2月10日

p.22-3 男性の場合、幸・不幸を決定するポイントは“能力”です。能力があるとないとでは、人生が大きく違ってきます。
 要は、自分が“俺は能力がある”と思い込むことが大事だということです。まわりは誰も認めなくても、本人だけがそう思っている。これがだいたい成功している人のパターン、ものごとをうまくやっていく人の発想なのです。

p.123 欧米の場合は、失敗しないために努力はするけれども、失敗は恐れてはいけないという教育(考え方)があるのです。ですから、子育ての中でも、失敗はきつい経験になるけれども、失敗を恐れない心や耐性をつくっていかなければならないということを教えるわけです。

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朝にキク言葉

2012-01-07 08:52:43 | Book Reviews
朝にキク言葉 ひすいこたろう・著、サンマーク出版、2011年8月1日


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たくさん失敗して気づいた幸福のヒント36

2012-01-05 20:14:39 | Book Reviews
「たくさん失敗して気づいた幸福のヒント36 和田裕美・著、PHP文庫、2011年9月20日

p.23 とにかくハッピーになりたいなら、まずは心を真っ白にする必要があります。「そんなこといっても・・・・・無理」とか思う既成概念を、えいって捨ててしまってください。

p.39-40 目の前の人が不安になったときに一緒に不安になってしまうのは、自分の軸足がぶれているからです。本気で勧めていたら相手の不安を解消できるはずなんです、というか相手の不安を取り除いてあげるべきだと思うのです。
 僕も経験があるんですが、自分自身がちょっと後ろ向きのときって、相手のその不安に自分も共鳴しちゃってその不安を大きくしちゃうんです。

p.40-1 “未来は誰にも見えません。確実なのは、怖いと思った人には恐怖の未来がやってきて、逆に、なんとかなるだろうって明るくとらえる人にはわくわくの未来がやってくるんです”

p.41-2 落ち込んでいるときとか自分も未来が不安なときとかって、知らない間に相手の不安まで増大させちゃう。だからいつも人と会うときは切り替えて、前を向いていないと。顔を上げて接するのが、人とかかわる仕事のマナーだと肝に銘じているんです。

p.63 幸せになりたいんやったら、誰かのせいにして生きたらあかんで。


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安売りするな!「価値」を売れ!

2012-01-04 12:17:26 | Book Reviews
あなたの商品・サービス・ブランド 安売りするな!「価値」を売れ!』 藤村正宏・著、実業之日本社、2011年12月13日

p.11 多くの人は、モノを売ることばかりに一所懸命になっている。でも、大事なのは「体験を売る」という視点です。
 たとえば、お菓子をつくっているメーカーは、ケーキやクッキーを売っているのではなく、お誕生日や結婚式などの記念日の価値を高めているのかもしれないし、お菓子を通して笑顔が溢れる社会をつくることに貢献しているのかもしれない。カメラ専門店は、ただ単にカメラや写真のプリントを売っているのではなく、思い出という宝物を残すためのお手伝いをしているのかもしれない。

p.32-33 たとえば、アンケートでは「お味はいかがでしたか?」という聞き方をしていたのですが、「『しあわせメッセージ』をお聞かせください」に換えたんです。美味しいお菓子には、人を幸せにする力があるという、この会社独自の考え方です。

p.33 商品やサービスへのスペックをいくらいっても、独自の価値は伝わらないのです。

p.38 人間は価値を知らないものは選ばない。興味ももたない。

p.45 どんなにいい商品もそのよさがわからなかったら、お客さまは欲しいと思いません。だから、しっかり価値を伝えることが大事なんです。
 あなたの商品がもし売れていなかったら、価値が伝わっているかどうか、検証してみましょう。あなたの店でお客さまが減っているのなら、価値が伝わっているかどうか、見直してみましょう。

p.90 繁盛する店、会社になるためには、いきなり買ってもらおうとするのではなく、お客さまと関係性をつくるという意図をもつことが大事になってくるのです。

p.100 リピートしてくれないのは、「忘れられている」から。だったら、「忘れられないようにする」ことが、リピーターを増やす秘訣ということです。ここでもカギは「ゆるやかな関係性」です。

p.112 売り込みよりも役立つ情報を発信するという目的です。

p.148 広告の出口とは何かというと、お客さまにどういう行動をとってもらいたいか、ということ。ガナーズの検索案内や地図は、お客さまに来てほしいという出口なのです。

p.151 あなただからお願いする。あなたの会社しかない。ブランドってそういうことです。

p.157 そのアドバイスが的を射ていた。「確かにそうだよね。そういうアドバイスをする仕事をすればいい」っていった。

p.181-2 ツイッター、ブログ、フェイスブックなどのソーシャルメディアは、販促や営業の仕組みの中にうまく組み込むと、「潜在顧客」との「関係づくり」にとっても有効なツールです。そして、ここが一番重要なところなのですが、「関係性」はすぐにはつくれません。時間がかかるんです。
中長期的な目で見て、お客さまとの関係性をつくっていく。カンタンにいえば、それが目的です。

p.207 特別な商品を売っているわけではありません。いつも売っている商品を編集して、意味づけをして売っただけです。その伝え方で、新しい価値が生まれることがあるということです。「編集力」が、これから価値をつくり出すためのキーワードになります。

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「想定外」を想定せよ!

2012-01-03 18:25:57 | Book Reviews
「想定外」を想定せよ! 失敗学からの提言 畑村洋太郎・著、NHK出版、2011年8月25日

p.2 しかし私にはこの「想定外」という言葉が、「想定の範囲を超える自然災害だったのだから、仕方ない」という責任逃れのための免罪符として使われているように感じられてなりません。

p.19 「想定」は物を作る人が勝手に決めたもので、その範囲を超えた領域である「想定外」は起こりえないのではなく、確率は低いかもしれないけれど起こる可能性のあるものだ、ということです。
 逆にいうと、安全性を突き詰めてどこまで緻密に「想定」したところで、必ず「想定外」の部分が残るのです。ですから、「想定」内のことを考えるだけでは不十分で、「想定外」に対する意識をもつことこそが事故や失敗を防ぎ、安全性を高めるためのカギになるわけです。

p.20-1 どんなに発生頻度が低く、「想定外」のころであっても、起こる確率が論理的に0パーセントでない限り、起こるときには起こるのです。それはだれも防ぐことはできません。重要なのはむしろ、「想定外」のことが起こったときに、的確な判断や対応を行い、いかに被害を最小限に食い止めるかです。
 そのためには当然、何か事が起こる前に、「想定外」の事態が起こりうるという「想像」をしなくてはなりませんし、「想定外」のことが起きたときには、どのように対応するかをあらかじめ考えておかなくてはなりません。それは、今日の多くの企業にとって、リスクマネジメントの観点からも必須の認識になりつつあるといえます。

p.49-50 安全性を実現しながら機械やシステムを作るには、二つの考え方があります。一つめは、事故が起きたとき、たとえ安全を守るためのシステムがうまく作動しなかったとしても大きな危険を及ぼさないようにする考え方です。これを「本質安全」といいます。
 二つめは、安全を守るためのシステムを取り入れて、危険を防ごうという考え方です。これを「制御安全」といいます。
 二つの考えのうち、優先されるべきは「本質安全」です。技術が発達した現在の日本では、ともすると「制御安全」を重視してしまいがちですが、本来「制御安全」とは、「本質安全」にさらなる安全と使いやすさを加えるための補助的な考え方に過ぎません。

p.63 世の中で起こる機械やシステムの事故を見たときに、「本質安全」の考え方ふぁ採られていれば最悪の事態は防げたのではないか、と思われる例が多々あります。機械・システムの安全性の実現については、コスト削減や効率性の観点から「制御安全」に頼りがちですが、常に本質に立ち返り、安全性を最優先した設計を守らなくてはならないのです。

p.81-2 そもそも人間は、都合のいいことだけを見て、都合の悪いことは見ない生き物だということ。だから、「ヒヤリ」、「ハット」する事態が起きても、重大な失敗につながることなどはまったく考えつかず、「自分には起こらない」と勝手に思ってしまうのです。そんな人間の本能こそが、失敗が「忘れられてしまう」ことの根底にあります。

p.82 楽天的というよりも、自分の都合と利害でまずいことを見たくないというのは、だれにでもある心理だと思います。
 きの後ろに隠れている鬼を見つける方法はないのでしょうか。視点を変えれば見えるはずです。一つのやり方として有効なのが、あえて「悪意の人」になることです。 #RM

p.107 「津波のときには、家族のことも構わずに、自分一人で逃げる」と言葉で伝えられただけでは、子どもたちは、「家族のことが心配だから、そんなことはできない」と思うでしょう。そこで、片田さんは、「自分一人で逃げられるのは『ほかの家族もきっと逃げる』という信頼があるからだ」と教えて納得させました。それだけではありません。教えたことを家に帰ってから家族に話すようにと伝えたのです。突然、子どもから「お母さん、僕、津波が来ても一人で逃げるよ。お母さんのことを信頼しているから」などと伝えられた家族は驚いたでしょう。その驚きが、子どもも保護者も防災教育に関心をもち、各家庭で津波に関する話をするきっかけになったのです。

p.119 さらに、「もっと大きな津波がくるかもしれない。だからマップを信じちゃいけないよ」と伝え、「想定外を想定する」ことの大切さを伝えていたのです。

p.124 中には「真のベテラン」といえる人たちもいます。年数とは必ずしも関係しません。目の前の仕事をこなしてだらだらと三〇年経験したところで、真のベテランとはいえないのです。私は、だれでも三年あれば十分に真のベテランになれると思っています。そのために必要なのが、「全体像を把握できる」ことなのです。

p.129-130 マニュアルはひとつの決まった仕事をだれでも確実に行うために不可欠なものです。しかしおそろしい落とし穴があるのです。それはマニュアルがあると、それに従っている人は考えなくなってしまうということが起こることです。マニュアルに従っていると、自分の頭で考える過程が省かれてしまいますから、表面的な部分しか理解されず、いつしかマニュアルのもつ真の意味が忘れ去られてしまいます。それが、「偽のベテラン」を生み出すことにもつながり、同じ失敗を何度も繰り返すことになるのです。
 マニュアルにのっとった「どうやればいいか」だけでなく、自分の頭で「どうしてか」をも理解し、全体像を把握できるようになる。そうすれば、想定外の事態が起きたときにも、全体をみながら、そうづればよいか、何が必要かを的確に理解し実現することができます。これこそが「真のベテラン」です。

p.132 「仮想演習」とは、前提になっている条件が変わった場合に何が起こるか、先に考えておくことです。何かの目標を達成するために計画を立て、スタートからゴールまでのルートを描くとき、私たちは知らず知らずのうちに、そのルートを通れるための条件を想定しています。その条件が満たされていれば問題ありませんが、現実にはトラブルが起きて条件が満たされず、目標を達成できないことが少なくありません。そこで、まず、そもそもこのルートを通るための条件は何なのかを洗い出してみます(これを、「制約条件」といいます)。そして、もしも条件が満たされなくなった場合に、どんなルートを通れば目標を達成できるのか、予測のルートを考えておくのです。さらに、もしも外部からの邪魔や攻撃を受けた場合に、ルートのどこが壊れて通れなくなってしまうのかを考えておきます。また、さまざまな条件ではどんなルートを通ってどこからどこに進めるかをシュミレーションしておきます。 #処方鑑査

p.136 「逆演算」ならそんな事態を防ぐことができます。先ほどの例のように、実際に起こった事故や失敗だけではなく、未来の事故や失敗にも逆演算を応用してみるのです。計画したことの先にありうると思われる事故や失敗を想定し、そこから逆演算していくことで、事故や失敗につながる種を見つけて、未然に防ぐことができるというわけです。
 私に逆演算の大切さを教えてくれたのは、日本の自動車産業でした。その強さの秘密を調べていたときに、どこに社でも、「デザイン・レビュー(DR)」と呼ばれている試みがあることを知りました。新製品の開発を行う場合、製造計画が立てられて、あとは実行するだけとなった段階で、その製品の開発に携わらなかった者や、別の部署の者たちの外部の目にその計画を見せて意見を出させ、検討するのです。 #服薬管理

p.145 そこで提案したいのが、「みんなが安心できるような立派な堤防は作らない」ということです。立派な堤防は、見ただけで人々が安心し、「津波が来ても逃げなくてもいい」と思わせてしまう。しかし、台風や高潮に伴う波ならば防げるけれど、津波には通用しない程度の堤防ならば、「津波がきたら逃げなければ」という気持ちになるはずです。

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利他

2012-01-02 23:59:39 | Book Reviews
利他 人は人のために生きる 瀬戸内寂聴・稲盛和夫、小学館、2011年12月3日

p.29 私は、法話ではいつも一つのことしか言っていないんですよ。それは、「思いやりの大切さ」ということです。思いやりというのは結局、「想像力」なんです。想像力で相手を思いやり、想像力で相手のつらさを理解して、想像力で相手を助けようとする。つまり、「想像力イコール思いやりイコール愛」だと思うんですね。

p.36 今はほんとうに苦しいかもしれない。つらいかもしれない。それを気力で乗り越えてというのは、酷なことかもしれませんけれども、やっぱる、なにか自然が、神様が、生かしておきたいという目的があってあなたを生き残らせてくれたのだろうから、もうそんなに自分を責めないでほしいのです。

p.81-2 こころの手入れをしなかったら、この貪欲で利己的な心のほうが自分の心をすべて覆い尽くしてしまう。そうなると、さっき言ったように、損得でもってすべてを判断するようになるわけです。だから、そのような悪しき心を抑えて、思いやりに満ちた真我や良心というようなものが心の中の大半を占めるようにしなければならないんですね。利己の心を少しでも抑えて、利他の心がいつも活き活きと活躍するように心の手入れをしましょう、と提案したいのです。

p.85-6 精神的に大変苦しいかもしれない。経済的にもつらいかもしれない。それは非常に深刻な問題でしょうが、それもまた、あなたに与えられた運命です。sなたがそういうふうな運命にあることを真正面から受け止めて、そんな逆境の中でも、「利他」の精神によって、他人のために生きる幸せを見いだすというふうに心を変えられれば、希望が持てるようになるんじゃないかと思うんですね。自分のためではなく、他人のために、もう一回やり直して頑張っていこうと、どんなにつらくとも、分貧乏しても頑張っていこうと気持ちを入れ替えれば、様々なことが好転して、必ず将来は開けてくると思うのです。

p.88 逆に、普段から悪いことばかりやっているような人が、どんどんお金持ちになっていく。そんなさまを我々はみるわけです。ところが、世の中よくしたもので、たとえそういう悪い人が成功しても、その成功が人生の最後まで長続きしたためしがないんです。

p.92 直接、自分のことでいい目をみたいと思って祈っているんじゃなしに、社会のために、人類のために、隣人のために祈っている。そういう人には、必ず幸運がめぐって来るんだという気がしますね。

p.164 つぶれても、JALは変わらず、飛行機を飛ばし続けていたんですね。それは、政府が国民の税金を使って飛ばしていたようなものなんですが、毎日これまで通り運航しているものだから、社員にも自分たちの会sががつぶれたという実感がないんですよ。

p.165 彼らの話を聞いていて思ったのですが、結局、再建のためのテクニックとか手法だけを言うんです。でも私は、JALがつぶれたのは、経営のトップから末端の社員までが、つぶれるだけの甘い考え方をしていたからだと思っていたので、まずはやっぱりそこを変えてもらわなきゃいけないと思いました。そうしないと、売り上げを増やしたりコストを抑えたりする手法だけ教えて、若干業績がよくなったろとしても、またすぐ元の木阿弥になると思ったわけです。

p.167 あらゆる差別は「利己」的な動機、つまり自分のほうが上だという意識から生まれてくる。

p.172 マニュアルどおりにやっていても、そこに心がこもっていなければ意味がありませんよ

p.186 逆に、何をうやっても駄目な時は、もしかしたら、このあとはいいことがあるはずだ、と思っていればいいんです。どん底まで落ちたら、そこは底なんだから、あとははい上がるしかないですからね。


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