何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

やめないよ

2012-01-27 22:17:55 | Book Reviews
「やめないよ」 三浦知良・著、新潮新書405、2011年1月20日

p.4 タイミングを計って引退するなんてことは、もはや僕の選択肢にはない。そんなことも考えずに、ただ今日も一生懸命やる、明日も一生懸命やる、それだけなのだ。

p.6 本当に身体がボロボロになるというこおてゃ、どういうことなのだろう、と。身体がボロボロになったら、サッカーをやめるどころか、人生をやめなきゃならなくなるんじゃないか。

p.115 そういった遊びもリフレッシュの一環だとすれば、24時間すべてがサッカーのためだ。

p.117 究極を求めつつ、こだわりすぎるのも良くない。常にその時点のベストを目指す姿勢でいたいね。

p.122 むしろしっかり休んでリフレッシュできたのが良かったと言われたはず。

p.125 高い意識を持って毎日何をすればいいかと言うと、ひたすら同じことを繰り返すだけだ。
 怠けようと思えばいつでも怠けられる。でも意識を高く持っていればまだまだ走れるし、やれると僕自身も思っているんだ。

p.126 苦戦の理由を連戦の疲労だと言うのは簡単で、実際に疲れているだろう。ただ、一番の問題は頭の中にあるんじゃないか。

p.203 自主性に任せると、さぼりがちの人間は一層さぼるでしょう。そういう選手はそのままつぶれていくのに任せ、プロの世界から退出してもらうしかない。

p.207 もしつぶれたら? それはそこまでの選手、とブラジル育ちの僕は考える。真の一流はつぶれない。強いハートや自分を信じることで乗り越える。この世界、技術はそれほど差がなかったりもするんだ。一流や名門との差は、そっちの差かもしれないね。

p.233 それでも、いいことが起きたときの喜びは、苦しいときの悲しみに勝るもの。総じて人生は成功も失敗も五分なんだ。そこで、あきらめる人とあきらめない人との差が出る。僕はあきらめないよ。またゴールを取って勝ちたいね。

p.245 失敗して、人生のレールを踏み外すこともある。その時も、フラフラでもいいから止まるな――。「一気に100メートル進まなくていい。カズ、1センチでいいから前へ進むんだ。考えるだけではダメだ」。今も胸に残る。

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