「置かれた場所で咲きなさい」 渡辺和子・著、幻冬舎、2012年4月25日
p.20 その一つは、委ねるに際しては、相手を信頼しなければいけないということでした。二つ目は、委ねるということは、決して“丸投げ”することではなく、要所要所で「チェックをして、委ねっ放しでないことを相手にもわからせるということ。そして最後に、一番大切なことは、委ねた結果がよかった時は、その人の功績とするけれども、結果が悪かった時は自分が悪者となることを恐れないということです。
p.26 今あなたが抱えているたくさんの悩み。変えられない現実はどうしようもない。無理に変えようとすれば、心は疲れ果ててしまう。ならば、その悩みに対する心の持ちようを変えてみること。そうすることでたとえ悩みは消えなくとも、きっと生きる勇気が芽生えるはずですから。
p.28 「暗いと不平をいうよりも、進んであかりをつけましょう」は、大切な忘れ物を教えてくれています。
p.32-3 「ぞうきん」
こまった時に思い出され
用がすめば すぐ忘れられる
ぞうきん
台所のすみに小さくなり
むくいを知らず
朝も夜もよろこんで仕える
ぞうきんになりたい
p.40 自分が期待したほほえみがもらえなかった時、不愉快になってはいけない。むしろ、あなたの方から相手にほほえみかけなさい。ほほえむことのできない相手こそ、あなたからのそれを、本当に必要としている人なのだから、というものでした。
p.62 不機嫌は立派な環境破壊だということを、忘れないでいましょう。
p.68 「最近、こんなCMがありました・いのちは大切だ。いのちを大切に。そんなこと、何千何万回いわれるより、“あなたが大切だ”誰かにそういってもらえるだけで、生きてゆける」
p.101 不要な枝葉を切り落とし、身軽になること、意地や執着を捨ててすなおになること、他人の言葉に耳を傾けて謙虚になることなどが「成熟」の大切な特徴でしょう。世の中が決して自分の思い通りにならないこと、人間一人ひとりは異なっていて、お互い同士を受け入れ許し合うことの必要性も、歳を重ねる間に学びます。
p.110 結局、自分の悩みは、自分自身が向き合っていくしかないように私は思うのです。そして言い尽くせなかった悩みは、自分一人でお墓まで持っていく。それもまた人生ではないでしょうか。
p.137 100%信頼した出会いはかえって壊れやすいと思います。「あなたは私を信頼してくれているけれども、私は神さまじゃないから間違う余地があることを忘れないでね」ということと、「私もあなたをほかの人よりもずっと信頼するけれど、あなたは神さまじゃないと私は知っているから、間違ってもいいのよ」ということ・・・・・。
p.154 大きな死のリハーサルとして、“小さな死”を、生きている間にしておくことができます。“小さな死”とは、自分のわがままを抑えて、他人の喜びとなる生き方をすること、面倒なことを面倒くさがらず笑顔で行うこと、仕返しや口答えを我慢することなど、自己中心的な自分との絶え間ない戦いにおいて実現できるものなのです。
p.20 その一つは、委ねるに際しては、相手を信頼しなければいけないということでした。二つ目は、委ねるということは、決して“丸投げ”することではなく、要所要所で「チェックをして、委ねっ放しでないことを相手にもわからせるということ。そして最後に、一番大切なことは、委ねた結果がよかった時は、その人の功績とするけれども、結果が悪かった時は自分が悪者となることを恐れないということです。
p.26 今あなたが抱えているたくさんの悩み。変えられない現実はどうしようもない。無理に変えようとすれば、心は疲れ果ててしまう。ならば、その悩みに対する心の持ちようを変えてみること。そうすることでたとえ悩みは消えなくとも、きっと生きる勇気が芽生えるはずですから。
p.28 「暗いと不平をいうよりも、進んであかりをつけましょう」は、大切な忘れ物を教えてくれています。
p.32-3 「ぞうきん」
こまった時に思い出され
用がすめば すぐ忘れられる
ぞうきん
台所のすみに小さくなり
むくいを知らず
朝も夜もよろこんで仕える
ぞうきんになりたい
p.40 自分が期待したほほえみがもらえなかった時、不愉快になってはいけない。むしろ、あなたの方から相手にほほえみかけなさい。ほほえむことのできない相手こそ、あなたからのそれを、本当に必要としている人なのだから、というものでした。
p.62 不機嫌は立派な環境破壊だということを、忘れないでいましょう。
p.68 「最近、こんなCMがありました・いのちは大切だ。いのちを大切に。そんなこと、何千何万回いわれるより、“あなたが大切だ”誰かにそういってもらえるだけで、生きてゆける」
p.101 不要な枝葉を切り落とし、身軽になること、意地や執着を捨ててすなおになること、他人の言葉に耳を傾けて謙虚になることなどが「成熟」の大切な特徴でしょう。世の中が決して自分の思い通りにならないこと、人間一人ひとりは異なっていて、お互い同士を受け入れ許し合うことの必要性も、歳を重ねる間に学びます。
p.110 結局、自分の悩みは、自分自身が向き合っていくしかないように私は思うのです。そして言い尽くせなかった悩みは、自分一人でお墓まで持っていく。それもまた人生ではないでしょうか。
p.137 100%信頼した出会いはかえって壊れやすいと思います。「あなたは私を信頼してくれているけれども、私は神さまじゃないから間違う余地があることを忘れないでね」ということと、「私もあなたをほかの人よりもずっと信頼するけれど、あなたは神さまじゃないと私は知っているから、間違ってもいいのよ」ということ・・・・・。
p.154 大きな死のリハーサルとして、“小さな死”を、生きている間にしておくことができます。“小さな死”とは、自分のわがままを抑えて、他人の喜びとなる生き方をすること、面倒なことを面倒くさがらず笑顔で行うこと、仕返しや口答えを我慢することなど、自己中心的な自分との絶え間ない戦いにおいて実現できるものなのです。