何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

事故を風化させないことはいいことだ

2005-07-21 00:01:05 | JR西に学べ
毎月25日を「安全の日」に 脱線事故受けJR西日本 (朝日新聞) - goo ニュース

 厚生省が薬害根絶の碑に対してトコトン抵抗を示したのは腹の中では反省などしていないという意志表示であったが、具体的に何をどのようにするのかまではわからないものの、毎月1回、過去の教訓に学ぶ意味でも、安全の日と称して反省をし、基本を忘れないようにすることは、これまでJR西に対しては非難されてもしかたない様子ばかり目立っていたが、久々にヒットではないかと思う。たとえ、外部の誰かに言われたものとしても、受け入れたのであれば、いいことだと思う。

 本社玄関前に、脱線した車両の、折れ曲がって潰れた運転席付近を供えれば、もっと素晴らしいと思う。目を背けたくなるものほど、実は最良の薬となるに違いないと思うからだ。しかも、本社という、一番の元凶たる役員が目にするところに設置することが、効果的なことだと思うからだ。

 脱線現場にもそれなりの展示物を収納してもいいのだろうが、現場は現場、福知山線だけの問題じゃないんだから、全社的に教訓として受けとめるためにも、是非、本社に事故車両を展示して欲しいと思う 

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2 Comments

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事故車両を展示 (ナナメ)
2005-07-25 14:54:39
確かに事故車両を展示はJR西日本にとってはよい事かもしれない。教訓として―

ただ、事故により尊い命を失ってしまった当事者からすると

忌まわしい惨事を思い出して、いたたまれなくなると言う事もあるんです。



今年は戦後60年という節目。

『戦争をもう一度立ち返り…』

これは戦争を知らない人間にとっては重要な事かもしれません。

ですが戦争を体験している人からすると、

親しい友人の死を思い出してしまい涙が止まらなくそうです。



『展示する事』は直接事故の抑止に繋がりません。

むしろそれによって予期せぬ事故が増える事も考えてみませんか…



『事故が風化するのは良くないけれど、事故が風化しない事も逆に良くない』



事故車両があるがゆえにJR西日本にプレッシャーを与え続ける…

事故車両があるがゆえにJR西日本に満足感を与えて、いいかげんな体質を変えない…

事故車両があるがゆえに被害にあった人間は悲しみ続けなければならない…



事故車両があるがゆえに、ピリオドを打てません。

事故車両を展示する事が必ずしも良い事ではないでしょう。



JR西日本の社員と言うだけであらぬ濡れ衣と言う事がいまだに無くなりません。

少し速度が上がるたびに『事故るなよ(笑)』等と心無い人は平気で言います。



変えるべきは人間であり、事故車両と言う『モノ』に頼るのはいかがなものか…

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そうでしたか・・・ (お疲れ)
2005-07-25 18:08:18
 ナナメさん、コメントありがとうございます。



 薬害エイズでは、厚生省は腹の中では非を認めず、薬害根絶の碑の建立を拒み続けていました。JR西も公共性があるがゆえに、潰れることのないという甘さが出る懸念がありました。

 信楽の事故の教訓や反省が生かされていないとも聞きます。繰り返しはゴメンです。



 現実問題として、事故車両を・・・というのは誇張しすぎてまして、あまり適切ではないですね。圧縮された1両目が正面玄関などにあったら、被害者のかたの心中、察してあまりあるかと思います。いささか無神経でした。すみません。



 被害者のかたが通常目にすることのない場所、基本的に職員だけが訪れるような場所に、たとえばハンドルとかプレートを置いて、事故再発防止を図るというのはどうでしょう。



 職員にとってはプレッシャーです。しかし、被害の大きさを考え、乗り越えなければいけないものに対し、直接関係ないとはいえ、目を背けていては風化しやすいものと思うのですが(それでも長い年月のにおいて記憶も薄れるでしょうが)、いかがでしょうか。



 モノを置いてあるがゆえに満足感を得る・・・、置いてさえいればいいんだとか?、そこまでJR西って開き直ってしまうのか、よくわかりません。加害者側も被害者側とは違った意味で、いつまでも事故に引きずられることなく、立ち直りたいと思っていることと思います。



 モノに頼っているつもりはありませんでした。現時点では、事故はまだホットな状況でしょう。モノは教訓の証しに過ぎず、今回の大事故の反省に学んで欲しいと思っています。

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