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┃ ★ ジェネリック de リ・スタート!
┃ -治療レベルを下げずに、支払いはリーズナブルに-
┠────────────────────────────
┃ 2009.11.29 Sun. 通巻37号
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
みたキタ企画、薬剤師のsukeです。
このメールマガジンでは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が
適切に使用されることを目的としています。
──────────────────────────────
☆ 厚生労働省が行った「後発医薬品の安心使用にかかる意識調査」
報告書が公表されました!
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryou/kouhatu-iyaku/dl/23.pdf
報告書は、全120ページから成ります。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングが20才以上の成人5000名を
対象に、平成21年3月末にインターネットを使って行ったアンケートの
集計です。
------------------------------------------------------------
主な結果をかいつまんでご紹介します。
○ジェネリックの認知度では、
・「知っている」66.2%
・「名前は聞いたことがある」28.6%
○薬局窓口でジェネリックを勧められたかについて、
・「勧められたことはない」85.3%
・「勧められたことがある」11%
○ジェネリックの使用の有無では、
・「使用したことがある」19.3%
・「使用したことがない」68.5%
○ジェネリックの効き目については、
・「満足している」42.1%
・「どちらかというと満足している」28.8%
○ジェネリックの使用開始後、先発品に戻した経験は、
・「経験がある」13.5%
・「経験がない」81.5%
○ジェネリックの使用をやめた理由としては(複数回答)、
・「薬代が思ったより安くならなかったから」22.2%
・「効き目がなかったから」20.7%
○ジェネリックに対するイメージとして、「一般に広く使用されている」に対し、
・「そう思わない」45.5%
・「あまりそう思わない」20.7%
○ジェネリックの使用意向では、
・「積極的に使ってみたい」21.6%、
・「できれば使ってみたい」55.7%
「どのような条件があってもジェネリック医薬品を使用したくない」に対し、
・「そう思う」2.3%
・「ややそう思う」5%
○ジェネリック医薬品を選ぶ際にメーカーに関して重視することとして(複数回答)、
・「医師が勧める医薬品メーカー」62.2%
・「薬剤師が勧める医薬品メーカー」47.4%
・「自分が名前を知っている医薬品メーカー」37.7%
・「先発品も販売している医薬品メーカー」30.1%
○ジェネリック医薬品について必要な情報としては(複数回答)、
・「先発医薬品(新薬)と比べた薬の成分や品質、安全性の情報」69.1%
・「先発医薬品(新薬)と比べた価格差」64.3%
・「ジェネリック医薬品を使用もしくは処方している医療機関名」52.3%
──────────────────────────────
☆ これらをまとめてみるとどうなる?
------------------------------------------------------------
ジェネリックを「使ってみたい」という希望は8割近くあるものの、
実際に使用しているのは2割と低く、先発品と比べた品質や安全性の情報に
ついて7割が希望しているということからすると、
そのような情報を提供することでジェネリックの不安を取り除き、
ジェネリックを使ってみたいというニーズに応えていく必要がありそうだ、
といった構図が浮かび上がってきます。
みなさんも、安くなることはいいのだけど、いまひとつ気になっていることが
ある、不安に思う点がある、そんな感じではないでしょうか。
------------------------------------------------------------
☆ では、どうしたらよいのでしょうか。
------------------------------------------------------------
誰が不安を取り除く必要があるのか、必要な情報を説明するかって、
医療従事者側からにほかなりません。
説明して、国民の納得が得られれば、使用が促進されることでしょう。
国民が理解し、納得しないことには始りません。強制はおろか、無理矢理、
“説得”するようでは、渋々と従ったにすぎない、嫌々ながら使うハメになった、
といったことになりかねませんので、強引な進め方は控えられなければ
いけません。
------------------------------------------------------------
☆ もし自分なら、どのようなことを、どのように説明されると納得しますか?
------------------------------------------------------------
これまで、薬局からジェネリックについて勧められた経験のあるかたも、
単に「これまでのお薬(先発品)と主成分もその含有量が全く同じであり、
同等の効果が期待できますよ」などと言われていたことはないでしょうか。
支払いの価格差の大小と合わせて、それでおおむね納得できることも
あるでしょうし、いまひとつ動機としては弱いと感じられるかたもおられる
ことでしょう。
品質や安全性に係わる説明を受けたい・・・、かといって同等性や違いを
説明される際に、専門的なことを並べられて話をされても、わかったようで
いて、実は難しくて頭に入らないかもしれません。
かえって、それまで以上に不安が強まってしまうこともあるでしょう。
------------------------------------------------------------
☆ もし、こう言われたら・・・、このような説明を受けたら・・・
------------------------------------------------------------
もし自分が、このように説明を受けたら、気持ちがグッと動いただろう、
このような説明のされかたをしたら、不安な状態から抜け出せて、迷いも
なくなっただろう、そのような意見はないでしょうか。
まるで“殺し文句”のように、ある一言、ワンフレーズ、ワンセンテンス、
その言葉を聞かされれば判断ができる、そんな簡単なものではないかも
しれません。
複数の観点から説明を受ければ、それらが合わさって納得に至る・・・、
そういうこともあるかもしれません。
たった一回の説明でなくても、時間をかけて説明を受けることが必要なの
かもしれません。
みなさんはどう思われますか。
──────────────────────────────
ジェネリックにまつわるエピソードや、気になっている事例があれば、
お気軽にお知らせください。
取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。
お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)
お待ちしています!
それではまた次回! (^^)/
============================================================
【みたキタ企画よりお知らせ】
みたキタ企画では、ジェネリックについてご相談をお受けしています。
●個人的な疑問がある、相談したいという要望(一般のかた)
●ある集まりで、話をして欲しいという要望(一般のかた)
●どうやってジェネリックを進めていくとよいか悩んでいる(薬剤師)
ご要望があれば相談に応じますので、ご遠慮なくお知らせください。
現状から一歩前進できるよう、そのお手伝いができればと思います。
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☆☆☆ メールマガジン 【ジェネリック de リ・スタート!】
■発行 : みたキタ企画
■発行人: suke
■ご感想やご質問等の宛先 --> tamsuke@gmail.com
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■発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
■購読希望(メールアドレス登録・変更)・配信停止はこちら
http://www.mag2.com/m/0000286496.html
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○ジェネリックの認知度では、
・「知っている」66.2%
・「名前は聞いたことがある」28.6%
○薬局窓口でジェネリックを勧められたかについて、
・「勧められたことはない」85.3%
・「勧められたことがある」11%
○ジェネリックの使用の有無では、
・「使用したことがある」19.3%
・「使用したことがない」68.5%
○ジェネリックの効き目については、
・「満足している」42.1%
・「どちらかというと満足している」28.8%
○ジェネリックの使用開始後、先発品に戻した経験は、
・「経験がある」13.5%
・「経験がない」81.5%
○ジェネリックの使用をやめた理由としては(複数回答)、
・「薬代が思ったより安くならなかったから」22.2%
・「効き目がなかったから」20.7%
○ジェネリックに対するイメージとして、「一般に広く使用されている」に対し、
・「そう思わない」45.5%
・「あまりそう思わない」20.7%
○ジェネリックの使用意向では、
・「積極的に使ってみたい」21.6%、
・「できれば使ってみたい」55.7%
「どのような条件があってもジェネリック医薬品を使用したくない」に対し、
・「そう思う」2.3%
・「ややそう思う」5%
○ジェネリック医薬品を選ぶ際にメーカーに関して重視することとして(複数回答)、
・「医師が勧める医薬品メーカー」62.2%
・「薬剤師が勧める医薬品メーカー」47.4%
・「自分が名前を知っている医薬品メーカー」37.7%
・「先発品も販売している医薬品メーカー」30.1%
○ジェネリック医薬品について必要な情報としては(複数回答)、
・「先発医薬品(新薬)と比べた薬の成分や品質、安全性の情報」69.1%
・「先発医薬品(新薬)と比べた価格差」64.3%
・「ジェネリック医薬品を使用もしくは処方している医療機関名」52.3%
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☆ これらをまとめてみるとどうなる?
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ジェネリックを「使ってみたい」という希望は8割近くあるものの、
実際に使用しているのは2割と低く、先発品と比べた品質や安全性の情報に
ついて7割が希望しているということからすると、
そのような情報を提供することでジェネリックの不安を取り除き、
ジェネリックを使ってみたいというニーズに応えていく必要がありそうだ、
といった構図が浮かび上がってきます。
みなさんも、安くなることはいいのだけど、いまひとつ気になっていることが
ある、不安に思う点がある、そんな感じではないでしょうか。
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☆ では、どうしたらよいのでしょうか。
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誰が不安を取り除く必要があるのか、必要な情報を説明するかって、
医療従事者側からにほかなりません。
説明して、国民の納得が得られれば、使用が促進されることでしょう。
国民が理解し、納得しないことには始りません。強制はおろか、無理矢理、
“説得”するようでは、渋々と従ったにすぎない、嫌々ながら使うハメになった、
といったことになりかねませんので、強引な進め方は控えられなければ
いけません。
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単に「これまでのお薬(先発品)と主成分もその含有量が全く同じであり、
同等の効果が期待できますよ」などと言われていたことはないでしょうか。
支払いの価格差の大小と合わせて、それでおおむね納得できることも
あるでしょうし、いまひとつ動機としては弱いと感じられるかたもおられる
ことでしょう。
品質や安全性に係わる説明を受けたい・・・、かといって同等性や違いを
説明される際に、専門的なことを並べられて話をされても、わかったようで
いて、実は難しくて頭に入らないかもしれません。
かえって、それまで以上に不安が強まってしまうこともあるでしょう。
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☆ もし、こう言われたら・・・、このような説明を受けたら・・・
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もし自分が、このように説明を受けたら、気持ちがグッと動いただろう、
このような説明のされかたをしたら、不安な状態から抜け出せて、迷いも
なくなっただろう、そのような意見はないでしょうか。
まるで“殺し文句”のように、ある一言、ワンフレーズ、ワンセンテンス、
その言葉を聞かされれば判断ができる、そんな簡単なものではないかも
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