何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

イチロー式集中力

2011-01-13 23:27:06 | Book Reviews
「イチロー式集中力」 児玉光雄・著、インデックスコミュニケーションズ、2007年11月30日

p.22 タオル、歯ブラシ、ヒゲ剃り等は置き場所まで決めているくらいです。
 すべての物事が整理整頓されていれば、どんなプレッシャーの中にあっても余分なことを考える必要がないため、肝心の自分の仕事だけに集中できるからです。

p.30 ほとんどの人が嫌なことを後回しにしてしまいます。そのため、そのことが気にかかって目の前の仕事に集中できないのです。

p.43-4 「僕だってみんなと同じように、イライラしたり腹も立ちます。だけど、ほかの人にそれを知られたり、闘争心をむき出しにしたくないんです」

p.53 大切なのは、ピンチの「受けとめ方」であって、決して「逃げ方」ではないのです。

p.54-5 「すばらしい評価でも、最悪の評価でも、評価は周囲がするものであって、自分自身が出した結果でも、示した方針でもない。自分の姿だけは絶対に見失ってはいけないと思っているんです」

p.55 ピンチに陥り外部の評価にいつも意識がいってしまうと、結局軸を見失い、何をしていいかわからなくなり、集中できず、成果も上がらなくなるものです。
 集中力をつけたいならば、まず、「自分はこうだ」と思うものを決め、その信念を貫き通す勇気を持つようにしてください。

p.58-9 「僕の中のスランプの定義というのは、感覚をつかんでいないことです。結果が出ていないことを僕はスランプとは言わないですから」。
 人は結果だけで判断してしまうと、自分を見失ってしまいます。

p.62-4 「今でもブレない自分というものが完全にでき上がっているわけではないですよ。ただ、その時々に感じたものを削除するという行為を繰り返してきただけなんです」
 自分に「プラスしていく」のではなく、自分が持っているものから「マイナスしていく」。
 これは「学ばない」という意味ではなく「脱習」、つまり「知識のぜい肉を取り除く」という意味です。これは「無駄な仕事をしない」ということにも通じます。

p.72 「やっている間にそのプレッシャーから解き放たれるのは不可能ですね。プレッシャーがかかった中で、どうやってそこから抜け出すのかとよく聞かれますけど、その方法というのはないですよね。その苦しみを背負ってプレーするしかない」

p.100 例えばロッククライマーにおけるアマチュアとプロの違いは、テクニックではなく気迫なのだといいます。

p.127-8 その商品に普通以上の何か特別なプラスαのものを感じなければ、それなりのお金しか払いたくないものです。支払う側に「この人の代わりは他にいくらでもいる」と思わせたら負けです。
 このときのプラスαの定義は人によってさまざまですが、「感動」や「満足感」といった相手の心に訴えかけるような目に見えないものが一番強いものです。

p.156 「試合に出つづけるという意味で自己管理は必要ですが、ぼくらは高い給料をもらっているわけだから、体調管理は当たり前のことです」


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