「仕事にくたくたになったら読む本」 笹氣健治・著、中経文庫、2010年5月4日
p.31 大学や専門学校で教わるような専門知識は、入社する前に身につけることができる能力と言えます。しかし、机上で学んだだけの知識がすぐに実戦で役立つかというと、むずかしいのが現実です。専門知識を学んでも、実務経験を経なければ本当の意味での能力としては認められないのが普通です。
このように考えると、プロスポーツは専門の能力がないと務まらない職業であるのに対して、ビジネスで必要な能力は会社に入ってから身につけたり高めたりするもの、ということになります。
「自分の能力に合った仕事を探す」のは本末転倒、ということです。
p.35 ふとしたきっかけで取り組み始め、ときには「もう辞めようか」とあきらめかけたりしながら続けているうちに、いつの間にかプロフェッショナルになっていたのではないでしょうか。
p.44 あなたがうらやましいと思う人は皆、それ相当の行動をし、自分の人生を自分で切り拓いてきたはずです。
p.53-4 「お客さまのために働いている」と答える人は、「お客さまの喜ぶ顔を見るのが嬉しい」「お客さまから感謝されるのが励みになる」といったことをよく口にします。
このセリフをよく考えてみると、自分が嬉しさや励みを感じるのが最終目的であることがわかります。
つまり、「お客さまのため」と言いながら、結局は自分の心が満たされることが目的になっているのです。
ここはどうも違和感のあるセンテンスで、結局は自分のために、お客さまを喜ばせようなどと思っている人はいないのではないか。確かに喜んでくれればうれしいし、励みにもなるとはいえ、自分への見返りなどのためにやるような、打算的な「お客さまのため」には賛同できない。
p.66 私はどうして、そんなに他人に満足してもらうことを意識していたのでしょうか。やはり、自分が人から評価されたり認められたり認められることを望んでいたからではないかと思います。
p.79-80 レベルの高い仕事と出会うことで、モチベーションが上がり、さらにがんばってその仕事に応じた高い評価を得ようとする。その結果、また評価が得られる。このスパイラルは、終わりなく続きます。
そして、このスパイラルが続く間、自尊心が満たされる状態と、満たされなくなった状態が交互に訪れるわけです。
このスパイラルに対応できているうちはいいでしょう。しかし、いつか自分の能力のレベルアップが間に合わず、お客さまを満足させることができない事態が必ず訪れます。それでもまだ、「お客さまから評価されたい」と思っていたらどうなるでしょうか?
いつかはお客さまから評価されないとき、つまり自尊心が満たされないときがやってくるのです。
p.83-4 人によってそれぞれ異なる評価基準があるので、すべての人をいつも満足させることはできません。そのため、他人の評価を得ることで自尊の欲求を満たそうとしているうちは、いつかは自尊心が満たされないときが必ずやってくるのです。
p.95 そうやって他人からの期待に応え、自分に与えられた役割を果たそうと意識することによって、はからずも次の④自尊の欲求が同時に満たされる体験をすることになります。
他人の評価を得ることで、「自分は重要な存在だ」「自分は価値がある存在だ」と思える。
この体験を重ねると、④自尊の欲求を満たすためには「他人からの評価を得ればいいのだ」という方法を学ぶことになっていくのです。
p.138 「熱中しよう」「没頭しよう」と考えるのはやめて、熱中できる仕事、没頭できる仕事を見つけて、それに専念することが大切なのです。 #RM
p.31 大学や専門学校で教わるような専門知識は、入社する前に身につけることができる能力と言えます。しかし、机上で学んだだけの知識がすぐに実戦で役立つかというと、むずかしいのが現実です。専門知識を学んでも、実務経験を経なければ本当の意味での能力としては認められないのが普通です。
このように考えると、プロスポーツは専門の能力がないと務まらない職業であるのに対して、ビジネスで必要な能力は会社に入ってから身につけたり高めたりするもの、ということになります。
「自分の能力に合った仕事を探す」のは本末転倒、ということです。
p.35 ふとしたきっかけで取り組み始め、ときには「もう辞めようか」とあきらめかけたりしながら続けているうちに、いつの間にかプロフェッショナルになっていたのではないでしょうか。
p.44 あなたがうらやましいと思う人は皆、それ相当の行動をし、自分の人生を自分で切り拓いてきたはずです。
p.53-4 「お客さまのために働いている」と答える人は、「お客さまの喜ぶ顔を見るのが嬉しい」「お客さまから感謝されるのが励みになる」といったことをよく口にします。
このセリフをよく考えてみると、自分が嬉しさや励みを感じるのが最終目的であることがわかります。
つまり、「お客さまのため」と言いながら、結局は自分の心が満たされることが目的になっているのです。
ここはどうも違和感のあるセンテンスで、結局は自分のために、お客さまを喜ばせようなどと思っている人はいないのではないか。確かに喜んでくれればうれしいし、励みにもなるとはいえ、自分への見返りなどのためにやるような、打算的な「お客さまのため」には賛同できない。
p.66 私はどうして、そんなに他人に満足してもらうことを意識していたのでしょうか。やはり、自分が人から評価されたり認められたり認められることを望んでいたからではないかと思います。
p.79-80 レベルの高い仕事と出会うことで、モチベーションが上がり、さらにがんばってその仕事に応じた高い評価を得ようとする。その結果、また評価が得られる。このスパイラルは、終わりなく続きます。
そして、このスパイラルが続く間、自尊心が満たされる状態と、満たされなくなった状態が交互に訪れるわけです。
このスパイラルに対応できているうちはいいでしょう。しかし、いつか自分の能力のレベルアップが間に合わず、お客さまを満足させることができない事態が必ず訪れます。それでもまだ、「お客さまから評価されたい」と思っていたらどうなるでしょうか?
いつかはお客さまから評価されないとき、つまり自尊心が満たされないときがやってくるのです。
p.83-4 人によってそれぞれ異なる評価基準があるので、すべての人をいつも満足させることはできません。そのため、他人の評価を得ることで自尊の欲求を満たそうとしているうちは、いつかは自尊心が満たされないときが必ずやってくるのです。
p.95 そうやって他人からの期待に応え、自分に与えられた役割を果たそうと意識することによって、はからずも次の④自尊の欲求が同時に満たされる体験をすることになります。
他人の評価を得ることで、「自分は重要な存在だ」「自分は価値がある存在だ」と思える。
この体験を重ねると、④自尊の欲求を満たすためには「他人からの評価を得ればいいのだ」という方法を学ぶことになっていくのです。
p.138 「熱中しよう」「没頭しよう」と考えるのはやめて、熱中できる仕事、没頭できる仕事を見つけて、それに専念することが大切なのです。 #RM
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