何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

空の上で本当にあった心温まる物語

2012-05-02 19:38:09 | Book Reviews
「空の上で本当にあった心温まる物語」 三枝理枝子・著、あさ出版、2010年10月28日

p.25 誰かが困っている。そんな時は、自分にも何か手助けできることがあるはずだ、そう考えてみませんか。直接、手を出さなくても、間接的なことでもいいのです。

p.82 常に、目の前にいる方に、できうる限りのことをしたいと、私たちANAスタッフは思っています。

p.95 一人ですべてを成し遂げることもすばらしいことですが、ほんの些細なことをみんなで一緒にすることで大きな成果を出すことも、また凄いことです。

p.113 ちょっとした動きで、「何か違う」と気づいてくれた、プロの目に感激しました。

p.138 茶人でもあった井伊直弼の言葉に「独座観念」というものがあります。
 茶席が終わり、主・客人ともに名残を惜しむ別れの挨拶を済ませたら、主人は客人の姿が見えなくなるまで静かに見送ること。客人が帰ったからといってすぐ中に入り、戸を閉め、片付けを急ぐことをしてはならない。心静かに茶席に戻り、残った湯でお茶を一服点て、客人に思いを馳せること、という意味です。

p.191 お客様が目的地に着いて降機なさる際に、「今日はいいフライトだったね。なんだか、いいことありそう」などと思っていただけるようにする。それが、私たち乗務員の役目であり、使命なのです。

p.194 ――上司からの手紙
 「ご子息におかれましては、14名の同僚と1年以上に亘る試験、訓練を無事終了し、4月1日より晴れて一等航空運航整備士としてデビューすることになりました。同封した写真は、整備士として一番機を出した時の勇姿です。記念すべき第一歩をお見せできないのが残念ですが、せめて写真でもと思い、送付させていただきました。本人たちに承諾を得ると、きっと断られるでしょうから、私の独断で送付させていただいていますことをお許しください。

p.234-5 CAの本来の使命は、お客様を笑顔にすることではないか、と私は考えています。
 「やっぱりANAに乗ってよかった」「またこの航空会社を利用したい」「飛行機に乗るって楽しいな」
 そう思っていただけるよう、人の心を動かせるようなおもてなしをさせていただくことを、私のミッションとしてきました。



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