何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

ココロでわかると必ず人は伸びる

2009-12-31 19:05:07 | Book Reviews
「ココロでわかると必ず人は伸びる 感動の数だけ力に変える6つの“教え方” 木下晴広・著、総合法令、2004年7月9日

p.23 授業は最初の一分で決まる。お前はその一分で生徒の心をつかんでいないだろう。魂を揺さぶっていないだろう。だから時間がもたないんだ。
 授業は心や。ワザも大事だが、心がなかったらワザは生きない。

p.80-82 以前、西武ライオンズの監督だった森祇晶は、ランナーが二塁にいてライト前ヒットが出たとき、コーチに「どんなときでもランナーはみなホームに突っ込ませろ」と指示した。
 ランナーをアウトにするには、ライトの外野手、中継の野手、捕手がそれぞれ補給して投げて捕ってタッチしないとアウトがとれない。いくつもの喚問において、どれか一つミスしただけでセーフになる。確率を考えたら、絶対に突っ込ますほうが得だと考えた。どんなに易しく簡単なことでも、いくつも重なると人間はミスを犯す。

p.106-7 まあ人間、ミスをすることもある。少なくとも一生懸命やっている者を、ちょっとした失敗で叱りつけてはいけないと思う。ミスはミスとして「お前、これはこうするべきだろう、次はこうしたらどうだろう」と建設的にもっていくのが正しい。
 そして次がまた非常に重要なのだが、「なんでそんなことをしたんだ!」という言い方ではなく、「何が原因だったの?」という言い方をするのである。
 「なんでそんなことをしたんだ!」だと、ミス自体よりミスした人間を問い詰める格好になる。
 一方、「何が原因だったの?」ではあくまで人ではなく、ミスの原因追究が主題になり、はるかに建設的だ。「またやってはアカンで。で、何があったのや? あんなミスを起こすには理由があるはずや、よく考えてみよう」と言えば、「お前は本来つまらないミスを犯すヤツではない」という激励のニュアンスにもなる。

p.200-1 それら「やり方」は「あり方」の上に収束していくものなのである。
 ものごとを割り切る「あり方」では、どんな素晴らしい「やり方」を施しても、結局その「やり方」は素晴らしくない結果に至ると私は考えている。


Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 百年続く企業の条件 | TOP | すごい上司 »
最新の画像もっと見る

post a comment

Recent Entries | Book Reviews