何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

アールの介護の実情は

2007-08-28 13:06:25 | よくわからないこと
介護現場を顧みない渡辺美樹・ワタミ社長(ファクタ) - goo ニュース

 介護業界では、外食仕込みの渡辺社長の「手法」にはとかく批判が多い。ワタミの買収後、「アールの介護」の社員3分の1以上が同社を離れる「事件」が起こった。

 3Kの代表例とされる介護職場は職員の頑張りで維持されているが、渡辺社長は何の追加手当もなく、食事、入浴対応などでさらなる負荷を押しつけた。職員が集団で抗議すると「入居者の幸せが自分の幸せでないのだったら、どうぞ辞めてください」と、長年貢献してきた介護職員に自主退職を促したという。「お店はお客様だけのためにある」「施設は入居者様のためにある」。一見崇高な「渡辺語録」も、苛酷な現場に依存し、その苦労を一顧だにしないのだとしたら、途端に色あせる。同じく買収した郁文館中学・高校でも有力教師の離反が相次いでいるという。


 コムスンの破綻を契機とした渡邉美樹社長の言動が気になっていた。なるほどと思わせる部分と、そりゃ違うダロ、と思う面が混在しているからだ。介護といえども、医療をビジネスで捉えているところが疑問だった。それでも日経ビジネスオンラインを見て、介護を志で動かそうとする意気込みに賛同したのだが、やはり内情ではワタミでさえ多くの問題を抱えていたということか。

 コムスンからの譲渡問題に際し、施設系はいいが、介護系は儲からないからやらないと発言していた。採算がとれないからやらないというのは、将来無責任な状態になってしまいかねないことを避ける意味もあったのだろう。しかし収益確保のために介護に参入するような意味だとしたら、出発点が違うのではないか、といった違和感が拭えなかった。

 介護に限らず、医療現場は苛酷だ。志で職員をつなぐことは重要だとしても、維持するための、モチベーションを確保するための現実的方策も無視できない、ということだろう。もっと実態を具体的に知りたいところだ。

 『もう、国には頼らない』を読むか読むまいか迷っていて、先日、やはり読もうと思い立ったのだが、水を差されたようなことになってしまった 
Comments (8)
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