Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

アナログな時間

2011年08月31日 | essay
上高地俯瞰

(西穂高岳にて 2007.Jul撮影)

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

8月も今日でおしまい。
忙しくないのに、なんだか慌ただしく終わった感があるこの夏であった。

その要因の一つとして、携帯電話を機種変更した事があるのかもしれない。
それまで持っていた携帯は、一度雨に濡らして基盤が錆びていた。
それが7月頃より、いよいよ調子悪くなった。
OSが不調を訴え、携帯内のデーターがすべて喪失する恐れがあった。
中にたいしたデーターがあったわけではない。
でも、それはそれでやっぱり残念な思いをするだろう。
それに、未練たらしくこれを持っている理由も別段ない。
そこで、この機会に流行のiPhoneに替えようと思った。
(毎月の支払い金額が変わらなかったのが、スマートフォンに機種変した最大の理由)

そして、手に取ってその機能の優秀さに驚いた。
iPhoneは、まさに携帯電話機能の”おまけ”が付いた小型PCだった。
いくつかアプリをダウンロードして動かしてみたり動画見たり、GPS機能の有効性を確認したり・・・。
ついにはTwitter にも登録して、たどたどしくはあるがいま使いはじめている。
僕は最初、このTwitter に懐疑的だったが、使いかけるとこれがなかなか面白い。
(運用や発言には注意は必要だが・・・)

いつもの事だが、新しいものを手に入れた時というのは楽しいものだ。
iPhoneが手から離れない時間が続く。
そんなこんなで、この8月はこのスマートフォンさまにかなり遊んで頂いた。

でも、何か物足りない空虚な時を過ごしてしまったような感じが、僕の中に残る。
なぜ?
僕にはこのデジタル感が早すぎだったのか・・・。

僕は元来のんびり志向、ばたばた時間を過ごすのが苦手である。
時間かけて本を読んだりペンでじらじら書いたり、そんなアナログな時間が僕は好きだ。
そうした時間がこの夏に、ほとんどなかったことにいま気付く。

世の中は、これからますますデジタル化が進むのだろう。
また、デジタル無しでの生活は出来ない社会となろう。
そして、僕もその渦の中で生きていかねばならない。
振り回されても、振り落とされないように?

”何か物足りない空虚な時間”がまたやってくる。
が、致し方ない、そういう社会に生きているんだから。

そんな中にあっても、自分らしいと実感する時間はやっぱり必要である。
僕にとって、その時間というのはアナログな時にある。
そして、そんな時がデジタルで曇りがちなこころのモヤモヤ感を取り払ってくれる。
これからは自分のライフスタイルに合ったアナログとデジタルの配分/使い分けが必要なようである。

山のあの透明な空気感を素直に感じる事が出来るよう、こころの中はいつでもクリアーにしておきたい。
その為にも、常日頃よりアナログな感性をもっと”ゆたか”にしていかねば!

と、PCのキーボードを叩きながら、今思った。
(ど~やねん?)

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我流でテンカラ2011-4

2011年08月22日 | Mountain fishing
おみやげ待ちの、ダレダレモンちゃん

(自宅にて撮影)

盆明けの次の週末は天候不順。
天気予報見ながら、土曜日にいつもの川へテンカラに出かけた。

DATA
 08/20(土)
   気象    ・くもり ・気温  25℃ ・水温 24℃ ・風無し           
   場所    Uso川 
   入渓    09:30より 2.5時間   
   水況    ・水量 少ない ・水質 やや濁っていた(支流で工事中)  ・魚影うすい
   釣果    C&K;アマゴ6寸1尾、カワムツ数尾、
         C&R アマゴ4寸以下1尾

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

川の水が濁っている。
水量も少なく、魚影もない。
今日はだめだな!と、何となく感じての入渓だった。

釣果のないまま、行程の中程のヤブ帯に入って、長竿からちょうちんに変える。
ピラピラ竿を降りながら釣り上がる。
そして、薄暗く梢が覆ういいポイントで手応えあり、銀の魚影を針先に見る。
そして、まずまずいい型のアマゴを釣り上げた。

うれしい一匹だった。

その後は、たま掛かるカワムツにも遊んでもらって、堰堤手前で終了。
僕にとっては、半日遊ぶのにちょうどいい川だ。

釣果の渓魚達
アマゴ6寸

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天候に恵まれ三ツ星山行(南アルプス 早川尾根~地蔵岳 山行記録)

2011年08月17日 | Mountain summer
早川尾根を踏破して地蔵岳オベリスクをめざす

(早川尾根にて Aug.2011.撮影)
 
今年”チ~ム Bigover” は、この夏の山行に早川尾根踏破をめざした。
8月12日~4日間(うち予備日1日)の計画で、北沢峠~早川尾根~地蔵岳~広河原をトレースする。
行動中好天に恵まれ、充実した山行成果を得た。

記録
 山域     南アルプス 北沢峠~地蔵岳
 目的     早川尾根の踏破及びピークハント
 日程     2011年8月12日~8月14日 
 メンバー   ”チ~ム Bigover” の2名
 場所     長野県戸台~登山口 北沢峠(座標 N35°44′32″/E138°12′49″ )        
 ルート概要  1日目 深夜自宅発~戸台仙流荘前 P(バス8:00発)・・
            9:00北沢峠(2030m)→栗沢山(2714m)→アサヨ峰(2799m)→
            17:30早川尾根小屋 BC(2400m)

        2日目 4:30BC(2400m)→広河原峠→赤薙沢ノ頭→白鳳峠→高嶺(2779m)→賽の河原→
            地蔵ヶ岳(2764m)オベリスク岩塔頂上→往路往復→2:45早川尾根小屋 BC(2400m)

        3日目 5:00BC(2400m)→広河原峠(2344m)→野呂川沿いの林道→8:10広河原(1529m)
            ・・戸台仙流荘前 P~仙流荘で入浴~南アルプスむら(道の駅)で昼食~自宅着19:00

        トレース地図
        
        ・累積標高(上り): 1596m  累積標高(下り): 2134m  
        ・総歩行距離  18.43km
        ・行程時間   一日目 北沢峠~早川尾根小屋    8.5時間
                二日目 早川尾根小屋~地蔵岳往復  10.0時間
                三日目 早川尾根小屋~広河原    3.0時間
        ・ルート状況  無雪期・一般ルート
        ・山行形態   テント2泊/トレック

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以前仙丈ヶ岳に登った折、この尾根の美しさに心ひかれた。
標高2000m超えの、長大でうねるような稜線。
緑に包まれた美しい尾根が、甲斐駒ケ岳から地蔵岳まで伸びる。
ここをトレースする事が今回の山行目的だった。

初日の行程は、いつも辛い。
重くパックされたザックが、容赦なく体力を奪う。
栗沢岳の登りでバテに襲れるカミさん。
朝のバスに乗り遅れ気が焦った。
オーバーペースだったか?

それでもがんばって、明るいうちにBCとなる早川尾根小屋に到着する。
飯食って、爆睡!

あくる日は体調もよくなり、軽荷で晴れ渡った南アルプスを満喫する。
早川尾根の赤薙沢ノ頭や高嶺などの顕著なピークを越え、地蔵岳をめざした。

鳳凰山は花崗岩の山、高嶺を過ぎると山容が一変する。
うつくしく象徴的なオベリスクには魅了された。
暑さで疲れの出始めた僕らは、ここで時間をかけて白い山で遊ぶ。

帰路BCまでは、また同じ道を辿る。
午後からはあいにくガスが出て、遠方までの眺望はなくなった。
写真では絵になりにくい風景になり、一眼レフのカメラはザックにしまわれた。
でも、うねる尾根にかかる真っ白なガスが、高山の雰囲気をかもし出してくれる。
途中の白鳳峠、マツボックリをついばむアカゲラに出会う。

誰にも会わない静かな早川尾根の歩きが続いた。
僕たちは十分満足していた。

最終日も晴れ、早朝BCを撤収して山梨県側の広河原に降りる。
その行程わずか3時間、少し膝に痛みを覚えるぼくの体にはちょうど良かった。

日本でも最も奥深いと思われる山中での山行は、天候に恵まれ二人にとって三ツ星のものとなった。


今回確認出来た主な動植物
 ミヤマダイモンジソウ、アキノキリンソウ、ゴゼンタチバナ、シオガマ、シナノオトギリソウ、トウヤクリンドウ
 ホウオウシャジン、ホタルブクロ、ウスユキソウ、ギンリョウソウ、カニコウモリ、タカネビランジ
 アカゲラ

詳しい記録はこちらで(トレース図/写真あり)

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偽物

2011年08月10日 | (E=mc2)
司馬遼太郎 著の『この国のかたち(1~6)』(文藝春秋社発行)を読み、
自分の ”Soul” を紐解く


(E=mc2)

ー 4 ー


「3.”雑貨屋”の帝国主義」より
(本文要約)
筆者は、日本史の中の死に体の期間として、日露戦争勝利~太平洋戦争敗戦までの40年間を、
「日本の近代」と定義付ける。
当時日本は、ロシア帝国主義による侵略の脅威にあった。
日本はその侵略阻止・防衛のために、にわか仕込みの巨大な海軍を作る。
そして日露開戦、奇跡的な勝利を収める。

戦後、この巨大化した海軍を縮小すればよかった。
しかし、ロシアの逆襲を怖れた日本は、それが出来なかった。

本来大海軍というものは、帝国主義国家に存在するものである。
スペインやイギリスなどは、世界各地に植民地を作っていた。
そこで法外な貿易を行ない暴利を貪るのが帝国主義、その事が国家の発展につながっていた。
その為の大海軍であったのだ。

しかし、当時日本は植民地を持っていなかった。
日露戦争後、かろうじて朝鮮を無理矢理併合し、帝国主義国家のかたちをとったに過ぎなかった。
その上、日本には売る物もなかった。
売った物と言えば輸入タオルや日本酒、その他日用品程度の物で、まさに「”雑貨屋”の帝国主義」であったのだ。

当然、大海軍には維持するだけで大きな経費が掛かる。
しかしながらロシアを怖れ、また面子を保とうとする軍部は、これを解体出来ない。
道理の通らない軍、行き詰まった参謀本部は、”統帥権”という超憲法的思想を編み出して、これを駆使し始める。
そしてロシアにまぐれで勝利し、調子の狂ってしまった国民に乗じて暴走する。
やがて中国に謀略的侵攻を計り、泥沼の日中戦争~太平洋戦争と突入していくのである。

このちゃちな40年間のニセ帝国主義のおかげで、日本は国家そのものが滅んで行くのである。

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

世界の列強と肩を並べたかった日本。
歴史的な背景/教養/理念を持つまでに、維新よりあまりに時間が少なかった。
身の丈に合わぬ国家を目指し背伸びし過ぎた日本人は、結果的に自ら身を滅ぼしてしまった。

現在の世界は、これに似ているような気がする。
果して今の私たちは、なにが作れる?そして何が出来るの?


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大汗/冷や汗クライミング

2011年08月08日 | climb
暑い中、クリンクリン(5.8)を試登するカミさん


この週は、お盆休みの山行前に体動かして暑さ慣れとこう!と言う事で、大津のSenngokuiwa に行った。
面々は”チ~ム Bigover” プラスIKちゃんの三名。
火照る花崗岩で、大汗/冷や汗かきながらクライミングを楽しんだ。

記録                          
 日時    08月06日(土) 晴れ
 場所    Senngokuiwa(大津市)
 メンバー  IKちゃんと”チ~ム Bigover”の計3人
 ルート   try ×3
        内RP(グレード/★数はbigoverのきまぐれ)
        〇 クリンクリン   Nプロ 5b  ★★ 

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

朝一家を出て、9時過ぎに麓の墓地駐車場に着く。
そこからアプローチ約30分で、はやくも大汗をかく。
これで、本日の目的の50%が果たせる。
その後、汗かきながらノースフェイスで遊ぶ。

最後にクリンクリンをリードトライする。
久々のナチュラルプロテクションで、大冷や汗かいて登り切る。
でも、たのしい。

3時前に飲料水がなくなって、岩場を撤収。
帰りにアイス食べて、やっとこさクールダウンする。

次の日曜日に、ザックにパッキングして、これで準備は万端?
盆休み山行は、鳳凰三山(早川尾根小屋経由)。
がんばるべし!


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我流でテンカラ2011-3

2011年08月02日 | Mountain fishing
御馳走はまだかな?

(自宅にて撮影)

前日十分レストしたので、この日はいつもの川へ山釣りに出かける。
そんなに暑くもなく、いい川遊びが出来た。

DATA
 07/31(日)
   気象    ・はれ ・気温  30℃ ・水温 27℃ ・風無し           
   場所    Uso川 
   入渓    09:00より 3.0時間   
   水況    ・水量 少ない ・水質 清流  ・魚影うすい
   釣果    C&K;カワムツ数尾、
         C&R アマゴ4寸以下3尾

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

朝からいつもの川の山釣りに出かける。
ポイントでは自前の毛針によくヒットする。
が、どれも小さい。
型のいいカワムツ数匹キープして、二時過ぎに帰宅。

片付け終わってのんびりしてると携帯が鳴る。
出ると親しい友人からだ。
この日は、彼も琵琶湖でビワマス釣りだったようだ。
大漁だったのでお裾分けしてくれるとの事。
その内容は、60センチ強が1尾、30センチ前後が数匹を頂く。
(お返しにα米数袋を渡す、ちなみに彼もクライマーだ)
その魚を隣りに住む義父に頼んで捌いてもらう。
大きいのは三枚におろしてもらって、あとは臓物取り除く。
たくさんあるので、義父と魚をわける。

ビワマスは大変美味しい。
”甘みのあるサーモン”てな感じか?
塩焼き&蒸し焼きして食べた。

今日の釣果だったカワムツは、モンちゃんが全部食べた。
しあわせいっぱいの顔して無心に食べてた。

この日は家族で”魚づくし”だった。



友人に頂いたビワマスを美味しくよばれる


釣果の渓魚達

アマゴ4寸以下

レスト

2011年08月01日 | Portable Weblog
土曜日は、完全休憩日とした。
今月は毎週のように予定が入って、また仕事もハードだった。
あわせて股関節の故障と尾てい骨の打撲傷もあって、カラダの疲れが取りきれないでいる。
今朝は、少し寝坊してかみさんと買い物行って、のんびり過ごす。

家では飼い亀の水替えして、久しぶりに彼らと語りあった。