天界展望
(白馬岳稜線より)
お盆休みの後半、カミさんと白馬三山の縦走登山を行った。
その山行記録を紹介する。
(写真コメント編はこちらで)
記録
山行 北アルプス 白馬三山縦走登山
メンバー カミさんと二人
日程 2008年8月16~18日
行程 16日 入山 猿倉1230m~小日向のコル1820m~鑓温泉小屋2100m(幕営泊)
17日 幕営地2100m~鑓ケ岳2903m~杓子岳2812m~村営頂上宿舎2750m(幕営泊)
18日 幕営地2750m~白馬岳2932m~幕営地(撤収)~大雪渓~白馬尻1530m~猿倉1230m 下山
標高差 1702m 距離 16.5km
記録 16日(土)くもり
前日10:30自宅発→関ヶ原IC→豊科IC→4:30猿倉駐車場(駐車率60%ぐらい)
6:20 入山 猿倉1230m
・沢のようになった細い登山道を行く
・ガス晴れず、蒸し暑い
7:50 中山沢1600m
・ここで一息、今春BCを構えた地点は知らぬ間に通り過ぎる
・小日向のコルを目指して急登を登る
・コル手前に美しい草原を観る、ここで休憩すれば良かった
・コルは展望なし
9:00 小日向のコル越え1800m
・目印に従って新道を行く
・草木の根や浮き出た石があり歩き辛い
・三次郎沢付近で旧道と合流
10:50 杓子沢手前1850m
・ここからトラバース道が続く、杓子沢~落石沢~鑓沢~湯沢を渡る
・沢は急で落石が多いようだ、気味が悪い
・湯沢は雪渓を渡る、これを越えてからの登りは急登で意外に長い
12:30 鑓温泉小屋2100m(幕営泊)
・テント500円/人、入浴300円/人、水無料、ビール350ml500円
・足湯や温泉につかり疲れを癒す、超快適
・雨が降り出す、雷は鳴らず
・テント内で夕食、ソーセージ/スパム汁等
・寝不足で6時過ぎ早々に温かシュラフで就寝、熟睡
17日(日)くもり/風雨
2:30 起床
・未明も雨やまず、雨中の中でストーブの着火作業する
・出発前、もう入浴している人がいた
5:00 鑓温泉小屋2100m 出発
・雨降ったりやんだり、カッパ着たり脱いだり
・鎖場の岩は滑りやすい、下りだったら苦労するかも
・2250mより上は北側斜面に大草原が広がる、チングルマの大群落
・大出原も素晴らしいお花畑、ガスっていて残念
・高度を上げるほど天気が悪化、天気予報は外れたようだ
8:00 稜線手前2700m
・西からの風と雨に叩かれる、寒さの中黙々とピークを目指す
9:30 鑓ヶ岳2903m 登頂
・何も見えない頂上で休憩
・反対側から時折パーティがやってくる
・杓子沢のコルまでは、岩稜まじりの急坂を降りる
・ここから、ざれた急登を杓子岳目指して一歩ずつ行く
・ザレ場にコマクサを見つける
・杓子の稜線に出て東壁を覗き込む、垂直に切れた岩壁に下腹部がキュとなる
11:30 杓子岳2812m
・風雨激しくなる、最低の状況での登頂であった
・杓子尾根を望みたかったが、濃いガスで視界30m、残念!
・大きなきれいな尾根を行く、お花畑も素晴らしい、と思われる
・最低鞍部よりの登りが長い、体も荷物も濡れて疲れと重みが増す
・カミさんシャリばて気味で歩み進まず、この天気では仕方ないか
13:00 村営頂上宿舎2750m(幕営泊)
・テント500円/人、水無料、ビール350ml550円、
・天場に着き、休む間もなくテントを張る
・風が強い、すべての張り綱にアンカー取って完璧なテント設営を行う
・気温は10度を下回っていたような?寒い!
・ストーブガンガン炊いて濡れ物すべてを乾かし、暖かい飲み物とって暖をとる
・夕食は、焼き餅/スパム汁/親子丼等
・夕方ようやく雨が上がり回復の兆しあり、明日に期待し早めの7時前就寝
18日(月)晴れ
3:00 起床
・月明かりあり、穏やかな早朝となる
4:30 村営頂上宿舎2750m 出発
・ライト付けて白馬岳を目指す
・白馬山荘上の稜線でご来光を見る、久々の太陽に感嘆
・相変わらず風は冷たい
5:20 白馬岳2932m
・360度(雪倉~剣~槍穂高~杓子/鑓~大雲海)の大展望を得る
・風景と花に向けカメラのシャッターをいっぱい切る
6:30 村営頂上宿舎2750m
・晴れたおかげでテントを含め、装備すべてが乾ききる
・テントを早々に撤収して、小屋のレストランでぜんざい(400円)を食す
8:00 村営頂上宿舎2750m 出発
・美しいお花畑の中をゆっくり降りる
・天狗菱からの落石は頻繁にある、他の沢筋も危険、要注意!
10:00 葱平台地下2100m
・急斜面の葱平を降りきった所から雪渓歩行が始まる
・落石の危険が少ない少し下った所で、6本爪アイゼンを装着
・日差しあるが、吹き下ろしてくる風が冷たく気持いい
11:20 大雪渓下ケルン1700m
・この辺りから一般客や子供達を多く見る
・白馬尻を経て、林道に入り猿倉へ
13:20 下山 猿倉1230m
・久々の高山縦走で足はパンパン、体の疲れ度も100%
・この日好天に恵まれたので、山行の満足度はまずまず、我ながら単純である
猿倉→白馬村(入浴・食事)→豊科IC→彦根IC→22:30帰宅
ルート図