Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

負け惜しみ

2005年04月25日 | outdoor&sport
昨日の日曜日、綿向山にかみさんとハイキングに出かけた。
この山は御在所、雨乞と続く大きな稜線の最東に位置する、標高1110mの山である。
麓からの眺めもなかなか雄大で、古くから秀峰としても知られる。

しかし僕は、地元の山屋でありながら今まで未登頂のままであった。
ゴールデンウィークの山行の足慣らしを兼ねて、快晴のもとお気楽ハイキングを楽しんだ。

登りは、表参道から入った。
植林地帯のつづら折れ道はよく整備されていて、体力的にも非常に楽だった。
帰路は、急傾斜の細い尾根をたどり竜王山を踏む縦走コースへ。
途中の展望のいいところでは、東近江平野が俯瞰できる。
山の木々は、ちょうどアブラチャンやタムシバが咲く時期となり、下草のイワカガミも満開である。
低山ならではの、気持ちのいい春の登山道である。

ところがお山は、お手軽お気楽では我々を降ろしてくれなかった。
このところの山行といえば山スキーばかりで、歩いて降りることがあまりなかった。
そのトレーニング不足のつけか、最初の急坂で膝が笑い始め、その後は足の痛みに耐えての下降となった。

まあ、これくらいの仕打ちはないとアウトドアの面白みも半減するというもの。
サボリ気味の僕らには、ちょうどよかった。

‥‥負け惜しみである。
今日は足に筋肉痛を感じながらの仕事となって、ちょっとつらい月曜日となった。

記録
8:00 西明寺入山 〜 10:15 綿向山(1110m) 〜 12:45 竜王山(826m) 〜 14:00 下山

禁断のくすり

2005年04月21日 | life
発病してから、かれこれ4ヶ月になる椎間板ヘルニア。
これまで整骨院で鍼とマッサージの治療を続けてはいるが、なかなか快方に向かない。
一時劇的によくなったんだが、4月に入って座骨神経が強く痛む日が続く。
もうすぐゴールデンウィークだし、この痛みを抱えての山行にも不安が残る。

昨日、整形外科でブロック注射を打ってもらった。
尾てい骨から麻酔薬みたいな薬を注射して、痛む神経を一時的に麻痺さす療法だ。
この注射、痛みがやわらぐので治ったと勘違いして、かえって患部を悪化させてしまう恐れがある。
できれば打ちたくなっかったんだが、辛抱たまらず打ってしまった。

やっぱりその効果は的面で、その後痛みは軽減し身体は楽になった。
でも、決してヘルニアが治ったわけではないので、これからもボディケアには十分時間を掛けて行こうと思う。
大切なのは「絶対治すぞ」という強い意思だ。


4.アオキ(青木)

2005年04月19日 | Portable Weblog
ミズキ科アオキ属

株全体が緑色で、茎では初生原皮が発達し、逆にコルク層の形成が遅い。
果実は楕円形で赤熟し、光沢があって美しく秋から春まで観賞できる。
虫害や煙害に対して強く、栽培容易で陰地でもよく育つため観賞用に世界各地で植栽される。

本州、四国の暖温帯林下に生える雌雄異株の常緑低木、高さ2m前後。
葉は対生、長楕円形、革質で光沢があり、縁には荒い鋸歯を持つ。
花は4〜5月、雄花は大きい円錐花序につき、中央に花盤があって雄しべは4本。
雌花序は小さく、長さ2〜5㎝、花弁は4枚で褐紫色。
花柱は高さ約1ミリで太い。
変種のヒメアオキは葉がやや小さく、葉柄・葉裏・若枝などに微毛があり、東北から北陸、山陰の多雪地帯に自生する。
ナンゴクアオキは、琉球・九州・中国地方に分布する。

「街の樹木」八田洋明著 栃の葉書房より

上昇気分

2005年04月16日 | climb
クライミングは面白い。

本気であればある程、その面白さは倍増する。
他では得難い快感を感じるような、そんな本気の登りは自分自身をゾーンへ導いてくれる。

己のクライミングを持ち実践し続けることは簡単ではないが、やり抜く価値は大きい。
そうした本気同志は、クライミングを通して心も共有できる。
それは、喜びである。

昨日、世代やスタイルを越えてクライミングとかかわり合った。
晴天のもとで、中高年世代の方とクライミングを行い岩と戯れ、その夕べに新進気鋭の若者と語り合う。
話すうちに気持ちの高ぶりを感じ、同時に穏やかな心持ちになる自分を知る。

クライミングがしたい。
久々にモチベーションの上昇を感じる。
腰の具合がまだまだで、ジムでクライミングしても現状では初級者レベル以下だ。

でも、そんなことはどうでもいい。
いまは、クライミングしたい気持ちを押さえることが出来そうもない。
明日は、ジムでクライミング。

クライミングは、本気が面白い。

水を遡って

2005年04月02日 | essay
今日は、多賀で仕事である。

現場の近くに、幅2メートルくらいの田んぼの用水路がある。
その水路にいま、気持ちいいくらいの水が滔々と流れている。
この水どこからきているのか、ちょっと興味があったので、水路を遡ってみた。

田んぼを縫って流れるこの水路は、1キロ程先で芹川に沿うようになり、やがて合流していた。
水は、ここの水取り堰堤から分水し、かんがいしていたのだ。

この芹川、昔より彦根には馴染みのある川である。
また、水系が短いこともあり河口付近まで清流があり、流れの美しい川でもある。
川中には真っ黒な川鵜が魚をハントしているか、潜ったり浮かんだりしている。
帰りに畦を通ると、小さな草花やツクシが見られた。

いよいよ、動植物が動きだし春も本番である。
気がつけば、月も変わっており、昨日より四月となっている。
季節のうつろいを実感した今日である。