Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

長い”お付き合い”

2014年10月27日 | climb
愛用シューズ

(自宅にて 2014.撮影)

なんだか暑い10月末の日曜日、仲間を集って芹谷へフリークライミングに行く。
久々に本気でクライミングしようと思い、ここの看板ルート「デットライン」に取り付く。
この日はムーブが見いだせないセクションもあって、これとは先の長い”お付き合い”の予感。
でも、逃げずにtryしてみようと思う。

記録                          
 日時    10月26日(日) 曇り
 場所    Seritani(多賀町)
 メンバー  Y君、U君、I君、S君と”チ~ム Bigover”の6人
 ルート   try ×5
        内RP(グレード/★数はbigoverのきまぐれ)
        〇 ハングルーズ  5.10a 

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

まずエッジの効いたホールドが連続して、
指が痛い。
加えて、極小スタンスとジャムを駆使するフットホールドの連続で、
足が痛い。
この日履いていたミウラウーマンは、小さすぎて痛くて登攀意欲を奪う。
長くて被ったスラブ的なこのルートに、このシューズはどうも不向きのようだ。
指の痛みは我慢するとして、足の痛みはシューズを変えて対応してみようと思う。
次回よりは長年愛用している今冬リソールしたミウラに登場して頂いて、
まずはブランクセクションの解決を目指す。


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意気消沈な日もある

2014年10月15日 | climb
成果が出なくて、ふて腐れてます

(自宅にて 2014.撮影)

台風接近するこの連休中日、荒れる前にクライミングへ。
この日も成果なく意気消沈。

でも体と気持ちは出来てきた。
後は岩とのリズム感を微調整して、次回からは目標ルートにしぼってtryしよう。

記録                          
 日時    10月12日(日) 曇り
 場所    Seritani(多賀町)
 メンバー  Y君と”チ~ム Bigover”の3人
 ルート   try ×5
        内RP(グレード/★数はbigoverのきまぐれ)
        〇 ハングルーズ  5.10a 
○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○



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山蛭のこと

2014年10月08日 | climb
外岩をのぼる

(芹谷にて 2014.10撮影)

10月に入り最初の週末、”チ~ム Bigover” は地元の岩場でフリークライミングを楽しむ。
この日の岩場には、県内外から来たたくさんのクライマーが集った。
その中にはかつてこの地で毎週のように遊んだ旧知のクライマーも居て、
登り+話しで、終日和やかに週末クライミングを楽しんだ。

記録                          
 日時    10月04日(土) 晴れ
 場所    Seritani(多賀町)
 メンバー  Y君、U君、N君、と”チ~ム Bigover”の6人+Tさん、Y夫妻
 ルート   try ×4
        内RPなし(グレード/★数はbigoverのきまぐれ)

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

例えば、蚊(雌)。
小さな虫だがこれに吸血されると、ほどなく皮膚がふくれあがり痒くなる。
時には病原菌やウィルスを媒介することもある。
家の中でこれを見つけた時、殺虫剤でこれを駆除する。
一般生活の中で、蚊を殺すことは意味があるし間違いではないと思う。
しかし、これを自然界の山中で個人が行なっても無意味なこと。
そこには何万匹という蚊が生息していて、
そこで数匹の蚊を殺虫剤で駆除しても効果はゼロに等しい。
それどころか、殺虫剤を散布することでその周辺にいた昆虫など多くの生命を同時に奪い、
また薬品がかかった植物にも悪影響を与えていることを撒いた人は知らなければならない。

山中での薬剤散布は滑稽であり、やめて頂きたい。

山で蚊に刺されないようにするには、虫除け剤(線香、スプレー、液など)を施して、
その対策とする方法がいいんだろうと思う。
これだと蚊にも刺されにくいし、無用な殺生も無いので生態系に対しても影響が小さい。
それでも絶対に蚊に刺されたくないという人は、本来ここに来てはいけない人なんだと、私は思う。

次に、山蛭のお話。
近年の全国的な自然事象で、山々での鹿の過剰繁殖に伴い山蛭が異常に増えている。
この山蛭も蚊と同じように吸血し、人によっては後日かゆみを訴える方も居るようだ。
それにも増してあの気味の悪い容姿から、この山蛭を超悪役として嫌悪し
見るのもイヤと言う方が多いのも事実。

全国の例に漏れず、この芹谷エリアでも山中に多く生息していて、
特に降雨後などのアプローチではよく目にする。
その対策の為なのか目的は不確定だが、
エリアの岩陰に1kgほどの袋入りの塩が置かれてあった。
でも察するに、それはアプローチでの山蛭対策の為であろう。
塩撒きが蛭対策に大変有効であることを、私も承知している。
虫や自然を丸ごと大好きな私でも、山蛭に取り付かれたら気色悪いと思うのは皆さんと同じで、
蛭を気嫌う気持ちはよく理解出来る。
でも前筆の蚊と同様に、この山蛭を殺虫剤や山道に塩を撒いて駆除しても、
自然界の中ではほとんど意味の無い行為であるということは同じである。
蚊対策と同様に、山蛭からの吸血を避けるには防虫剤や専用の薬剤を足下に付けたり、
長靴を履くなどの対策をとればいいことである。

登山道に塩を撒けば確かに撒いた箇所の蛭は駆除され、しばらくの間見なくなる。
それを、皆が嫌う山蛭を封じ込めたかのように思うかもしれない。
しかし彼らは、登山道脇の土や草木の中で平然と生存し続けて、
土中に塩気が無くなれば彼らはまた人の前に帰ってくる。
そして人はまた”塩を撒く”を繰り返す。
そうして過剰に塩分の濃度の上がった土壌はやがて死に絶え、山の植物を弱らせ、
菌類を死滅させ、自然界の分解能力を極度に低下させ、生態系の循環を狂わせる。
塩撒きのその影響で土壌が有機物の分解をしないのか、
いま芹谷のアプローチは泥化のない砂状の地盤となり、
登山道は砂漠化している。
(以前は土がしっかり踏み固められた安定した登山道だった)
この砂は雨や雪で流出し、それが拡大して露出した岩が洗われ、やがて山の崩壊に繋がる・・・、
やも知れぬ。

私のこんな妄想は、考え過ぎだと言われるかもしれない。
でも私は、自然の山々に出向いて遊ぶ者は、その自然界に対して
様々な想像を巡らさなければならない義務を負っていると考えている。
人間も自然界の中の一つである以上、その自然に自由に入って行く資格はあると思う。
しかし、人間の都合でそこにある生態系を故意に変えてもいいんだ、
などというエゴ的な権限は持っていないはずである。
人が自然界に出向く時は、出来るだけ静かに山に入り、
自然界に対してローインパクトな行動をとるべきだと私は確信している。

そういう思いで、わたしは今回ここにあった塩を持ち帰り処分致しました。
この塩の所有者の方、もし塩の返還を求められるなら、食塩1kgはお返し致します。
ご連絡頂ければ結構かと。


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