Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

護身の心得

2005年03月31日 | life
夕方、事務所の前で交通事故があった。
写真は、警察と当事者の実況見聞の様子だ。

「ボン」という音が聞こえ、にわかに外が騒ぎだした。
すぐ様子がおかしいと思い、僕は外に飛び出た。
道路に白の車が停まり、その前に10才ぐらいの男の子が倒れていた。
道路で遊んでいた子供が飛び出してきて、乗用車がはねたようだ。

直ちに子供の様子を伺う。
男の子ははじめぐったりしていたが、声をかけるとやがて泣き出した。
痛いのとビックリしたのとで泣けるのであろう、彼なりの精一杯の自己表現をする。
とりあえず、意識が有ることを確認しホッとする。

頭を打っているといけないので、動かさないように確保して安心を促す。
しばらくすると少し落ち着いてきたので、痛いところがないか聞いたりした。
手足もしっかり動くし、腰なども痛くないと言う。
でも、パニック状態の子供の言うことはあまり信用出来ない、とにかく安静にするよう指示を出す。
やがて救急車もきて、子供を救急隊に引渡す。
救急隊の介添えつきで、男の子は自分で立って歩いて救急車に乗り込んだ。
どうもたいしたことなかったようだ、大事に至らずひとまず安心、本当によかった。

実は今年の正月、信号無視してきた車と追突事故にあったばかり。
それはかみさんが運転する車で、母親と三人で初もうでに出かけるその途中のことだった。
かみさんと僕は奇跡的に無傷だったが、母親は胸部強打し骨折、いまだにあちこち痛いと苦しんでいる。
車の方は後部座席ドアが大破、今は修理も完了し現役で走っているが、時々ルームランプがついたり消えたりして、その度にあの事故を思い出す。

事故は一瞬で、取り返しのつかない重大な状況にいとも簡単に陥る。
しかし突然と思われるこうした事故も、その前兆やシグナルが必ずあるようにも思う。
加・被害問わず、常に緊張感を持って通行しなければと肝に命ずる。

今の世の中自分の身は自分で守らねば、誰も守ってはくれない。

刺激を求めて

2005年03月28日 | outdoor&sport
昨日は、ジムでクライミングするつもりだったが、腰の具合がよくなかったので中止した。

予定変更して、久々にかみさんと買い物することにした。
馴染みの山ショップに行く。
予てより欲しかったガソリンストーブ。

ガソリンストーブは、以前所属していた山岳会の山行でよく使っていた。
しかし、テントの中で燃料が噴出し恐い思いをして以来、ガスストーブをずっと使用している。
ガスストーブは使い方が簡単で安心な反面、冬期の使用に弱いのとカートリッジが余って始末に困る。
そのうえ、このカートリッジの値段が上がるという噂も聞く。
ザックの中は行きも帰りもガラガラかさ張るし、違った装備を使って山行に刺激を与える上でも、少し値段は張るがおもいきって買うことにする。

家に帰り、さっそく組み立てて点火試験。
しかしマニアル通りに操作するが、青火ならずメラメラと赤い火柱が上がる。
ビビリながら、何度か操作を繰り返すがうまく行かない。
そのうちゴトクの下に燃料もれを発見、火はそれに容赦なく引火する。
「コエ〜」
テント内火の海事件が、トラウマとなってあの時の恐怖を蘇らせる。
家を焼くリスクを負うわけにもいかず、ここでギブアップ。

どうもうまくないので、これを持ってショップに行く。
分解して調べてみると、スピンドルのパッキンに傷がある。
針のような先ッチョも、少し歪がんでいた。
店長と相談の上、とりあえずこれをメーカーに送ってメンテしてもらうことにする。

明けて今日、ネットでいろいろ調べてみた。
その上で、今から思うと少し加圧が足りなかったようにも思う。
こわごわでの取扱だったので、微妙に操作ミスがあったかもしれない。

いずれにしても、商品が届いたら再チャレンジしよう。
はやく過去のトラウマに打ち勝って、こいつを使いこなしてやりたい。

このガソリンストーブ、過去もこれからもいろんな意味で、僕に刺激を与えてくれるようだ。


春の予感

2005年03月24日 | Portable Weblog
春分の日は、冬から春に季節がかわる二十四節気のひとつ。
日も長くなって、いよいよ本格的な春の始まりとなる。

そんな先週の連休に、いつもお世話になっている建築屋さんの事務所改装記念イベントが開催された。
会場広場には、木工コーナーやシイタケの菌の埋込み、こどもお楽しみコーナーなどが出店。
チェーンソ−で丸太を彫刻するアトラクションもあって、なかなか賑やかな会場となる。

うちの事務所も依頼を受け、山野草の植付けコーナーを企画出店した。
ミヤマオダマキをちょっとコジャレた鉢に植え付け、来訪された方にお配りした。
だいぶん暖かくなった言えども、この時期景色の中にまだまだ花は少ない。
そんな中、紫がかったオダマキの花に、みんな春の予感を感じ心なごまされた。

一輪の小さな花が、人の心をうごかす。
自然の力には、いつもながら敬服させられる。

あと100m

2005年03月22日 | outdoor&sport
カリカリの雪面をなんとかシールで登高しようとするのだが、少し斜面が増すと後ろに滑り出してしまう。
仕方なしにスキーを引きずって、キックステップで登る。
体力と時間が、どんどん消費されていった。

おそらく昨日降った雨が、氷化したのだろう。
春の雪山は状況が日々変化して、雪の状態を判断するのがむつかしい。
結局時間切れで、上谷山への登頂を断念した。

標高差であと100m。
また上谷山が遠い山になってしまった。

記録
 上谷山 スキー登山
  2005.3.21(月)快晴
  メンバー かみさんと二人
5:30  広野ダム(トイレ有り)
 ↓    付近偵察
6:00  広野 浄水場
 ↓ 
6:45  入山
 ↓    シール登行から壺足(アイスバーンでキックステップ登行) 
10:00 726m付近
 ↓    5㎝程度の新雪が有り、見事なブナ林のなかをシールで快適に行く。
11:30 手倉山付近
 ↓    なかなか主稜線に近づかない。時間が刻々と過ぎて行く。
12:45 1069m 
 ↓    ここで時間切れ打ち切りとする。上谷山が美しくも恨めしく見える。
      付近の尾根はどれも白く輝き素晴らしい。次回の楽しみとする。
13:30 滑降開始
 ↓    手こぎ、かつぎ、引きずり、横滑りで登り返しや狭い急斜面をやり過ごす。
      他の緩斜面は、シャーベット状の雪で超快適なスキー滑降を楽しむ。
      雪の状態にもよろうが、500mぐらいまでは十分滑れる。
      最後の狭い尾根は、ズボズボの雪に苦しめられながら壺足で降りる。
16:30 広野 浄水場 下山

背骨を伸ばす

2005年03月15日 | life
暖っかいのか寒いのかよくわからん天気だが、このところ腰の調子もいいし、気分は悪くない。
でも緊張感緩めると、すぐ食べてしまうし動きも雑になる。

ここは気を引き締め直して、まず背すじを伸ばそう。
そうすると、いろんなことが整然としてくることに最近気付いた。
生活の基本は、まず姿勢を正すことからなのだ。

今日は、ボディケアの日。
これから鍼・整体に向うとしよう。

かわいいやつら

2005年03月10日 | life
写真は、事務所にしている実家の飼い犬である。(シーズー ♀)
こどもの時から生き物大好きで、この犬我が家では6ぴき目である。

こいつは初めての室内犬。
いつも家にいるので、なんだか犬と共同生活してるようで特に愛着がある。
といっても、世話はすべて母がしてるんだが。
ぼくは、こいつにちょっかい出すのが担当だ。

我が家に帰れば、亀が3びきいる。
これは僕が責任者で、いつもせっせとお世話させていただいている。

妹の嫁ぎ先の庭で、毎年石亀が産卵に来る。
これはその卵から孵った、血統書付き天然物の亀だ。
当初すぐ死ぬかと思い、予備も含めて3つもらったが意外にも全部順調に育ち、丸4年育てる事が出来た。

こいつらもよく慣れていて、朝ゲージに近づくと餌をもらいにバシャバシャ寄ってくる。
水替えやら保温管理やら手間は掛るが、かわいいやつらだ。

写真での紹介は、今度また。

復調の兆し

2005年03月07日 | outdoor&sport
今日は筋肉痛で、朝から動きが鈍い。
というのも、昨日かみさんとスキー登山に行き、この痛みはその後遺症だ。

痛みがあると言うのは、だれでも嫌なものだ。
でも今回に限り、僕にとってはうれしい痛みである。
長い間、腰痛でアウトドアでの活動を控えてきた。
だが今回は座骨神経痛を感じながらあえて、復調へのチャレンジとして本格的なスキー登山を行った。

恐々での行程ではあったが、結果として思った以上のトレースが引けた。
御褒美として、パフパフパウダーも戴けた。
そして患部の悪化ではなく、成果の代償としての筋肉痛である。
筋肉痛が心地いいと思うのも初めてのことだが、いま改めて健康である事のありがたみを感じる。

本調子とは言えないが、今回の山行で回復の確かな手ごたえを感じた。
今自分の中で、これからのアウトドアへの思いと強いモチベーションの上昇を感じる。

だが、油断大敵。
調子に乗り過ぎてヘルニア再発とならぬよう、まだまだ注意は必要だ。
毎年恒例の五月の春山 スキー登山ツアーに向け、さらなる調整と治療を続けたい。


山行記録
奥美濃 大日ケ岳 スキー登山
2005.3.6(日)快晴 積雪2〜3m
メンバー かみさんと二人
詳しい記録は 「南向き6帖の洋間より」 へ 

景の再生

2005年03月05日 | Portable Weblog
ようやく気温も上がり始め、樹木の移植にも支障のない時期となった。

そこで昨年末に伺っていた、和風庭園の改修工事を今週より着手した。
ここのお宅は、昨年古い建屋を解体し同敷地内に新しく家を改築された。
その為既存の旧いお庭が狭くなり、残念な事に見栄えも悪くなってしまった。

今回の改修では「明るい庭園」をという施主様の希望もあり、既存の樹木や石を使いながら平庭の作庭となる。
昔の庭師が苦労して造った庭をこぼつのは、同じ造り手として心苦しい作業だ。
でも、既存を活かしながらの造庭作業となるので、前作者の念いもきっと生きるであろう。

そしてこの改修で我々の手により、この木々や石たちは新たに生まれ変わる。
さて、彼等はこの庭でどんな景を魅せてくれるのか、今からとても楽しみである。