Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

山行実績の積重ね(南アルプス仙丈ケ岳山行記録)

2017年05月06日 | Mountain winter
雷鳥

(仙丈ケ岳にて 2017.5撮影)


山行記録
 山域     南アルプス 仙丈ケ岳
 目的     ピークハント山行
 日程     2017年5月3~5日 
 メンバー   ”チ~ム Bigover” の2名 
 登山口    戸台 

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

久々に、雪のある3000m峰に挑む山行だった。
4日は午後から寒気が入って、天候も悪化する予報も出ていた。
稜線で吹雪かれたら、かなり厳しい行程になるだろうと、覚悟を決めて入山する。

仙丈ケ岳は、テクニック的にはそう難しくはないが、
高低差1000mの大きな長い尾根を、ひたすら登るタフな山である。
氷化した急な雪面にピッケルアイゼン効かせ、
あがる息と悲鳴を上げる体の苦痛に耐えながら登り切る。

心配していた天候は、幸いにしてピークにあっても穏やかである。
日本アルプスど真ん中より、360度の山岳展望を得る。

山屋にとってこの上ない達成感を得て、BCがある北沢峠の長衛小屋テン場に戻る。
ここで極上の晩餐をカミさんと食す。
二人の山行実績に、また一つこのいい山行を連ねる事ができた。


詳しい記録は下記のページで!
ヤマレコ記録はこちら(写真/行程詳細記載)

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ご褒美(福井・滋賀県境 三十三間山 山行記録)

2016年02月27日 | Mountain winter
登行

(三十三間山にて 2016.2撮影)


”チ~ム Bigover” は旧知の岳友と、福井と滋賀の県境にある三十三間山へ冬山山行を行った。
冬型の気圧配置となったこの日、稜線での天候が心配されたが、行けば比較的穏やかな空模様で
快適で楽しい冬山山行を友と共に楽しめた。

山行記録
 山域     三十三間山
 目的     ピークハント山行
 日程     2016年2月21日 曇り
 メンバー   M川さんと”チ~ム Bigover” の3名 
 登山口    福井県若桜町倉見→倉見駐車場
 ルート概況  ・累積標高(上り): 725m  ・累積標高(下り): 725m  ・総歩行距離;7km
        ・行程時間 6.0h
        ・ルート状況  積雪期・一般ルート
        ・山行形態   日帰り(ビバーク装備有り)山スキー登山

 行程
  2/21(日) 自宅早朝発→近江今津駅→三十三間山登山口駐車場
    1日目 入山 8:15三十三間山登山口(96m)~三十三間山(842.3m)~十三間山登山口13:40下山
         三十三間山登山口駐車場→各自宅 帰宅
     

トレース地図


○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

旧知の岳友と行く山行は、いつもながら気持がいい。
自然界に誰に気兼ねすることなく入り込んで行けるような気がする。

久々に会った友人と最初は世間や近況の愚痴・不満をぶつけ合ってたが、
山に入り登るにつれて、そうしたことはどうでもいいと思えてくる。
頭にあるのは、稜線出た時に強い風と寒気にどう防御し対応しようかということのみである。

幸い稜線は意外に穏やかで、ピークではのんびりラーメンランチでくつろげた。
どんな山行でもそうだか、やっぱり山登りは行ってみないとわからないし
それをシュミレーションして自分たちが実際どう対処いて行くのかが問われていて、
それを実践していくことが面白い。

厳しいと思ってた山行が、予想に反して山に意外に優しく迎えられた時は、
思わぬご褒美が当たったようで、いつも以上に嬉しい気持ちになる。

友人と行った今回の久々の冬山は、そんな山行だった。


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ガリガリ・ヤブヤブ(大日ケ岳山行記録)

2016年02月11日 | Mountain winter
白山遠望

(大日ケ岳にて 2016.1撮影)


”チ~ム Bigover” 今冬の初の山スキー山行。
奥美濃エリアの大日ケ岳にて、思う存分雪山を楽しんむはずだったが
雪不足ヤブヤブとガリガリ雪面で、スキー担いで下山した。

山行記録
 山域     奥美濃 大日ケ岳
 目的     山スキー山行
 日程     2016年1月30日 曇り
 メンバー   ”チ~ム Bigover” の2名 
 登山口    高鷲スノーパークゴンドラ終点駅
 ルート概況  ・累積標高(上り): 160m  ・累積標高(下り): 160m  ・総歩行距離;2.5km
        ・行程時間 5.0h
        ・ルート状況  積雪期・一般ルート
        ・山行形態   日帰り(ビバーク装備有り)山スキー登山

 行程
  1/30(日) 04:00 自宅発→彦根IC→白鳥IC→06:00高鷲スノーパーク P
     1日目 08:30 入山 ゴンドラ終点駅登山口(1530m)~11:00大日ヶ岳(1708m)~
         14:00 ゴンドラ終点駅登山口(1530m)下山~
高鷲スノーパークゲレンデ~高鷲スノーパーク P→白鳥IC→
彦根IC→17:00自宅 帰宅

トレース地図

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

暖冬な今冬だが、どうしても山スキーしたくてここならと思い大日ケ岳に行く。
ゲレンデで一本滑ってゴンドラに乗って久々のシール登行を楽しむ。
山頂に着くと仏様がお出迎えくださる。
大日如来が祀られているのだが、初めて拝見する。
滑ろうとしていた北斜面は樹木が丸々出ていて、滑るところがない。
これを見て、今日の滑降は止めにする。
ピーク近くでラーメン食べて、ガリガリ斜面をボチボチ下降した。

こんな年もあるんだね。


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「ビビったから」でいい(北陸小荒島岳 山スキー山行記録)

2015年03月16日 | Mountain winter
「荒島岳」

(荒島岳にて撮影 2015.3.14)
 

”チ~ム Bigover” は3月中日に北陸の荒島岳に山スキー山行する。
重い雪と戯れて、この山行を楽しんだ。

山行記録
 山域     北陸 小荒島岳
 目的     山スキー山行
 日程     2015年3月14日 曇り
 メンバー   ”チ~ム Bigover” の2名 
 登山口    福井県大野市勝原スキー場跡
 ルート概況  ・累積標高(上り): 840m  ・累積標高(下り): 840m  ・総歩行距離;7.0km
        ・行程時間 7.0h
        ・ルート状況  積雪期・一般ルート 積雪 登山口0.5m 山頂3m
        ・山行形態   日帰り(ビバーク装備有り)山スキー登山

 行程
  3/14(土)
    自宅3:00発→彦根IC→福井IC→福井県大野市→5:20勝原スキー場 P
    6:20  入山 勝原スキー場 P登山口(350m)~ゲレンデトップ~深谷ノ頭(1015m)~
    11:00 シャクナゲ平(1204m)~往路滑降~
    13:40 勝原スキー場 P登山口(350m)下山
    P→17:30自宅 帰宅

トレース地図


○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

3月上旬の週に来た寒波で、この山域でもなごり雪が降ったようだ。
山には純白の新雪が纏い、綺麗な山容を見せてくれている。
しかしその雪は湿雪で、かみさんのシールに雪が下駄のように着く。

昨夜降った雪は5~10センチ。
そこには弱層が観られ、
テストすると表層5センチぐらいのところでいとも簡単に分離する。
雪崩なんて起きるか起きないかは半分運みたいなもので、
どちらかというと遭わない方が多いのかもしれない。
他の山スキーパーティは、計画通り谷を滑るようだ。
でも、僕らは谷を滑る計画を中止した。
理由は「ビビったから」でいいと思った。

この山行の最高到達点でもあるしゃくなげ平から、
登ってきた尾根を藪や重雪と戯れながら滑降する。
少し晴れ間の見えた滑降終盤、綺麗なブナ林で一休み。
今回は快適とは言えない山スキーだったが、
それでも今日の1日を、山で遊んだ喜びをかみしめる。
登山口までの残りの滑降は、閉鎖されたスキーゲレンデ。
ここを気持ちよく滑って、無事この山行を終えた。


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残雪期の山行(堂満岳(滋賀岳連【岳連山塾】15記録)

2015年03月10日 | Mountain winter
賑やかBCにて

(堂満岳にて 2015.3撮影)
 

”チ~ム Bigover” は滋賀岳連の雪山研修会の山行にスタッフ参加した。
いつもながら、山好き連中と行く山行は、愉快で充実した心持ちが残る。

山行記録
 山域     比良山系 堂満岳
 目的     研修会山行
 日程     2015年3月7~8日 
 メンバー   ”チ~ム Bigover” と参加者6名の計8名 
 登山口    大津市志賀町イン谷口
 ルート概況  ・累積標高(上り): 820m  ・累積標高(下り): 820m  ・総歩行距離;7.0km
        ・行程時間 二日間
        ・ルート状況  積雪期・一般ルート
        ・山行形態  雪山研修
 行程
     7日(土)くもり~雨
      08:00イン谷口集合~開講式→08:40入山→13:30金糞峠→BC設営(980m付近)
      8日(日)ガス~はれ
      06:00研修→11:30BC撤収→12:30堂満岳(1057m)登頂→東陵下降→
      15:40イン谷口下山(閉講式)

トレース地図
  

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

久しぶりにみっちり雪山での基本研修を行った。
一応教える立場ではあるが、事前に資料を作ったり技術を精査したり、
また実際歩行や滑落停止など実践する事は、
自分にとってもプラスであり大切なことだ。
こうした研修の呼びかけに、いつもたくさんの方に集まって頂けるし、
皆さんの山に対する熱意に、いつもながら後押しされる。

この山行で、僕が企画する滋賀岳連の今年度の事業を終えることができた。
今はそのことが嬉しく、と同時に安堵する。


滋賀岳連HP『岳連山塾』15記録報告
ヤマレコ記録はこちら(写真/行程詳細記載)

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ベストルート(マキノ高原三国山 山行記録)

2015年02月24日 | Mountain winter
「雪の高原」

(三国山にて撮影 2015.2.21)
 

”チ~ム Bigover” は友人を誘ってマキノ高原で山スキー山行を行った。
天気は上々で、雪質もよく爽快な1日を過ごした。

山行記録
 山域     マキノ高原 三国山
 目的     山スキー山行
 日程     2015年2月21日 晴れ
 メンバー   H君と”チ~ム Bigover” の3名 
 登山口    高島市マキノ町 白谷
 ルート概況  ・累積標高(上り): 650m  ・累積標高(下り): 650m  ・総歩行距離;9.0km
        ・行程時間 7.0h
        ・ルート状況  積雪期・一般ルート 積雪 登山口0.5m 山頂3m
        ・山行形態   日帰り(ビバーク装備有り)山スキー登山

 行程
  2/21(土) 4:00 自宅発→高島市→マキノ町白谷→5:30路肩 P
         6:00 入山 登山口(224m)~黒河林道~黒河峠(570m)~
        11:00 三国山(876m)登頂~滑降~黒河峠(570m)~黒河林道滑降~
        13:00 登山口(224m)下山
             P→自宅 帰宅
トレース地図


○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

おそらく滋賀県内で山スキーするなら、ここがベストルートだろう。
黒河峠までは林道があり、山頂に向かう尾根は傾斜も適度でブナ林も美しい。
他の谷や尾根も雪次第でいろいろ辿れるだろう。

今年は積雪も多くどこの尾根も谷も真っ白、山スキーヤーにとってはいい年になった。
少々短いのが物足りないが、気持ちの良い滑りを満喫してこの山行を無事終えた。


ヤマレコ記録はこちら(写真/行程詳細記載)

このブログ内の三国山山行記録リンク
       
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ガスに包まれた雪山(藤原岳山行記録)

2015年02月18日 | Mountain winter
瞑想

(土蔵岳にて撮影)
 

”チ~ム Bigover” は次週に引き続き雪山山行行った。
この日も天気が不安定で、稜線は吹雪と視界不良。
途中敗退の、フラストレーション溜まる山行だった。

山行記録
 山域     鈴鹿山系 藤原岳
 目的     ピークハント山行
 日程     2015年2月15日 曇り・吹雪
 メンバー   ”チ~ム Bigover” の2名 
 登山口    三重県藤原町 大貝戸
 ルート概況  ・累積標高(上り): 920m  ・累積標高(下り): 920m  ・総歩行距離;5.5km
        ・行程時間 5.5h
        ・ルート状況  積雪期・一般ルート 積雪 登山口0m 山荘1m
        ・山行形態   日帰り(ビバーク装備有り)トレック登山

 行程
  2/15(日) 4:00自宅早朝発→関ヶ原→藤原町→5:00大貝戸休息所 P(雨)
1日目 6:30入山 大貝戸休息所登山口(160m)~表参道五合目(560m)~10:20藤原山荘(1090m)~
往時下降~12:15大貝戸休息所(160m)下山
大貝戸休息所P→自宅 帰宅
トレース地図
 

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

藤原岳には、頂稜部に爽やかな高原台地がある。
でもこの日はガスに包まれた吹雪の稜線だった。
藤原山荘に着いて、これを見て迷うことなく踵を返した。

重い一眼レフカメラあげたが、一度もザックから出されることはなかった。


ヤマレコ記録はこちら(写真/行程詳細記載)
       
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寒気にさらされて(武奈ヶ岳下見山行記録)

2015年02月02日 | Mountain winter
前山にて

(武奈ヶ岳にて 2015.1撮影)
 

”チ~ム Bigover” は次週予定の研修会の下見山行を高体連と行った。
この日の比良は天気が不安定で稜線は寒気で厳しいものだった。

山行記録
 山域     比良山系 武奈ケ岳
 目的     下見山行
 日程     2015年1月31日 晴れ・吹雪
 メンバー   Mさんと”チ~ム Bigover” の3名(高体連山岳部と同行) 
 登山口    大津市志賀町イン谷口
 ルート概況  ・累積標高(上り): 790m  ・累積標高(下り): 790m  ・総歩行距離;9.0km
        ・行程時間 6.0h
        ・ルート状況  積雪期・一般ルート
        ・山行形態   日帰り(ビバーク装備有り)トレック登山

 行程
  1/31(日) 06:00 自宅発→イン谷口 P
     1日目 09:30 入山 イン谷登山口(250m)~ダケ道~北比良峠~
         13:00 八雲ヶ原(900m)~往時下降~
         15:30 イン谷口下山
          16:00 イン谷口 P→Mさん家でケーキ→自宅 帰宅

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

冷え切った体に、寒気を伴った稜線の強い風に煽られる。
いつものように左人差し指の感覚がなくなる。
歩きながらマッサージしても感覚は帰ってこない。
ちょっとやばいと思い、手袋外して指を咥える。
口の中は36度以上あり、その状況下では最も熱のある空間である。

指の感覚は、間もなく戻ってきた。


1/31ヤマレコ記録はこちら(写真/行程詳細記載)

2/7~8ヤマレコ記録はこちら(写真/行程詳細記載)

滋賀岳連 平成26年度(2014年度)山岳指導員研修会兼山岳技術研修会(積雪期)実施報告
       
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初山滑り(大日ヶ岳山行記録)

2015年01月20日 | Mountain winter
雪山にて

(大日ケ岳にて 2015.1撮影)
 

”チ~ム Bigover” 今冬の初の山スキー山行。
奥美濃エリアの大日ケ岳にて、思う存分雪山を楽しんだ。

山行記録
 山域     奥美濃 大日ケ岳
 目的     山スキー山行
 日程     2015年1月18日 晴れ
 メンバー   ”チ~ム Bigover” の2名 
 登山口    高鷲スノーパークゴンドラ終点駅
 ルート概況  ・累積標高(上り): 250m  ・累積標高(下り): 620m  ・総歩行距離;5.0km
        ・行程時間 5.5h
        ・ルート状況  積雪期・一般ルート
        ・山行形態   日帰り(ビバーク装備有り)山スキー登山

 行程
  1/18(日) 03:00 自宅発→彦根IC→白鳥IC→06:00高鷲スノーパーク P→ゴンドラ終点駅
     1日目 08:30 入山 ゴンドラ終点駅登山口(1530m)~10:00大日ヶ岳(1708m)~
               大日谷源頭部滑降~大日ヶ岳~尾根滑降~叺谷左俣滑降~
             高鷲スノーパークゲレンデ~
         14:00 高鷲スノーパークハウス前(970m)下山
          15:00 高鷲スノーパーク P→白鳥IC→彦根IC→17:00自宅 帰宅
トレース地図


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昨年秋は、クライミング中心に活動したので、登山する機会がほとんどなかった。
年が明けて久々に山登りを計画する。
今シーズンは山は雪が順調に積もったようで、山スキーするにはエリア選びに事欠かない。
でも、初滑りは手馴れた奥美濃の大日ヶ岳とする。

ここはアプローチも短く、危うい箇所もない。
標高は高いので雪質は概ね良好だし、いい谷筋をパウダー滑降できる。
ただ、日によっては雪崩やすいので、その点は十分考慮する必要がある。
この日も、前日の荒天で降雪があると嫌な雪面になっているかも、と心配していた。
(この日北アルプスでは雪崩による事故が数カ所で発生していた)
しかし、このエリアは降雪が少なかったようだ。

ピークから北方に落ちる大日沢、まだだれも滑っていないオープンバーンが見える。
積雪の中に顕著な弱層はない。
躊躇なく沢に飛び込んで、真っ新ふかふかの雪にシュプールを描く。
極上の快感を得て、また登り返して帰路を選択しながらまたパウダーを滑る。
山スキーで雪山を彷徨する喜びに浸り、また山に帰ってきた感を得る。
最後はゲレンデに戻り、喧騒のゲレンデハウスまで滑って、無事この山行を終えた。

過去の大日ヶ岳山行の記録

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ベースキャンプにて(北アルプス劔立山周辺山行記録)

2014年05月07日 | Mountain winter
『ベースキャンプ』

(剣沢にて 2014.4撮影)
 

大型連休前半”チ~ム Bigover” は、剣沢に入山。
目的は、あこがれの剣沢にベースキャンプ張って、別山沢を山岳スキーすること。
帰路の雷鳥沢滑降は、斜面が固くほとんど滑れなかったが、
充実した山行を行なえた事に満足している。

山行記録
 山域     北アルプス劔立山周辺
 目的     山スキー山行
 日程     2014年4月26~28日 
 メンバー   ”チ~ム Bigover” の2名 
 登山口    立山アルペンルート 室堂ターミナル
 ルート概況  ・累積標高(上り): 1800m  ・累積標高(下り): 1800m  ・総歩行距離;15.0km
        ・行程時間 1日目 5.5h  2日目 9.0h  3日目 7.0h 
        ・ルート状況  積雪期・未整備ルート 積雪5.0m(新雪なし)
        ・山行形態   BC方式(ビバーク装備有り)山スキー登山

 行程
 4/26(土) 自宅深夜発→彦根IC→富山IC→立山駅 P→室堂駅
  1日目 入山 室堂登山口(2432m)~雷鳥平(2277m)~劔御前小屋(2760m)~
      剣沢小屋(2530m)~BC設営(テント泊)
  2日目 BC発(2530m)~別山尾根のコル(2662m)~別山沢滑降~
      剣沢雪渓出合(1860m)~BC着(2530m)(テント泊)
  3日目 BC発(2530m)~劔御前小屋(2760m)~雷鳥平(2277m)~
      下山 室堂登山口(2432m)     
       室堂駅→立山駅 P→富山IC→彦根IC→自宅 帰宅
  4日目 予備日

トレース地図


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GWシーズンに剣沢に入山するのは、何年ぶりだろうか。
十数年前、かつて所属していた山岳会のメンバーと、劔合宿を行なって以来だ。
その時は、源次郎尾根登攀を狙っていたが、天候がひどく荒れてこれを中止し、
吹雪の中、別山の尾根をトレースした思い出がある。

今回はカミさんと二人、この別山の尾根に乗っかり、
そこから別山沢を滑降する計画を立てた。
僕ら二人にとっては、なかなかBIGな計画だ。

27日の朝は、好天でよく冷えて雪面は凍っていた。
朝一番、BCからこのコル目指して、急斜面をアイゼン登高する。
尾根から眺めるこの別山沢は、2660mのコルから一直線に800m落ちるご機嫌な沢だ。
もちろん、この沢のスキー滑降は初見だ。
出だしの50mは傾斜40度を超え、僕らのスキー技量でいきなり飛び込むのは、
リスクが大きかった。
日が上がり、雪が緩むのをじっと待つ。

その間、劔山塊を眺め、雷鳥と遊ぶ。

1時間半ほどコル周辺で過ごして、いよいよ緊張のエントリーだ。
沢はノーシュプール、一枚の無傷の雪面がある。
かなりびびりの入ったドロップインだった。
でも、誰も見てないし、不格好だろうが何だろうが、最初はひたすら横滑り。
ようやく慣れた頃に最初のターンを決めた後は、

もう極上のスキー滑降だった。

剣沢と合流した後は、剣沢を800mを登り返し。

そして、静かで美しいベースキャンプに帰る。

安定したキャンプで過ごす、極上の時間。
幸せな時空間が、ここにはあった。

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