(美しいクマザサの尾根)
週末のなると、天気が崩れるパターンが続いている。
クライミングの予定が立てづらい。
そこで今回は、かみさんと日帰り山行に出掛ける事にした。
山は、鈴鹿の竜ヶ岳。
10年ほど前に一度単独で登った。
綺麗な尾根と広いピークが印象的な山だった。
その時は確か冬だったと思うが、今回は新緑の良い季節でもあり、その分山行が楽しいものになった。
登りは裏道と言われるホタガ谷道よりピークを目指し、下降は石榑峠より滝を見ながら宇賀渓上流を下った。
上部の広大で快適な笹尾根と宇賀渓での少しアドベンチャーな登山道、充実の7時間あまりであった。
心配していた天気も時折晴れ間が出るほど回復し、上々のさわやかな一日となった。
(竜ヶ岳の広々としたピーク)
記録
5/28(日)くもり/晴れ
場所 鈴鹿山系 竜ヶ岳(三重県側より)経路略地図
目的 ピークハント
メンバー カミさんと二人
行程 6:00 自宅発 → 鞍掛峠 → 宇賀渓駐車場(このとき三重県側は大雨)
7:30 宇賀渓登山口(280m)より入山
・雨がやみ登高開始
・ホタガ谷道を行く
・沢沿の道には山ビルがいる
9:45 主稜線手前(920m)
・急に展望が開ける
・晴れ間も見えてさわやかな風もあり快適
・クマザサ原が大変美しい
11:00 竜ヶ岳(1099.6m)登頂
・やや曇ってはいるが、穏やかな天気で360度の展望を得る
12:00 石榑峠に向け下降開始
・重ね岩など花崗岩の岩塔がいくつかあり山容も立派
・やせ尾根を急降下し、峠からは国道を少し歩く
13:10 小峠下(570m)
・長尾滝は大変美しい豪快な滝
・長尾滝~五段滝までは美しい沢沿いの道
・この間シビアな石飛沢渡りの繰り返し、最後は靴を脱いで徒渉
15:10 宇賀渓駐車場に下山
15:40 宇賀渓駐車場 → 鞍掛峠 → 彦根市内
19:00 帰宅
週末のなると、天気が崩れるパターンが続いている。
クライミングの予定が立てづらい。
そこで今回は、かみさんと日帰り山行に出掛ける事にした。
山は、鈴鹿の竜ヶ岳。
10年ほど前に一度単独で登った。
綺麗な尾根と広いピークが印象的な山だった。
その時は確か冬だったと思うが、今回は新緑の良い季節でもあり、その分山行が楽しいものになった。
登りは裏道と言われるホタガ谷道よりピークを目指し、下降は石榑峠より滝を見ながら宇賀渓上流を下った。
上部の広大で快適な笹尾根と宇賀渓での少しアドベンチャーな登山道、充実の7時間あまりであった。
心配していた天気も時折晴れ間が出るほど回復し、上々のさわやかな一日となった。
(竜ヶ岳の広々としたピーク)
記録
5/28(日)くもり/晴れ
場所 鈴鹿山系 竜ヶ岳(三重県側より)経路略地図
目的 ピークハント
メンバー カミさんと二人
行程 6:00 自宅発 → 鞍掛峠 → 宇賀渓駐車場(このとき三重県側は大雨)
7:30 宇賀渓登山口(280m)より入山
・雨がやみ登高開始
・ホタガ谷道を行く
・沢沿の道には山ビルがいる
9:45 主稜線手前(920m)
・急に展望が開ける
・晴れ間も見えてさわやかな風もあり快適
・クマザサ原が大変美しい
11:00 竜ヶ岳(1099.6m)登頂
・やや曇ってはいるが、穏やかな天気で360度の展望を得る
12:00 石榑峠に向け下降開始
・重ね岩など花崗岩の岩塔がいくつかあり山容も立派
・やせ尾根を急降下し、峠からは国道を少し歩く
13:10 小峠下(570m)
・長尾滝は大変美しい豪快な滝
・長尾滝~五段滝までは美しい沢沿いの道
・この間シビアな石飛沢渡りの繰り返し、最後は靴を脱いで徒渉
15:10 宇賀渓駐車場に下山
15:40 宇賀渓駐車場 → 鞍掛峠 → 彦根市内
19:00 帰宅
昨日、仕事関係の知り合いからイチゴを頂きました。
その方は農業もされていて、おいしいイチゴをハウス栽培されていてます。
今回はそのお裾分け。
「いちごはビタミンCが多いことが注目されます。
また、有機酸(主にクエン酸、リンゴ酸)を豊富に含み、これらがイチゴの酸味の成分となっています。
イチゴの主要な機能性成分としては、アントシアニンやエラグ酸などのポリフェノール類があげられます。
イチゴ果実の赤色はアントシアニン色素によるものです。
エラグ酸はベリー類に特徴的な成分で、ポリフェノール類の中でも特に強い抗酸化力を持っています。
イチゴをはじめとするベリー類はポリフェノール類の宝庫であり、そのため高い抗酸化活性を示すものが多く、中でもイチゴは上位にランクされています。
抗酸化活性の高い野菜・果物には活性酸素が関わる様々な生活習慣病のリスクを下げることが期待できます。
イチゴ抽出物には動脈硬化の原因になるLDLコレステロールの酸化を抑える効果が認められました。
イチゴの発がん予防機能については多数報告されています。
最近ではヒト介入試験や疫学調査も行われ、イチゴの摂取はがんの予防に効果的であることが示唆されました。
また、イチゴの抗血栓作用に関する報告もあります。
イチゴのフラボノイドには血栓症などの原因となる血小板の凝集を阻害する作用があり、抗血小板活性の高いイチゴ品種は動物実験で高い抗血栓作用を示しました。
最近の研究では、サルモネラ菌などのヒト病原菌や胃潰瘍・胃がんの原因になるとされるピロリ菌の生育を抑える作用があることがわかりました。」(ネットより引用)
だそうです。
そんなことよりこのイチゴ、朝から甘い匂いを部屋中に漂わせて、すごくハッピーな気分にさせてくれます。
贅沢にもカミさんと二人で、一気に全部食べてしました。
心にも栄養いっぱいのイチゴでした。
二人には、何よりのごちそうでした。
その方は農業もされていて、おいしいイチゴをハウス栽培されていてます。
今回はそのお裾分け。
「いちごはビタミンCが多いことが注目されます。
また、有機酸(主にクエン酸、リンゴ酸)を豊富に含み、これらがイチゴの酸味の成分となっています。
イチゴの主要な機能性成分としては、アントシアニンやエラグ酸などのポリフェノール類があげられます。
イチゴ果実の赤色はアントシアニン色素によるものです。
エラグ酸はベリー類に特徴的な成分で、ポリフェノール類の中でも特に強い抗酸化力を持っています。
イチゴをはじめとするベリー類はポリフェノール類の宝庫であり、そのため高い抗酸化活性を示すものが多く、中でもイチゴは上位にランクされています。
抗酸化活性の高い野菜・果物には活性酸素が関わる様々な生活習慣病のリスクを下げることが期待できます。
イチゴ抽出物には動脈硬化の原因になるLDLコレステロールの酸化を抑える効果が認められました。
イチゴの発がん予防機能については多数報告されています。
最近ではヒト介入試験や疫学調査も行われ、イチゴの摂取はがんの予防に効果的であることが示唆されました。
また、イチゴの抗血栓作用に関する報告もあります。
イチゴのフラボノイドには血栓症などの原因となる血小板の凝集を阻害する作用があり、抗血小板活性の高いイチゴ品種は動物実験で高い抗血栓作用を示しました。
最近の研究では、サルモネラ菌などのヒト病原菌や胃潰瘍・胃がんの原因になるとされるピロリ菌の生育を抑える作用があることがわかりました。」(ネットより引用)
だそうです。
そんなことよりこのイチゴ、朝から甘い匂いを部屋中に漂わせて、すごくハッピーな気分にさせてくれます。
贅沢にもカミさんと二人で、一気に全部食べてしました。
心にも栄養いっぱいのイチゴでした。
二人には、何よりのごちそうでした。
(椿岩からの帰路立ち寄ったMINISTOPで食べた唐揚げ、「たいへんおいしゅうございました」)
今ひとつ調子が上がらない。
クライミングしたい気持ちはあるのだが、ルートトライに対してそれに執着する気持ちが足りない。
核心付近でのクリップで、簡単にテンションしてしまう淡白な登りが続いている。
憶うに、今の自分はルートをボルト刻みにしかとらえていないのかもしれない。
クリップは、そのクライミングの流れの中でのプロテクション構成のひとつであるはず。
もっと大きな目を持って「フリークライミング」を捉えなければ・・・。
原点に返って、仕切り直しである。
記録
日時 5月21日(日) 晴れ
場所 椿岩(三重県鈴鹿市)
メンバー KWさん、カミさんとbigoverの3人
ルート(★はbigoverのきまぐれ評価)
〇 マタニティ 5.9 RP×1
〇 アトランタ 5.11a RP×1 ★★
〇 モンキー・ジャスティス 5.10b RP×1、T×1 ★
〇 いい感じ 5.11a T×1 ★
〇 燃えろドラゴンズ 5.10c T×1 ★
計 6本
今ひとつ調子が上がらない。
クライミングしたい気持ちはあるのだが、ルートトライに対してそれに執着する気持ちが足りない。
核心付近でのクリップで、簡単にテンションしてしまう淡白な登りが続いている。
憶うに、今の自分はルートをボルト刻みにしかとらえていないのかもしれない。
クリップは、そのクライミングの流れの中でのプロテクション構成のひとつであるはず。
もっと大きな目を持って「フリークライミング」を捉えなければ・・・。
原点に返って、仕切り直しである。
記録
日時 5月21日(日) 晴れ
場所 椿岩(三重県鈴鹿市)
メンバー KWさん、カミさんとbigoverの3人
ルート(★はbigoverのきまぐれ評価)
〇 マタニティ 5.9 RP×1
〇 アトランタ 5.11a RP×1 ★★
〇 モンキー・ジャスティス 5.10b RP×1、T×1 ★
〇 いい感じ 5.11a T×1 ★
〇 燃えろドラゴンズ 5.10c T×1 ★
計 6本
酒名 芳醇清酒「不断桜」
容量/価格 1.8L 価格不明
入手 2006.5.12 実家の母親より譲り受ける
発売元 (有)うえかわ
滋賀県犬上郡甲良町池寺250
醸造元 愛知酒造(有)
滋賀県愛知郡秦荘町大字野々目207
評価 名の通り、絶え間なく飲めるさっぱりとしたお酒
メモ 西明寺(甲良町池寺)に樹齢250年の不断桜がある。
名前はおそらくここから採られたものだろう。
香りも味も淡白。味の濃い肴に合うかな?
飲んだあと舌の上に丸みのような感覚が残る。
一升瓶だったのでしばらく楽しめそうだ。
容量/価格 1.8L 価格不明
入手 2006.5.12 実家の母親より譲り受ける
発売元 (有)うえかわ
滋賀県犬上郡甲良町池寺250
醸造元 愛知酒造(有)
滋賀県愛知郡秦荘町大字野々目207
評価 名の通り、絶え間なく飲めるさっぱりとしたお酒
メモ 西明寺(甲良町池寺)に樹齢250年の不断桜がある。
名前はおそらくここから採られたものだろう。
香りも味も淡白。味の濃い肴に合うかな?
飲んだあと舌の上に丸みのような感覚が残る。
一升瓶だったのでしばらく楽しめそうだ。
(ひなたぼっこする芹谷のトカゲ)
土曜日は、一日中雨が降っていた。
それも日曜日には上がった。
MAさんより、芹谷集合の連絡が急きょ入る。
どのみち岩は濡れているだろうと、いつもよりゆっくりで出かけた。
沖縄は梅雨入りし、季節は春から夏に移ろいつつある。
アプローチでは、MAさん カミさんの天敵「山蛭」が早くも出現。
二人はエアーサロンパスを足に振りかけて、蛭対策して行く。
その効果は抜群のようで、何もしていない僕には2~3匹のヒルが靴についていたが、二人は被害なしだった。
岩は、予想通りよく濡れている。
でも天気は上々、さわやかな風もありいい気持ちだ。
しかもこの日は我々3人だけで、芹谷貸し切り。
渇いたルートを選んで取り付き、静かな初夏のクライミングを終日楽しんだ。
記録
日時 5月14日(日) 晴れ
場所 芹谷(多賀町)
メンバー MAさん、カミさんとbigoverの3人
ルート(★はbigoverのきまぐれ評価)
〇 ラ・バンバ 5.11a T×1 ★
〇 ブロークンフィンガー 5.11c/d T×3 ★★
計 4本
土曜日は、一日中雨が降っていた。
それも日曜日には上がった。
MAさんより、芹谷集合の連絡が急きょ入る。
どのみち岩は濡れているだろうと、いつもよりゆっくりで出かけた。
沖縄は梅雨入りし、季節は春から夏に移ろいつつある。
アプローチでは、MAさん カミさんの天敵「山蛭」が早くも出現。
二人はエアーサロンパスを足に振りかけて、蛭対策して行く。
その効果は抜群のようで、何もしていない僕には2~3匹のヒルが靴についていたが、二人は被害なしだった。
岩は、予想通りよく濡れている。
でも天気は上々、さわやかな風もありいい気持ちだ。
しかもこの日は我々3人だけで、芹谷貸し切り。
渇いたルートを選んで取り付き、静かな初夏のクライミングを終日楽しんだ。
記録
日時 5月14日(日) 晴れ
場所 芹谷(多賀町)
メンバー MAさん、カミさんとbigoverの3人
ルート(★はbigoverのきまぐれ評価)
〇 ラ・バンバ 5.11a T×1 ★
〇 ブロークンフィンガー 5.11c/d T×3 ★★
計 4本
酒名 黒龍 本醸造
容量/価格 720ml 1200円
入手 2006.5.4 福井県敦賀市「日本海さかな街」で購入
製造元 黒龍酒造(株)
福井県吉田郡松岡町春日1-38
杜氏 畑山 浩
評価 ★ 気持ちを上向きにさせてくれる酒 (★はbigoverのきまぐれ評価)
メモ 香りうすく、口当たりさわやか。
あと味甘く、飲んで気持ちのいい酒
容量/価格 720ml 1200円
入手 2006.5.4 福井県敦賀市「日本海さかな街」で購入
製造元 黒龍酒造(株)
福井県吉田郡松岡町春日1-38
杜氏 畑山 浩
評価 ★ 気持ちを上向きにさせてくれる酒 (★はbigoverのきまぐれ評価)
メモ 香りうすく、口当たりさわやか。
あと味甘く、飲んで気持ちのいい酒
酒名 立山黒部アルペンルート「大観峰」にごり酒
容量/価格 300ml 1000円
入手 2006.4.29 立山黒部アルペンルートの大観峰駅で購入
販売元 立山黒部貫光(株)大観峰売店
tel 076-465-5772
製造元 千代鶴酒造合資会社
富山県滑川市下梅沢360 tel076-475-0031
評価 ★★★★ 感動的な出会いを感じた酒 (★はbigoverのきまぐれ評価)
メモ 甘い香りでクリーミーでまろやかな口当たり。
アルーコールの強さがやや鼻をつくが、飲むうちに引き込まれる酒
現物はアルペンルートの大観峰駅のみで販売される。
あとは電話で注文受付されているようだ。
また欲しくなる酒だ。
容量/価格 300ml 1000円
入手 2006.4.29 立山黒部アルペンルートの大観峰駅で購入
販売元 立山黒部貫光(株)大観峰売店
tel 076-465-5772
製造元 千代鶴酒造合資会社
富山県滑川市下梅沢360 tel076-475-0031
評価 ★★★★ 感動的な出会いを感じた酒 (★はbigoverのきまぐれ評価)
メモ 甘い香りでクリーミーでまろやかな口当たり。
アルーコールの強さがやや鼻をつくが、飲むうちに引き込まれる酒
現物はアルペンルートの大観峰駅のみで販売される。
あとは電話で注文受付されているようだ。
また欲しくなる酒だ。
4/28日の早朝、立山駅に着く。
そこから、アルペンルートに乗って室堂に向かう。
バス道は、昨夜降ったであろう雪が残りアイスバーンになっている。
雷鳥沢の小屋は、まだ掘り出されていない。
テントを張り終える頃、作業の重機がやって来て豪快に掘り出し作業を開始する。
今年は、雪が多いと事前に情報は得ていた。
ここらで10mの積雪がある上に、昨夜は40センチほどまた積もったようだ。
明けて29日、予報でこの日の天気が心配されたが、昨日からドピーカンが続いている。
今日いよいよ目標の「御山谷滑降」を目指す。
連休初日で早朝出発ということもあって、一ノ越まで我々の二人旅。
雄大な立山の景観を独占、なんと爽快なことであろう。
順調に高度を得て、8時前に一ノ越に着く。
そして、黒部湖に落ちる御山谷を見る。
きれいなスロープがどこまでも続いている。
滑降を前に気になる雪の状態を、ピットを掘って確認する。
少し吹き溜まった箇所で新雪40センチ、その下にスコップがたたないくらいの固いバーンがある。
40センチ角ほどの雪柱を軽く引くと、固いバーンとの境で簡単に切断する。
「やばい・・・!」
少し下がって広めの斜面で2個目のピット作成。
ここは新雪30センチ、ここも同じ弱層で切れるが先ほどよりは固い。
また下がって3個目、また下がって4個目だんだん固くなっていく。
どうも新雪が下の雪と今なじんでいく過程のようだ。
「どうする・・・」
この新雪、標高が低いほど量が少ないのは、昨日アルペンルートで入山する際に確認している。
それに今いくとすれば、御山谷へは僕らがこの日初エントリーとなり、まだ雪面に対してのストレスも少ないはず。
あれこれ考えを尽くして、ビビりながらではあるが傾斜が緩く比較的雪崩れにくい
「200mほど下の大岩まで、とりあえず滑ってみるか・・・!」
となる。
下り始めは、表面かための最中っぽい雪面をエッジを引っかけながら滑降。
大岩当たりまで来ると雪質が変わってザラメとなり、へたくそなスキーでも滑りやすくなる。
ここでカミさんと再度家族会議、新雪量も減ってくるのでリスクを承知で
「行ってしまおう!!」
ということになる。
最初に僕が行きその間カミさんが僕の滑りを確認、見える範囲で止まった僕を見てカミさんが滑る。
その滑りを確認してカミさんと合流したら、僕がすぐスタート。
これの繰り返しで、とにかく休憩なしでどんどん滑る。
やがて本流にある大きなデブリの中を、縫うようにして滑る。
大きなきれいなスロープも良いが、ここはここでまた楽しい。
そして干上がった黒部湖に到着する。
一時間あまりの高低差1200m、距離5k超の大滑降を無事終える。
現金なもので「のど元過ぎれば熱さ忘れる」である。
あこがれの「御山谷滑降」を成功させご満悦の二人、ベースまでの帰路でもう危機感やストレスはなかった。
目標を達成した僕らは、その後計画通り日程を消化し5/1に無事下山する。
そんな中帰りの高速道路のサービスエリアで、針ノ木雪渓で雪崩遭難のニュースを知る。
昨夜の降雨で新雪の重量が増し、弱層が持たなかったのか?
同じエリアで同時期の遭難事故、身につまされる。
我々と彼らとの明暗、この差はなんだったんだろうか。
僕らの判断が正しかったのか、彼らは山を甘く見たのか、・・・・?
「否」
人は結果だけを見て、後からいろいろ言う。
でも、果たしてあの場にいて、だれしも正しい判断なんてほんとに出来るんだろうか。
アウトドアでの判断は、その状況でその都度変わる。
特にバックカントリースキーでは、その正否が難しくリスクの大きさを一変させる。
いくつピットを掘っても情報を収集しても、経験則に習っても野生の勘を働かしても、どんなに好条件が揃っていてもいざ行ってしまえば、これから起こる事は誰もわからない。
それはまさに
「ロシアンルーレット」
引き金を引くのは自分で、弾が入っているかいないかは時の運。
こんなゲームに自分の出来る事はそんなに多くないんだ、と今更ながら気付く。
記録
山域・目的 立山(富山県) 山スキー
日程 2006/4/28~5/1
メンバー カミさんと二人
データ 積雪 室堂周辺 1000センチ、雪質 新雪40センチ
行程 4/28(金)晴れ
3:30 自宅発 → 富山インター → 立山駅 →
アルペンルート → 9:30 室堂駅
10:00 室堂入山(2400m)
・ 室堂山荘経由のブル道を行く
11:30 雷鳥沢
・ ベーステント設営
・ 管理小屋の掘り出しがこの日より開始される
・ 雷鳥荘より一本滑る
4/29 (土)晴れ
2:30 起床
5:00 ベース出発(2280m)
・ パーティは我々のみ、快適にシール登高
7:45 一ノ越(2705m)
・ ピットを4箇所掘って弱層テストを行う
8:45 一ノ越(2705m)~御山谷 滑降開始
・ 大岩までは堅い雪面(もなかあり)
・ 下部はザラメ、快適な滑降がいつまでも続く
・ 1900m辺りからデブリ帯に入る
10:15 黒部湖(1500m)滑降終了
・ ロッジくろよんまでは登下降の嫌なルートが続く
・ 以降はよく整備された登山道をシールで行く
12:45 くろべこ駅
・ アルペンルートに乗車
・ 大観望駅で幻の酒「大観望」を購入
14:30 室堂駅
・ ブル道をショートカットしながら滑降
16:00 雷鳥沢ベース着
4/30 (日)曇りのち風雨
4:30 起床
9:00 ベース出発(2280m)パーテ
・ 大走り北側の沢を登高
11:00 2500m付近
・ ガス晴れず今日はここまでとする
・ ベースまで滑降
12:00 雷鳥沢ベース着
・ のんびりとテント生活を送る
5/1 (月)曇り
4:30 起床
・ ベース撤収
9:00 雷鳥沢
11:00 室堂下山
11:40 室堂駅 → 立山駅 → 20:00自宅着
そこから、アルペンルートに乗って室堂に向かう。
バス道は、昨夜降ったであろう雪が残りアイスバーンになっている。
雷鳥沢の小屋は、まだ掘り出されていない。
テントを張り終える頃、作業の重機がやって来て豪快に掘り出し作業を開始する。
今年は、雪が多いと事前に情報は得ていた。
ここらで10mの積雪がある上に、昨夜は40センチほどまた積もったようだ。
明けて29日、予報でこの日の天気が心配されたが、昨日からドピーカンが続いている。
今日いよいよ目標の「御山谷滑降」を目指す。
連休初日で早朝出発ということもあって、一ノ越まで我々の二人旅。
雄大な立山の景観を独占、なんと爽快なことであろう。
順調に高度を得て、8時前に一ノ越に着く。
そして、黒部湖に落ちる御山谷を見る。
きれいなスロープがどこまでも続いている。
滑降を前に気になる雪の状態を、ピットを掘って確認する。
少し吹き溜まった箇所で新雪40センチ、その下にスコップがたたないくらいの固いバーンがある。
40センチ角ほどの雪柱を軽く引くと、固いバーンとの境で簡単に切断する。
「やばい・・・!」
少し下がって広めの斜面で2個目のピット作成。
ここは新雪30センチ、ここも同じ弱層で切れるが先ほどよりは固い。
また下がって3個目、また下がって4個目だんだん固くなっていく。
どうも新雪が下の雪と今なじんでいく過程のようだ。
「どうする・・・」
この新雪、標高が低いほど量が少ないのは、昨日アルペンルートで入山する際に確認している。
それに今いくとすれば、御山谷へは僕らがこの日初エントリーとなり、まだ雪面に対してのストレスも少ないはず。
あれこれ考えを尽くして、ビビりながらではあるが傾斜が緩く比較的雪崩れにくい
「200mほど下の大岩まで、とりあえず滑ってみるか・・・!」
となる。
下り始めは、表面かための最中っぽい雪面をエッジを引っかけながら滑降。
大岩当たりまで来ると雪質が変わってザラメとなり、へたくそなスキーでも滑りやすくなる。
ここでカミさんと再度家族会議、新雪量も減ってくるのでリスクを承知で
「行ってしまおう!!」
ということになる。
最初に僕が行きその間カミさんが僕の滑りを確認、見える範囲で止まった僕を見てカミさんが滑る。
その滑りを確認してカミさんと合流したら、僕がすぐスタート。
これの繰り返しで、とにかく休憩なしでどんどん滑る。
やがて本流にある大きなデブリの中を、縫うようにして滑る。
大きなきれいなスロープも良いが、ここはここでまた楽しい。
そして干上がった黒部湖に到着する。
一時間あまりの高低差1200m、距離5k超の大滑降を無事終える。
現金なもので「のど元過ぎれば熱さ忘れる」である。
あこがれの「御山谷滑降」を成功させご満悦の二人、ベースまでの帰路でもう危機感やストレスはなかった。
目標を達成した僕らは、その後計画通り日程を消化し5/1に無事下山する。
そんな中帰りの高速道路のサービスエリアで、針ノ木雪渓で雪崩遭難のニュースを知る。
昨夜の降雨で新雪の重量が増し、弱層が持たなかったのか?
同じエリアで同時期の遭難事故、身につまされる。
我々と彼らとの明暗、この差はなんだったんだろうか。
僕らの判断が正しかったのか、彼らは山を甘く見たのか、・・・・?
「否」
人は結果だけを見て、後からいろいろ言う。
でも、果たしてあの場にいて、だれしも正しい判断なんてほんとに出来るんだろうか。
アウトドアでの判断は、その状況でその都度変わる。
特にバックカントリースキーでは、その正否が難しくリスクの大きさを一変させる。
いくつピットを掘っても情報を収集しても、経験則に習っても野生の勘を働かしても、どんなに好条件が揃っていてもいざ行ってしまえば、これから起こる事は誰もわからない。
それはまさに
「ロシアンルーレット」
引き金を引くのは自分で、弾が入っているかいないかは時の運。
こんなゲームに自分の出来る事はそんなに多くないんだ、と今更ながら気付く。
記録
山域・目的 立山(富山県) 山スキー
日程 2006/4/28~5/1
メンバー カミさんと二人
データ 積雪 室堂周辺 1000センチ、雪質 新雪40センチ
行程 4/28(金)晴れ
3:30 自宅発 → 富山インター → 立山駅 →
アルペンルート → 9:30 室堂駅
10:00 室堂入山(2400m)
・ 室堂山荘経由のブル道を行く
11:30 雷鳥沢
・ ベーステント設営
・ 管理小屋の掘り出しがこの日より開始される
・ 雷鳥荘より一本滑る
4/29 (土)晴れ
2:30 起床
5:00 ベース出発(2280m)
・ パーティは我々のみ、快適にシール登高
7:45 一ノ越(2705m)
・ ピットを4箇所掘って弱層テストを行う
8:45 一ノ越(2705m)~御山谷 滑降開始
・ 大岩までは堅い雪面(もなかあり)
・ 下部はザラメ、快適な滑降がいつまでも続く
・ 1900m辺りからデブリ帯に入る
10:15 黒部湖(1500m)滑降終了
・ ロッジくろよんまでは登下降の嫌なルートが続く
・ 以降はよく整備された登山道をシールで行く
12:45 くろべこ駅
・ アルペンルートに乗車
・ 大観望駅で幻の酒「大観望」を購入
14:30 室堂駅
・ ブル道をショートカットしながら滑降
16:00 雷鳥沢ベース着
4/30 (日)曇りのち風雨
4:30 起床
9:00 ベース出発(2280m)パーテ
・ 大走り北側の沢を登高
11:00 2500m付近
・ ガス晴れず今日はここまでとする
・ ベースまで滑降
12:00 雷鳥沢ベース着
・ のんびりとテント生活を送る
5/1 (月)曇り
4:30 起床
・ ベース撤収
9:00 雷鳥沢
11:00 室堂下山
11:40 室堂駅 → 立山駅 → 20:00自宅着