Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

ボルダリングは”ひとり”がいい

2010年11月29日 | climb
この日は、一人でゴッシーランドへ。

石灰岩鉱山より河原に降りて、左岸にある大きなボルダーであそぶ。
初さわりの岩でボルダーラインを探す。
岩の形状を観察し、ホールドを確認して幾度か試登する。

創造するクライミングがここち良い、こんな感覚は久々だ。
こんな時は”ひとり”がいい。
じっくり時間をかけて、岩と対峙しながらムーブする。

雨が降り始めた2時過ぎまで、誰もいない静かなエリアで、自分のクライミングを楽しむ。

記録
 日時      11/28(日) 曇り/雨
 場所      ゴッシーランド(多賀町佐目)
 メンバー    一人
 ボルダー    try 2.5時間
          内RP(グレード/★数はbigoverのきまぐれ)
          〇「ヨイショっと」    3 (new get)
             MOVEはこちら

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秋と冬の境目(奥美濃 能郷白山 山行記録)

2010年11月15日 | Mountain autumn
                『シロモジ黄葉』
                       (奥美濃 能郷白山にて Nov.2010撮影)

”チ~ム Bigover” は、銚子ケ峰山行に引き続き、今回も奥美濃の山に入山した。
山は、”奥美濃の主峰 能郷白山”、山行目的は、ピークハント及び紅葉狩りだ。
この計画は、天候不順で2回順延して、今回は3度目の正直。
この週末は、日本は高気圧に覆われて好天の予報、ようやくの事で決行出来た山行だった。

ルートは、岐阜県本巣市根尾~能郷より入山、ピークより南に伸びる長い尾根を辿るものだ。
それに、アプローチ的な往復2時間の林道歩きが加わり、トータルで10時間超のロングルートとなる。
温見峠から行けば1.5時間ほどでピークに立てるのだが、しっぽりと奥美濃の山を楽しみたい僕らは、このルートを選択した。

気がつけば11月ももう中ばで、紅葉高度もかなり降りてきている。
そのおかげで、つまらないと思っていた林道歩きは今真っ盛りの紅葉で、あきる事がない。
その景観を十二分に楽しみなが、単調な林道歩きをこなす。

標高を上げるとともに木々から葉は無くなり、山が寂しくなった頃、今度は登山道に雪が見られるようになる。
週はじめの荒天時に降った雪が、まだ残雪として残ったようだ。

そこはまさに”秋と冬の境目”だった。

今シーズン初の、雪を踏みしめながらいく山登りに、なんだかずいぶん得した気分で行程を進める。
出発して5時間余り、もう足が疲れて息が上がりかけた頃、ようやく能郷白山のピークに立つ。
下界には季節外れの黄砂が立ちこめて、この高所からこれを眺める。
少し白濁したようなマッタリとした霞が、まるで墨絵のような幻想的な景観を創る。

奥美濃の山々を望む。
その時間は、本当に静かな山頂での、至宝のひとときだった。

下山は日が暮れないうちにという想いなんだが、雪で滑り易くなった登山道を慎重に降りるのと同時に、眼下に広がる錦の山腹を眺めながらの歩みで、ペースは上がらない。
存分に奥美濃の山を楽しんで、林道ゲートについたのは4時を少し回った頃だった。
日が短くなっているので、周囲はもう薄暗くなりかけている。
この時期としては、少し暑いくらいの山行を無事終えて、山岳会の留守本部に下山報告のメールを送って、この思い出深い山行を締めた。

記録
 山域     奥美濃 能郷白山
 目的     ピークハント及び紅葉狩り
 日程     2010年11月13日(土) 
 メンバー   ”チ~ム Bigover” の計2名
 概況     ・最大標高差1238m  ・総歩行距離 16..0km
        ・行動時間 10.5h       
        ・ルート状況  無雪~積雪7センチ(1400mより上部)/一般ルート
        ・山行形態   日帰り(ビバーク装備有り)/トレック登山
トレース図


 行程     11/13(土)晴(黄砂薄曇り)
         03:00  自宅深夜発→彦根→大垣(国道21号~157号)→
               岐阜県本巣市根尾能郷  能郷谷林道ゲート前 駐車(5:30着)
               ・後続車が2台、その後もう1車がここに駐車
         06:00  ゲート前より入山(380m) ~林道~    
               ・およそ3キロの林道、舗装された道を登る
               ・山は紅葉/黄葉真っ盛り
         07:05  登山口(700m) ~西側の尾根に~928m~林道合流~
               ・沢を渡って急登を行く
               ・錦の絨毯のような登山道
         08:50  主稜線(1160m) ~前山付近~
               ・前山までの行程は長い
               ・1400mぐらいより残雪を踏む(11/7に降った雪か?)
         10:20  主稜線コル手前(1400m) ~
               ・残雪に親子熊の足跡を見ながら進む
               ・急登/長距離の疲労が足にくる
         11:20  能郷白山(1617.3m)登頂
               ・無風で暖かなピークで1時間の休息
               ・黄砂で霞がかかったような奥美濃の展望を堪能する
               ・ここから無線発信、名古屋局と交信する
         12:30  ピーク出発 ~往路下降~
               ・融けかけた雪でスリップしないように注意しながら高度を下げる
         14:00  主稜線(1200m) ~登山口(700m)~林道~
               ・今が盛りの紅葉を楽しみながら急傾斜を下降
         16:10   ゲート前(380m)下山
               ・10時間超の行程を明るいうちに無事終えてホッとする
               ・駐車場に後続車の車がまだ1台あり
         16:30  能郷谷林道ゲート前 P→大垣→自宅着(20:30) 
               ・明日はレスト、ベストな山行を終えて満足された気分で就寝
   

紅葉モミジの落ち葉絨毯


霞に浮かぶ奥美濃の山々
 墨絵のような景観、北アルプス/乗鞍/白山/御岳の稜線部は雪を纏う


能郷白山ピークより白谷を俯瞰する
 

奥美濃の山を楽しむ
 雪まじり(1400mより上部)の登山道を往復する


食べられるキノコ???
 ナメタケ?だと思われるが採って食べる勇気はなかった
 旨そうだが、今日のところは写真だけ

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遭難救助訓練

2010年11月08日 | outdoor&sport
              訓練の一コマ/ロードセルで人の力で何kg引けるかを測定する様子
                       (山岳センター周辺にて 11/7撮影)

11/7(日)は、比良山岳センター周辺で滋賀岳連の遭難救助訓練が行なわれた。
”チ~ム Bigover” も、カミさんは講習生で、僕は講師の立場でこれに参加した。

全員で30名ほどが早朝よりここに集結し、装備を設え実際に山に入った。
そして、終日山岳遭難に対しての心構えや対処法などを、真剣に学んだ。
この日のテーマは、日帰り装備での遭難者搬送技術の習得と、ロープを使っての引き上げシステムの実体験であった。

参加者は、現役大学山岳部や岳連加盟の山屋の面々。
それぞれの立場でこの講習受け、そしてあらためて山での遭難事故対応が如何に難しいかを学べたと思う。

今後も、こうした研修を定期的に実施/参加して行く事で、自分のリスクイメージの意識レベルを上げて行きたいと思う。


芝アンカーの設置/実験でシダ3カ所で250kgほどの強度は得られたようだ

記録
 講師/スタッフ 7名
 講習生     22名
 講習内容    アンカーの強度体験(ロードセル使用)
         芝アンカーの設置
         ロープを使った3:1の引き上げシステムの実践
         日帰り装備を想定した要救護者背負い搬送の実践(涼峠より搬送下山)
         等々

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ほころび直し

2010年11月04日 | climb
月がかわって、今年もあとふた月となった。
山の紅葉も今が盛りだろう。
そう予測し、”チ~ム Bigover” は奥美濃への山行を計画していた。
しかしながら、この週末は台風の影響で雨模様。
また、この計画を順延した文化の日の3日は、本格的な冬型の気圧配置となる。
北陸の山は荒れそうな気配だった。
カミさんと相談し検討、検討、検討・・・。
結局この紅葉狩り山行は、またまた順延する事とした。

この穴が空いたような休日を、ぼくはメンテナンス日にあてた。

まず体。

土曜日、ペットの亀の水槽水換え時に、不意に腰を痛めてしまう。
冷えたかな?
久々に訪れた、この何とも嫌な腰痛感。
またまた椎間板が出ては大変だ、大事に大事に・・・。
患部を保温してサポーター卷いて、そして”動きはゆっくり”を心がけて養生する。

次にクライミングギア。

今度の遭難救助訓練時にも使用するギア関係の補充に、大津の「岩と雪」へ行く。
スリング2本、細引き用5.5ミリロープ10m、オートブロック用スリング4本、カラビナ4枚を購入する。
ついでに、ザックなどを補修する時に使うソーイング器も買う。
家に帰って、早速ザックの縫製ほころび部をメンテナンス。
そして、大量の登山装備も整理する。
新調のクライミングギアも加わった。
僕の唯一の財産でもある登山用品が、また充実した。

天候不順で曇りがちだった気分も、ようやく晴れてきた。

そして、昨日の祝日は、平地では秋晴れの快晴となった。
所属山岳会が、岩登りトレーニングするというので、僕らもこれに合流させて頂く。

場所は、大津のSengoku岩。
この花崗岩で、ナチュラルプロテクションのセットや基本的なフットワークをおさらいする。
また、この日は腰の方も大分良くなって、ほとんどの動きに違和感を感じずにクライミング出来た。

やっぱり”ほころび”補修は、早めに対処がいいようだ。
初顔合わせの方にも出会えたし、この月替わりはそんな意味で、僕にとって、いい天候不順だったのかもしれない。


やまっこメンバーと登った、快晴のもとでのSengoku岩クライミング

記録
 日時   11月3日(日) 快晴
 場所   Sengoku岩
 メンバー ’やまっこ’メンバー(Mさん、Aさん、T君、Mチャン)とカミさんの6人
 ルート  try or Top rope ×4
        内RP(グレード/★数はbigoverのきまぐれ)
      〇  オダハング     6a+
      〇  バフフェイス    6a

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