6月4日、午前中の仕事を終えて
氷ノ山の向けて自宅を出発。
中国道の福崎ICで高速を降り、残りはのんびり楽しみながらの下道ドライブ。
関宮町の福定親水公園キャンプ場には、5時前に到着。
夕食は前回好評だったスパム汁を作り、これと旨いビールで至福の夕時を過ごす。
日本上空に寒気が入っているらしく、時折小雨があるがたいしたことはない。
明けて5日2:30、気合い一発で起床する。
今回よりようやく調子の良くなったガソリンストーブで、朝食を作る。
火力半開でも5分程で湯が湧くので、調理に時間がかからない。
出発準備も手早くこなし、4:30にベースを出発した。
予報では天気は回復すると言っていたが、山を眺めるとその気配はない。
順調な行程と裏腹に、深いガスは山にまとわりついて切れそうにない。
濡れない程度ではあるが小雨もあり、気温15度前後で肌寒い。
行動するには良いが、休憩してるとすぐ体が冷えてくる。
もちろん、ガスで展望はまったくない。
おかげで、8時過ぎに山頂についてしまう。
幸いこの頂上に避難小屋があり、ここで時間潰し的に小1時間ほど過ごす。
やっぱり下降もガスの中で、結局この日最後まで晴間を見ることなく、ちょっと心残りな氷ノ山となった。
こうして無事山行を終え、早々にベースを引き払い近場の温泉を目指す。
地元の方から昨年オープンしたばかりという「万灯の湯」の案内と100円引きのサービス券をもらい、ここで汗を流す。
一風呂浴びると時間は昼過ぎ、お腹が無性に空いてきた。
山ではあまり疲れなかったので、行動中ほとんど食べてなかったことを思い出す。
国道の沿道には、所々に「但馬牛」の看板がみられる。
せっかく来たんだからとその手のレストランを捜すが、これが以外とない。
和田山まで来て、ようやくバスが留まるドライブインを見つけた。
こうした観光客相手のドライブイン、飯はたいしたことないが定番だが、空腹には堪えられずここで食事をとることに決定。
そして、頼んだのが写真の「ステーキ丼 1000円(店長お薦め)」だ。
注文してしばらくすると、見た目期待以上のうまそうな丼が運ばれてきた。
空腹とやっと飯にありつける喜びも手伝って、さっそくこれにガッツき、旨い旨いと口に頬張る。
やがて腹にものが入り、お腹も頭も落ち着いてくる。
すると、この丼の味付けをおもいと感じるようになってきた。
脂の乗った味の濃い牛肉に、醤油仕立てのステーキソースがたっぷり。
これがまた、ショ辛くて少々くどい。
先ほどの空腹感はどこえやら、食べ終えると逆に胃にもたれを感じる程だった。
帰路は時折げっぷをつきながら、なんだかマッタリ気分の車中になった。
梅雨入り前の晴間を狙った山行も天気予報に裏切られ、奮発して頼んだ定食にもなんだか不満が残る「はずれ」のツアー。
総括すると、世の中生きてリャ「当たり」もあれば「はずれ」もあるさ云々、そんな感じの今回の山行だった。
でも今思うと、余裕のあるゆっくりとした時間を満喫した、ある意味「こころに残る」贅沢ツアーであったような気もする。
記録
氷ノ山(兵庫県関宮町)ハイキング
メンバー かみさんと二人
行程
6/4 曇り
11:00自宅 〜 16:30福定親水公園キャンプ場 (テント泊)
6/5 曇時々雨
4:30ベース発 〜 6:45氷ノ山越え 〜 8:15氷ノ山(1510m) 〜 11:00東尾根取付地点(スキー場)
〜 11:45ベース 〜 18:00帰宅