Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

雪山で、良き”山のうんちく”を得る

2011年01月31日 | Mountain winter
雪山で冬の朝日を浴びて

(比良イン谷上部にて 2011.1.30撮影)


1/29~30は、滋賀岳連が主催する指導員研修会(積雪期)に、スタッフとして参加する。
29日は、大津の「岩と雪」に集まって、装備/人を積み込んで、比良川正面谷へ。
夕闇迫るイン谷口で、テント張って事前講義(?)を開催、6名が尽きる事無い山談義に花を咲かせた。
特に、プロガイドでもある講師のY氏の山話は、面白みの中に登山の本質にせまる内容が多分に含まれていて、大変勉強になった。
体内に、Y氏の”山のうんちく”と共に”アルコール”もたくさん入る。
講義(?)は深夜1時過ぎまで行なわれ、有意義かつハードな研修前夜となった。

翌30日は、早朝6:30より研修会開講、総勢12名が正面谷に入山する。
予報では降雪が予想されていたのだが、幸い上空は青空がのぞく。
研修は順調に進み、皆真剣に取り組み、充実した時間を積み上げていった。

こうした実践を伴う研修には、書籍や独学だけでは絶対学べないよさがある。
今後も数を重ねるごとに、充実したものになっていくだろう。

自分の身となった技術や知識は、必ず本チャンで活かされる。
こうした機会で得た良き”山のうんちく”を自らの糧としよう。
そして、その糧をエネルギー変換して、僕自身の山岳活動に活かしていこうと思う。 

記録
 山域     比良山系比良川正面谷
 目的     滋賀岳連指導員研修会(積雪期)
 日程     2011年1月30日 
 メンバー   講師3名、受講生9名
 集合場所   イン谷口  座標 N35°14′12″/E135°55′52″ 
         *地図閲覧サービス(ウォッちず)HP参照 
 研修内容   ・ビーコンの操作方法
        ・雪質解説/弱層テスト
        ・支点の構築
        ・コンテュニアンスでの確保(タイト(ロング)ロープ)


雪原で雪山山行における多種な技術を学ぶ受講生


主任講師より丁寧な実地講習を受ける

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雪山の醍醐味(若狭/湖北 三十三間山 山スキー)

2011年01月24日 | Mountain winter
回復しない天候、空を恨めしく見ながら林道を行くカミさん

(若狭/湖北 三十三間山にて 2011.1.23撮影)
 

”チ~ム Bigover” の今シーズン初となる山スキー山行は、三十三間山。
若狭と高島(朽木)の県境に位置する山である。
ここの主稜線は、樹木が少ない。
この尾根だったら、晴れれば爽快なスキーが出来るかも、という目論見でこの計画を実行した。

しかしながら、今シーズンこの地域から雪雲が取れない。
この日も、予報では冬型が緩むという事だったが、やはりここは例外だった。
車での移動中も結構な降雪があり、路面には5センチほどの積雪があった。
走行中坂道で、不意にブレーキを踏んで、車をスピンさせてしまう。
対向車がなくて事なきを得たが、冷や汗をかいた。

陽が登る前に入山。
アプローチとなる林道でも、しんしんと雪が降り続く。
稜線には濃いガスがかかったままである。
冬山入山時にこんな天候だと、いつもいい知れぬ不安がつきまとう。
これは、冬山ならではの”心持ち”である。
それでも歩みを山に向かわせる、黙々と・・・。

林道を離れる前に大休止して、気持と装備を整える。
久々の新雪深雪ラッセルである。
新雪でシールがよく効いて、高度がかせげる。
が、その分心拍数も上がる。
マイナスの気温でも、額から汗が噴き出る。
カミさんと交代しながら、2時間弱ラッセルを楽しむ(?)

そして、目標だった主稜線へ。
しかし、残念ながら天候は回復せず、爽快なはずの尾根は深いガスの中であった。
この時点で、時間も体力も思いっきり消費してしまった。
今回はここまで、とする。

嫌いな登りが終わったら、今度は不得意なスキー滑降である。
今付けて来たばかりのトレースを外さないよう不格好に滑る。
でも結構楽しい。
いや、かなり楽しいかも・・・。

高度が下がって、軽い雪~重い雪に変わる。
悪い雪/狭い斜面は、得意のキックターンで格好良く(?)降りる。

そして林道に出て、この安全地帯で湯沸かしして、暖かいラーメンを食す。
朝、不安に満ちて堅かった心中が、このお腹の温もりと無事下降出来た安心感とで、解きほぐされていくのがわかる。
この、心の硬軟の変化を感じる事も、雪山山行の醍醐味なのだと思う。

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記録
 山域     若狭/湖北 三十三間山
 目的     雪山ピークハント
 日程     2011年1月23日 
 メンバー   ”チ~ム Bigover” の計2名
 場所     登山口 座標 N36°29′6″/E135°54′7″ 
         *地図閲覧サービス(ウォッちず)HP参照 
 ルート概況  ・最大標高差516m  ・総歩行距離 7.0km
        ・行程時間   8.5時間
        ・ルート状況  積雪1~2mトレース無し(踝~膝下ラッセル)・終日降雪、稜線部はガス、吹雪
        ・山行形態   計画日程2日間(内予備日1日)(ビバーク装備)
                山スキー

トレース図


 行程     1/23(日)雪
         03:30  自宅深夜発→彦根IC→木之本IC→今津→福井県若桜町倉見→倉見白屋川林道
               資材置き場 駐車(6:00着)
               ・日曜日/降雪で今日は仕事休みという勝手な判断でここに駐車
         06:30  入山 白屋川林道(120m)    
               ・久々なので丁寧に装備装着、忘れ物無し
               ~林道~
               ・歩き易い林道が続く(踝ラッセル)
         08:50  尾根取り付き(300m) 
               ・ヤブ多い、這いつくばって枝下を潜っていく
               ~ヤブ/植林帯の尾根~
               ・広い尾根を高い所目指して、ひたすらラッセル(膝下ラッセル)
         11:00  主稜線(600m) 
               ・ガスに包まれた広い尾根は、見通しが利かなくて怖い
         11:50  今回の最高到達点(635m) 
               ・広くて気持のいいだろうピークで吹雪かれる
               ・ここで撤退を決め、滑降に切り替える
               ・上部は軽い雪、下手でもスキーは楽しい
               ・下部はヤブと湿雪、狭い、ぼちぼち降りる
         13:00  林道(300m)
               ・湯沸かしして、のんびり休息
               ・無線CQ出すが、入感なし
               ~林道滑降~
         14:40  資材置き場(120m)下山
               ・着衣/装備びしょびしょ、正しいレイヤリングの大切さを改めて思う
         15:00  駐車場→今津→木之本→自宅着(18:00) 
               ・意外に早い帰宅で、下山後の祝杯が進み過ぎた


白屋川林道 下半分は深い樹林のなかを行く


600mの主稜線より
 わずかな時間だったがガスが取れて倉見の町が見通せた
 これは、ここまでがんばった、山からのちょっとだけのご褒美だった
 そして、この後再びホワイトアウト+吹雪となる

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講習会

2011年01月22日 | Portable Weblog
今日は、健康推進のための講習会を受講する。
昨年末の講習に引き続き今回が二回目だ。
内容は高血圧症予防のための食事管理についてだ。
昼には調理実習もあって、極度に減塩されたランチを食べる。
でも、これが意外に美味かったりする。
いかに外食の料理が、塩分過多であるかを実感する。

おかげ様でまだ高血圧ではない。
でも血中コレステロールが高いので、食事には気をつけねばならぬ。
加齢とともに、代謝も悪くなっている。
今後は、ますますバランスのいい生活を心掛けねばと思う。

でも、このバランスが難しいんだが・・・?

刺激のある一日

2011年01月16日 | Portable Weblog
朝起きると、外は銀世界だった。
年末のシンシンと降る降雪と違って、今日の雪は男性的だ。
積雪量が15センチを越えそうな勢いで吹雪いている。
山へのモチベーションがまた深まる。

午後から、一人でクライミングGymへ。
久しぶりのGymは、天気の具合もあってか大盛況だ。
たくさん刺激もらって、時間までめいいっぱい登る。

始動

2011年01月05日 | outdoor&sport
”チ~ム Bigover” の2011年の始動は、ゲレンデでのスキートレだ。
場所は福井の今庄365
朝8時半の開場にあわせて自宅を出発、午前券(~13:00)3000円を買う。

雪はたっぷりあり、全面滑走可能、でもバーンはアイス気味で堅かった。
この日は山足片足荷重の練習を中心に滑降する。

昼前よりは降雪となる。
降る雪は湿雪で、ゴーグルにも雪が付き、ガスも出て視界不良。
後半は、TOPからベースまで3~4回慎重に滑降して、この日のトレーニングを終える。

福井の山も今冬は雪が多そうなので、スキーも今シーズンは期待が持てそうである。

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