Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

想いにフケって

2010年12月29日 | essay
窓辺のモンちゃんと想いにフケりながら、
今年を振り返る
 
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今年もいよいよ押し迫った。
一昨年おこったリーマンショック以来、未だ世界情勢は不安定だ。
二年を経た今でも、先きの見通しがつきにくい。
そんな中であっても、なんとかこうして暮らせているのは、多くの方々のおかげであろう。
今更ではあるが、御礼そして感謝である。

今年は、いろいろあった。
年明け当初に、冬山で、自らのミスによって遭難騒動を起こす。
それによって、多くの方に心配や迷惑をかけてしまう。
幸い、僕たちはケガもなく、無事自力下山する事ができた。
多くの方の助言もあって、事後も関係者への謝罪を含め、滞る事なく処理できた。

そして、また山岳活動に復帰出来た。

この事故によって、僕は深く反省し、また大きな教訓を得た。
これまでは、プライベートでの山行やクライミングがすべてであった。
しかし今年は、所属山岳会の山行や講習会などにも積極的に参加するようになった。
そして、そこで学んだ理念や装備/技術を、実際の山行で実践するようになる。

例えば、ハイキング程度の山行でも、ロープやスリングなどを持参するようになった。
これは、自分たちの装備であると同時に、
偶発的に遭遇した事故にも、自ら率先して対応出来るようにする為でもある。
自分は、そういう時に対処出来る技術を持ち合わせている、という事に気付いたからである。
またこの遭難の反省をふまえ、無線資格の取得やGPS購入など、自分にとってプラスになる事も生じた。
そのため山行装備が膨らんで、担ぐ重量が増えてしまった。
時代に逆行するスタイルではあるが、重くなったザックを担ぐ事で、
今回の遭難騒動の教訓としよう。

僕にとってこの出来事は、その後の山での取り組み方を大きく変えるものとなった。
これからは、この痛い教訓を糧に、
最終的には「良」となるよう精進しよう。

今年は山登りが充実した分、クライミングの成果は、残念ながら挙らなかった。
このスポーツ、活動が途切れると復活するのが難しい。
勘所を取り戻すのに時間もかかるし、
下手にがんばると無理が嵩じて故障しやすい。
やはり日頃のトレーニングの継続と、少ない時間を見つけてでもボルダリングには行かねばならぬ、
と肝に銘ず。

新しい仲間も増えつつあるし、いい環境も得ていこうと想う。

creativeなパフォーマス目指して!

29.DEC.2010.

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今週末は

2010年12月22日 | climb
カミさんのクラフトショップ
 

”チ~ム Bigover” は、二人別行動でそれぞれ忙しかった。
カミさんは、これまでちまちま創ってきたミニチュアや消しゴムはんこやらを、フリーマーケットにて初出店して販売する。
ここ一ヶ月ほどはこの為に、ホント良くがんばって作品創りに励んでいた。
おかげさんでたくさん買って頂けて、いい案配だったようだ。

僕の方は、土曜日は彦根市が主催する健康促進の研修会を朝から受講する。
昼過ぎにそれを終えて、すぐに山道具を車に放り込んで、比良のイン谷に向かう。
この日の夕方から、所属する山岳会の忘年会キャンプが行なわれるので、時雨模様の中、車を走らせた。
pm5時前につくと、幹事さんのMちゃんと会の重鎮のTさんが、すでに準備を始めていた。
Tさんはすでにテンションかなり高くて、この晩餐会むけて”準備/気合いは十分だ”てな感じだった。
ぼくも、焚き火をたいたり暴飲暴食の準備したりして、皆が来るのを待った。
酒宴は日も完全に落ちて、ヘッテンを灯しながら、小雨が降る中ではじまった。
この晩集まったのは総勢9名、みんな正統派?の山屋ばかりだ。
山に入って、焚き火が着けば、もうご機嫌な連中ばかりである。
雨が降ろうが寒かろうが、文句言う輩は誰もいなかった。

我が輩もしかり、百戦錬磨のメンバーに負けず劣らず、しっかり暴飲暴食できた。
そして、日付けが替わった頃まで呑んで、テントでぐっすり就寝。

次の日は、日が明ける頃にのんびり起きて、おいしい朝食をとって中締め、解散となる。
僕はみんなと別行動で、このキャンプ地から歩いて10分ほどのダケ道出合いで、ちっちゃいボルダー見つけて、半日ほどボルダリングして遊ぶ。
4課題ほど設定して、一応課題RPして帰り支度していると・・・。

なんと、今は大阪に住む岳友のK嬢とばったり会う。
彼女が言うに、今日カミさんのフリーマーケットを見に来たついでに、武奈ヶ岳に登ってきた、という事だった。
あまりのサプライズ再会に感激し、予定はなかったのだが、彼女と一緒にカミさんのショップに行った。

そのカミさんの店なんだが、小さいながらも彼女がイメージするようにかわいらしく作品がディスプレーされていて、感じよかった。
当初は、僕も一緒に手伝おうかという案もあったんだが、結果行かなくて良かった。
僕が行ってたら、きっと雰囲気丸つぶれで、店は怪しいテキ屋の出店屋台となり、きっとお客は寄り付かなかったであろう。

今回は、うまく空気読めたようだ。
んっ、・・・・・・・・・。

まあこんな感じで、この週末の休日もいい感じであった。

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記録
 日時      12/19(日) 晴れ
 場所      比良川正面谷(大津市)
 メンバー    一人
 ボルダー    try 3.0時間
          内RP(グレード/★数はbigoverのきまぐれ)
          〇「ウォームアップ課題1」    2   (First Ascent) 
          〇「ウォームアップ課題2」    2   (First Ascent)
          〇「ウォームアップ課題3」    2   (First Ascent)
          〇「じょろうぐも」        5b ★ (First Ascent)   
             MOVEはこちら
    


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IMAGINE

2010年12月12日 | climb
「IMAGINE ~John Lennon」
                
この週末は、
11日 一人でボルダリング ~ アウトドア仲間と忘年会
12日 am work ~ 山道具メンテ ~ ビール飲んで”うだうだ”。
と、まあまあ充実した休日だった。

ボルダリングでは、以前登った課題を復習する。
数回ムーブ確認した後、これを乗り越し完登して今回の再RPとする。
それは、集中したクライミングであった。

そして、久しぶりに感じる事が出来た”うれしいクライム”だった。

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記録
 日時      12/11(土) 曇り/雨
 場所      ゴッシーランド(多賀町佐目)
 メンバー    一人
 ボルダー    try 3.0時間
          内RP(グレード/★数はbigoverのきまぐれ)
          〇「犬の散歩道」    5b ★★★★(newバージョン get)



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日曜日は、諸雑用を終えた夕方より、
ジョン・レノンのCDアルバム「IMAGINE ~John Lennon」を聞きながらゴロゴロする。
ぼくは、普段はあまり音楽を聴かない。
でも、聴き流しだけど、お気に入りのCDとして、これだけはよく聞いている。
ジョン・レノンの曲の心地良さは格別である。
これがかかると、部屋の空気感も、マッタリとしたものに変わるような気がする。

「IMAGINE」は、ジョン・レノンの生涯をドキュメンタリー化した映画である。
そして、このCDはそのサントラ盤。
今日は、これの歌詞を見ながら聞いてみた。
改めて読み聴いてみても、John Lennonのピュアなこころ内が感じられる。
大人になっても、これだけナイーブな自分の内面を表現したジョン・レノンは、
やっぱり素晴らしい。

彼が没して、30年が経った。
今生きていたとしたら、彼はどんな人になっていただろう。
彼は、40才でその生涯を終えた。

自分は、それよりちょっと年上の40半ば。
僕は今、はたして彼のように、自分の内側を素直に表現出来ているだろうか。


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       Imagine ~John Lennon(想像してごらん ~ジョン レノン)


Imagine there's no heaven
It's easy if you try
No hell below us
Above us only sky
Imagine all the people
Living for today

想像してごらん
天国はないと
想像してみるのはたやすい
みんなの下に地獄はなく
みんなの上には空があるだけ
想像してごらん
みんな今日のために暮らしていると

Imagine there's no countries
It isn't hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people
Living life in peace

想像してごらん
国はないと
想像するのは難しくない
殺す目的も死ぬ目的もない
宗教もない
想像してごらん
みんな平和に暮らしていると

You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will live as one

君は僕を夢想家と言うかもしれない
でも僕一人だけじゃないんだ
いつか仲間に加わってほしいなと思う
そしたら世界はひとつとなって生きる

Imagine no possessions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
A brotherhood of man
Imagine all the people
Sharing all the world

想像してごらん
所有もないと
君にできるかな
貪欲も飢餓も生じる必要がない
人類の兄弟愛の世界だ
想像してごらん
みんなが世界を共有していると

You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will live as one


君は僕を夢想家と言うかもしれない
でも僕一人だけじゃないんだ
いつか仲間に加わってほしいなと思う
そしたら世界はひとつとなって生きる


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優しい気持で(湖北 百里ケ岳 山行記録) 

2010年12月06日 | Mountain autumn
『静寂の森』

(湖北百里ケ岳にて 2010.12撮影)
 

12月の”チ~ム Bigover”の山行は、滋賀県西部最奥にある百里ケ岳である。
登山口までのアプローチは意外に長い。
県内であるにもかかわらず、車で自宅より3時間弱もかかった。

でもこのコースは、山頂までの標高差も500m弱で、登山行程は比較的やさしい。
登山道も良く整備が行き届いている。
また、この日は12月とは思えないほどの陽気となる。
先日の大風で、木々の葉はすべて落ちてしまっている。

その梢を通して、晩秋のやわらかい陽が山肌を温める。
我々も、その山の恩恵の一部を頂く。
こんないい環境に身を置いていると、どんどん心が優しい気持になって行くのがわかる。
心の中の棘が、はぎとられていくような気分である。

山行も最終盤、登山道を離れ、集落に続く林道を歩く。
やがて昔ながらの入母屋の家屋が建つ、朽木の集落に出た。
どの家も広く空間をとった配置で、凛とした清潔感がある。
それでいて”人臭さ”もある。
そんな深い谷間の集落に、ここでもまた”ぬくもり”を感じた。

世相の喧噪とは無縁のような静かなこの地域で、本来あるべき”人の心の持ちよう”を学んだような、

そんな優しい心持ちになる、印象的な山行だった。

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記録
 山域     湖北 百里ケ岳
 目的     ピークハント
 日程     2010年12月5日(日) 
 メンバー   ”チ~ム Bigover” の計2名
 概況     ・標高差430m  ・歩行距離 9.5km (登山口~MAXピーク~登山口)
        ・行動時間 6.0時間
        ・ルート状況  初冬無雪期・一般ルート
        ・山行形態   日帰り(ビバーク装備有り)
               トレック登山

トレース図


 行程     12/5(日)晴
         05:40  自宅深夜発→彦根IC→木之本IC→高島市朽木小入谷
               小入谷越 駐車(8:10着)
               ・1車がここに駐車(単独者先行)
         08:40  道標のある登山口より入山(501m)     
               ・辺りの草木には霜が降りていた、氷点下の気温
               ~百里新道(650m~805m~)~
               ・歩き易い気持のいい尾根道が続く
         10:15  シチクレ峠(780m) 
               ・日だまりで最初の休憩をとる
               ~県境尾根出合(850m)~
               ・高島トレイルに入る
               ・ピーク前は急登、落ち葉を踏んで明るく見えるピークをめざす
         11:15  百里ケ岳(931.3m)登頂 
               ・広くて気持のいい頂上広場
               ~ランチ
               ・蛇谷ケ峰に登っている「やまっこ」パーティのMさんと無線交信
                そのパーティも好天の山で上機嫌の様子、
                9人で賑やか楽しそうだった
         12:20  山頂出発 
               ・無風快晴のピークを後にするのは名残惜しい
               ~県境尾根出合~白石山(860m)~根来坂峠(840m)~
               鯖街道 焼尾地蔵~小入谷~
               ・休息無しで一気に下山する
         14:35  小入谷越(501m)下山
               ・暑くもなく寒くもない快適な山行を無事終える
         15:00  駐車場→小入谷→大津市貫井(303号)→木之本→
               自宅着(19:00) 
               ・帰路の途中、朽木大野のそば屋前で「やまっこ」パーティと
                無事下山を確認し合う


百里新道の尾根道
  美しいブナ林が続く、気持のいい登山道


650mにある大きなぶなの木
  その枝振りに、この木が経たであろう時間を感じる


805m~シチクレ峠間の鞍部より東側を望む
  葉の落ちた木々の梢に、優しい陽が当たり、晩秋の山が銀色に輝く


百里ケ岳山頂で
  さすが一等三角点、りっぱな石柱である


根来坂峠の道標
  ここから高島トレイルから鯖街道に入る


小入谷の集落で
  日本の古き良き時代を思わせる、入母屋/茅葺きの民家
  朽木の集落にある家屋は、皆綺麗に手入れされていて、山村の寂れ感はない

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健康第一

2010年12月04日 | Portable Weblog
今日は、年に一度の飼い猫の検診&予防接種の日。
車に乗るのを極度に嫌がるモンちゃんを、ゲージに入れて近郊の動物病院へ行った。
毎年のことなので、嫌な記憶が残っているのだろう、帰宅するまで”ニャン*ワン!”と泣きどうしである。(猫も゛ワン゛と鳴くのだ)
診察中も極度の緊張状態が続いて、足の裏は汗でびっしょり。
そこから逃げだせぬ悲痛な叫び、そして苦痛に耐えるその姿を見ていると、なんだか可笑しいやらかわいそうやら・・・。

検診が終わって会計へ、もちろん健康保険に加入していないモンちゃんの医療費は全額実費で、締めて6300円ナリとなった。
決して安くない金額だが、これでこれまでのように元気に過ごしてくれるなら、それでいい。

モンちゃんは、家に帰るといつものねこタワーに登ってやっと安息、棚の上で丸まってスヤスヤ眠った。
そんな姿を見て、人も猫もやっぱり健康が一番大切なんだと確信する。

ウンッ???オレ・・・、今年、健康診断、まだ受けてないような・・・?