Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

彦根にボルダリングジムが出来るゾ

2013年07月04日 | outdoor&sport
ここで、Climberとしてどういきようか?

(彦根にて 2013.7撮影)

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○


 
彦根にボルダリングとスラックラインのジムが誕生
手ぶらで来て♪壁を登ったり♪ラインを歩いたり♪

8月3日オープン!7月6日よりプレオープン!
プレオープン中は登録料無料
※プレオープン中はカフェの利用ができません

平日16:00~23:00 土日祝11:00~23:00 月曜休
522-0043滋賀県彦根市小泉町34-8
駐車15台+周辺多数


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iphoneで臨機応変

2012年03月26日 | outdoor&sport
しんしんと降る春の雪

(荘川の道の駅にて Mar.2012撮影)


山スキーシーズン終盤を向える3月25日。
”チ~ム Bigover” は、奥美濃の薙刀山への計画を立てた。
am2;00に自宅を出発~早朝に奥美濃まで車を走らせた。

白鳥IC辺りより降雪に見舞われる。
道路に積もる雪の多さとこれからの天候動向が気になる。
谷筋の雪崩や雪原でのホワイトアウト、長く続きそうな厳しい寒気を考慮、
そしてこの日計画していた山行を中止した。

せっかく来た奥美濃+新雪。
計画を変更して最寄りのスキー場で、半日ゲレンデスキーを楽しもうという事になる。
こうなるとiphone web検索+iphoneナビが大活躍する。
これであれこれ調べて、お徳感あるゲレンデを選んでパウダースノーを頂いた。

割安と言っても、ゲレンデスキーは予定外の出費。
埋め合わせに帰路は高速使わず、奥美濃より下道走行。
4時間かけて時雨模様の美濃路を走行、夕方までに帰宅する。

入山してれば、まだ山中だったかも?

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○


降り積もる雪の駐車場でスキー場が開くまで時間つぶし


ゲレンデで子供達の雪遊びスクールが開催されていた
たくさんのちっちゃい者たちがインストラクターのおに~、おね~に先導されて雪上を歩く
なんとも微笑ましい光景だった


「特殊造型 郡上ラボ」さんの芋虫トラック


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今年もここから(準備が大切)

2012年01月05日 | outdoor&sport
キャリーにスキー積んで、イザ!

(今庄365にて Jan.2012撮影)


”チ~ム Bigover” は、1月4日が始動である。
福井にある今庄365スキー場へ、ゲレンデスキーに出かけた。
基礎練習兼ねてのこの時期のゲレンデ行きは、年始の恒例行事となりつつある。
この日は、シンプルな滑りを目指して、滑走中のエッジ切り替えに集中する滑りを繰り返した。
年に一度くらいはしっかり滑っておこう。

朝からの降雪でいい雪にも遭え、気持のいい滑りを楽しめた。

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

車でスキーにいく場合、スキーキャリーを付けなければならない。
昨年入手した車は車種が違うので、
バーや取付け金物を新しいものに更新しなければならない。
それに備えて、昨年末に車種に合うINNOのベースキャリアを組み合わせて購入していた。
(これを買いあわせるの、けっこう難しい)
スキーをパックンとはさむキャリーは、以前から使用している古いTHULEを取付ける。
(メーカーはこれを好まないが、それぞれ高価なので、我がチ~ムはあるものを流用)

前日にスキーキャリーを車に付ける作業を行なう。
これがまた邪魔臭い。
ベースの取付け順序がよくわからなかったり、
THULEキャリーの細かな部品が外れていて棚を大探ししたりで、
結構すったもんだする。
それらをなんとか無事取付けて、
ブーツ積んでストック乗せて、手袋引っ張り出してっと・・・。
そしてやっとスキーの準備終了。

あさは少し早起きして、時雨模様の自宅を7時前に出発。
敦賀からの山道はアイスバーンだ。
すり減り気味のスノータイヤで雪道の峠を慎重に通過して、8時過ぎにスキー場に到着。
今庄は朝から雪で、ゲレンデには新雪が10センチほど積もっていた。
始動リフトに飛び乗り、以降半日券(8:30~1:00)分をやわらかい雪で存分に滑降する。

誰もいないバージンスノーを直滑降ですっ飛ばす。
ヨッし、気持いいゾ!

”チ~ム Bigover” 、いい【outdoor&sport】の幕開けとなった。



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訓練(継続するべきもの)

2011年07月17日 | outdoor&sport
800kgで引っ張てもほどく事が出来る「ワイヤー南京」結び

(救助等有効なノットとして推薦する)
 

この三連休は、消防警察を対象とした山岳遭難救助訓練に講師として参加する。

記録
7/16(土)晴れ
 am 次週予定の伊吹北尾根山行の国見林道視察
 pm 綿向山にて講師4名+1名が現地で講習内容の確認とデモを行なう
    綿向山登山口にてキャンプ

7/17(日)曇りのち晴れ
 主催団体 滋賀県山岳遭難防止対策協議会
          夏山山岳救助訓練「講習会」
 会場 日野町西大路小学校場所及び綿向山周辺
 日時 2011.7.17(日)
 対象 消防/警察/消防団(山岳関係者はオブザーバー参加)
 日程 開講式~座学「確保理論」~綿向山7合目にてアンカー支点の構築~
    要救護者の背負いによる搬送訓練(ロープを使って確保しながら5合目まで搬送)~
    防災ヘリによる要救護者ピックアップ訓練~
    ロードセル+チルホールを使ってのクライミングロープ引張り実験~閉講式~(反省会)

実技を交えた座学「確保理論」の様子

本番さながら、要救護者の背負いによる搬送訓練

○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

交通事故などあってはならない。
すべての人がそう願っている。
しかし現実は、毎日のように悲惨な事故は繰り返されている。

山での遭難も然り。
残念な事だ。

こうした遭難事故が発生した場合、いち早く救助捜索するのが消防/警察だ。
この方々、任務とはいえ要救護者のため身を挺しての救出活動を行って頂いている。
そしてその為に日々訓練を各部署で行ない、危急時に備えている。

今回はこの技術に、プラスαすべく講義日程内容が設定された。
その思いは、我々のような山岳(クライミング)に精通した者の立場から、
山岳遭難救助に関わる方に、実践に即したノウハウをお伝えしたい、というものだった。

集まった講議生は、県内外から駆けつけた若き消防警察関係の精鋭達だ。
彼らは皆日頃の訓練を裏付けるように、道具を使い体を駆使し、厳しく危険な講習をこなして行く。

この日僕は、講師として彼らを指導する立場であった。
でも、彼らのその姿行動に教えられる事も多かった。
そして、改めて技術向上を日常的に目指す事の大切さを学んだ。

訓練は防災ヘリの出動や、地元の消防団員も加わっての、かなり大掛かりなものだった。
それでも、訓練中大きなトラブルはなく、事故げが人も出さずに終了する事が出来た。
内容的にも、それなりの成果があったのではないかと思う。

前日のデモで岩に尻餅ついた僕は、当日調子は良くなかった。
(かなり痛い思いをした、骨折れたかと思った)
それでもなんとか体は動いてくれたので、最低限の役目は果たせたかと思う。

こうした試みは、継続してこそ成果が出てくるものだ。
その為にも僕自身も尻餅つかぬよう、まだまだ切磋琢磨だ。


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難しい課題

2011年06月20日 | outdoor&sport
>良好な雲上の世界を目指して

(北ア前穂高にて 2010.9撮影)
 
6/17~18は、岳連の行事に関わる山岳活動で両日を消化した。

記録 
 6/17(土) 夏山山岳救助訓練「講習会」打合せ及び現地下見山行 (小雨)
        西大路小学校(日野町 西大路)8:00~林道P~綿向山(7合目)~下山~打合せ
        岳連スタッフ 4名
         行程確認と講習内容/ルートの設定等決定
 
 6/18(日) 山岳指導員研修会(無雪期) スタッフ/講師として参加(曇り)
        場所  大津市志賀町山岳センター人工壁
        参加者 講師4名 受講者7名(内指導員1名)
        内容  基本的なクライミングシステムの講習
            懸垂下降の実践
            ロードセルを使い登攀者荷重時の支点荷重の測定 
             結果 登攀者重量の2~3倍の荷重を測定
                
            ロープの引っ張り強度試験(ロードセルで荷重量測定)
             結果 ロープ連結及びループ結束で試験(古いロープで)
                 9.5mm およそ850kgで切断
                 11.0mm およそ900~1200kgで切断
                 
             研修成果
              懸垂下降など単にぶら下がるだけの支点であっても、
              耐荷重最低200~300㎏の支点を構築する必要がある。

              ロープ切断は結束部でなく、ロープが掛かっていたフックのエッジ部で起った。
              ロープが如何にせん断荷重に対して弱点となりうるかが証明された。

              オーバハンドノットで連結したロープは、およそ600kgほどで滑りほどけはじめた。
              また、エイトノットは300kg程の荷重が掛かると、まったくほどけなくなる。
              ロープの結束方法は、負荷となる荷重を想定して選択する必要がある。
              (ワイヤー南京結び習得の必要性を確認)
ロードセルを使った研修風景


○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○

両日とも山岳の講習研修に関わる行事だった。
伝える立場として、山岳をどう伝えていくか。
僕にとって、難しい課題のあった二日間だった。

二日間、連盟副会長の山本氏と同行頂けた。
いつもながら、氏の理論知識の奥深さと、山岳の対する熱意に感銘を受ける。
しかしながら、これを受ける我々や受講する側が、未だこのレベルに達してない。

特に18日の研修会。
講習内容は、ある程度知識見識のある指導員を対象に、実験/講義が準備されていた。
しかしながら、集まったのは肝心の指導員の参加が1名、あとはオブザーバー的な一般受講生6名だった。
開講するも、受講生のクライミングレベルと研修内容レベルのミスマッチ感が拭えない。

それでも、参加者みんなが、ここで何かを得ようと真剣に取り組む。
この向上心が、やがてこの研修会の空気をいいものに入れ替えていく。

大切な事はここにあった。
「知ろうとしない無知」ほどの無知はない!
山に対する思い入れや目標と向上心がある限り、現状のレベルは問題とする所ではないんだ、と気付く。

難しい課題に少しながら光明を見た。


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始動

2011年01月05日 | outdoor&sport
”チ~ム Bigover” の2011年の始動は、ゲレンデでのスキートレだ。
場所は福井の今庄365
朝8時半の開場にあわせて自宅を出発、午前券(~13:00)3000円を買う。

雪はたっぷりあり、全面滑走可能、でもバーンはアイス気味で堅かった。
この日は山足片足荷重の練習を中心に滑降する。

昼前よりは降雪となる。
降る雪は湿雪で、ゴーグルにも雪が付き、ガスも出て視界不良。
後半は、TOPからベースまで3~4回慎重に滑降して、この日のトレーニングを終える。

福井の山も今冬は雪が多そうなので、スキーも今シーズンは期待が持てそうである。

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遭難救助訓練

2010年11月08日 | outdoor&sport
              訓練の一コマ/ロードセルで人の力で何kg引けるかを測定する様子
                       (山岳センター周辺にて 11/7撮影)

11/7(日)は、比良山岳センター周辺で滋賀岳連の遭難救助訓練が行なわれた。
”チ~ム Bigover” も、カミさんは講習生で、僕は講師の立場でこれに参加した。

全員で30名ほどが早朝よりここに集結し、装備を設え実際に山に入った。
そして、終日山岳遭難に対しての心構えや対処法などを、真剣に学んだ。
この日のテーマは、日帰り装備での遭難者搬送技術の習得と、ロープを使っての引き上げシステムの実体験であった。

参加者は、現役大学山岳部や岳連加盟の山屋の面々。
それぞれの立場でこの講習受け、そしてあらためて山での遭難事故対応が如何に難しいかを学べたと思う。

今後も、こうした研修を定期的に実施/参加して行く事で、自分のリスクイメージの意識レベルを上げて行きたいと思う。


芝アンカーの設置/実験でシダ3カ所で250kgほどの強度は得られたようだ

記録
 講師/スタッフ 7名
 講習生     22名
 講習内容    アンカーの強度体験(ロードセル使用)
         芝アンカーの設置
         ロープを使った3:1の引き上げシステムの実践
         日帰り装備を想定した要救護者背負い搬送の実践(涼峠より搬送下山)
         等々

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”再確認”

2010年10月25日 | outdoor&sport
              救護者吊り上げ搬送訓練の様子
                       (山岳センター周辺にて 23/Oct撮影)

この週末は、比良周辺で山岳活動に終始した。

23/Octは、滋賀岳連の遭難救助訓練(7/Nov開催)に向けての救助技術研修会、24/Octは「第32回チャレンジ比良登山大会」のお手伝いを行なった。

23日の技術研修会は、岳連のY講師の指導のもとでの搬送救助の研修、実践的な訓練だった。
「身に成る研修」とはこういうものだ、と実感できる内容だった。
自分のもっている山岳技術/ノウハウを”再確認”する必要性を知る、有意義な1日となった。

次の日曜日は、「第32回チャレンジ比良登山大会」。(参加者600名の大きなイベントである)
ぼくは、所属山岳会の「やまっこ」メンバー4名で釈迦岳ピーク(1060m)にチェックポイントを設置し、参加する登山者の通過確認を行なう担当となった。
そして、担当コース参加者全員の通過を確認した後に、このコース(比良山岳センター~釈迦岳~烏谷山~打見山)のスィープ隊に合流して、案内看板の撤去/残参加登山者の有無確認しながら、比良山系を縦走する。
残念ながら天気予報通り2時頃より雨が降りはじめたが、本降り・日暮れ前の4時に任務を完了し、イベントとしても無事終了する事が出来た。
このイベントの支援には初めて参加したが、さすが32回の歴史あるイベント。
その運営システム、方法、手際の良さ、スタッフの質の高さ等には感銘した。

一方僕に至っては、前夜の打合後の夕食会での飲酒が祟り、二日酔いで動きが鈍く、大したお手伝いが出来ずにいた。
他のスタッフに付いているだけに終始した自分が、なんとも不甲斐なかった。
”「酒」はいいのだが程々に・・・”、がいつまでたっても出来ない、成長しない自分をこれまた”再確認”する。

「反省だけなら、猿にも出来る」・・・   猿に笑われないように!が この日の教訓


ロープを使っての救護者搬送研修  1.救護者背負い訓練
 ポイント ○現場で、もっている装備を使って、背負い搬送出来るノウハウを身につける


ロープを使っての救護者搬送研修  2.設置アンカー作成訓練
 ポイント ○現場の状況に合わせて、必要な荷重に耐えうる的確なアンカー支点を作成する技術を習得する


ロープを使っての救護者搬送研修  3.ロープワーク訓練
 ポイント ○エイトノットより強度的にも強く、また荷重後ほどき易い
       変形ブーリン(ダブルループ)は重荷重が掛かるところに使うノットである


ロープを使っての救護者搬送研修  4.救助者プルアップ(9:1)訓練
 ポイント ○器具でなくスリングを使って、「オートブロック(マッシャー)」でシステムを作る


チャレンジ比良支援
 体調不良?でまともな写真無し

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ロープワークな週末

2010年07月14日 | outdoor&sport
             県防災ヘリによる遭難者ピックアップ訓練の様子
                    (多賀町 大君ケ畑にて)

この週末の”チ~ム Bigover” は、クライミングの自己研修を集中的に行なった。

まず8/10(土)は、京都大原の金比羅でマルチピッチのトレーニング。
しばらく体を動かす事が出来ていなかった我々は、これで運動不足解消も狙う。
あえてこの日は、ダブルロープシステムで北尾根~Kスラブをクライミングする。
ナッツなども駆使して、確実なプロテクション設定の練習も行なった。
それにしても暑い。
久々のKスラブ(5.9)は、日陰なく汗まみれのクライミングとなる。
二人とも合計3ピッチ登って、脱水+熱中症気味になり、結局今日のクライミングはここまでとする。
なんと軟弱な、エリア内で同志社大学の学生さん達ががんばっていたのとは大違いの我々であった。
最後に先日岳連の研修会で教わったシステムのおさらいを兼ねてKスラブを懸垂下降し、消耗した体を引きずってこの岩場を後にする。



プラス番外編で、この日の夕べに住まいのある地元で毎年恒例の花火大会が行なわれた。
実家でおいしいごちそうとたくさんビールよばれて、疲れた体を癒した。
よく晴れたこの日は、花火の上がる河川土手道に屋台と信じられないほどの人出で大賑わいだった。



明けて8/11(日)は、滋賀県遭難対策協議会主催の「遭難救助訓練」に出向く。
地元の多賀町で開催され、また防災ヘリも飛ぶという事で所属山岳会を通して申し込んでいたものだ。

会場に集まったのは滋賀県各地の消防署員、地元の消防団そして山岳関係者で80人ぐらいはいただろうか?
午前中はロープワークの研修、午後からは実践救助訓練というプログラムだった。
今思うと主対象が消防だったのと雨が降って室内での訓練に変更となり、ちょっと焦点がぼやけてしまった感のある訓練だった。
僕の感想だと、一日の短い時間の中では、ちょっと欲張り過ぎかな?

そんな中でも収穫はたくさんあった。
特にアンカー支点が互いに遠い場合、メインロープで流動分散アンカーを作る方法は勉強になった。

”写真左手の箇所を「インラインノット」で結束してアンカーを作る手法”

”張り込みつり上げによる遭難者救助訓練の様子”

その他に消防署員による応急処置法やストレッチャー搬送など実演を見て、これまた深く研修する。
そして小雨が降る中、最後に県の防災ヘリ「淡海」が登場。
ストレッチャーに乗せた疑似遭難者を、河原よりヘリホイストでピックアップする訓練が行なわれる。
ホンマモンのヘリが飛んで来て人を実際につり上げてヘリに搬入する様子は緊張感もあり、さすが!に迫力があった。
よくトレーニングされた隊員達の動きも素晴らしかった。

当初は、なんとなく設定したロープワークな週末だった。
でも我々には意外にも大きなインパクトのある二日間になった。
山での遭難や事故は多方面で大事となり厄介であり、そして悲惨である。
そんな事にならない様、こんなような週末を自分でつくって、山にクライミングにますます精進したい。

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自覚すること

2010年06月25日 | outdoor&sport
僕は、及ばずながら日本体育協会の資格である山岳指導員を取得している。
これの更新にも必要な研修会が、6/20の日曜日に行なわれ、僕も受講して来た。

主催は滋賀県山岳連盟、場所は滋賀県立比良山岳センターであった。
研修は下記の内容で講義された。

 1:登山界の現状(高齢化、山岳会の衰退、未組織者の増加)
 2:遭難の実態(単独、道迷い、転滑落)
 3:リーダーの法的責任
 4:装備(GPSの活用ヘッドライト)
  5:ロープ理論について
  6:岩場(沢含む)での安全確保
  7:岩場、急斜面の下降
  8:遭難発生時の対応
  9:その他

全体的に見て、研修内容は従来よりの基本的な山岳技術の踏襲的なものであった。
しかしながら、こうした基本的な事を学び直す事は、とても大切な事である。

人と言うものは、愚かなものである。
しばしば馴れ合いや悪しき習慣から、知らぬうちに安易な方向に陥ってしまうもの。
そして無意識のうちに行動や意識が横着になり、結果小さなヒューマンエラーが少→多となっていく。

そして積み重ねたヒューマンエラーが、人命に関わるような取り返す事が出来ない時間を作ってしまう。

これを防ぐ方法は「唯一一考」であると僕はおもう。
それは「自覚する」事。

自分はリスクの高い山岳行為を行なっているんだ、という「自覚」である。
たとえ低山の近郊ハイキングであっても、登山口より2時間も山中に入れば、緊急時の搬送も含めそのリスクは俄然高くなる。
そしてそうなった時、自分自身にどれだけの準備が出来ているのか、それが現場でリアルに問われる。

その準備とは、身体的な事はもちろん、装備やそれを駆使出来る技術の取得、多種多様の事態に対応出来るノウハウであり、その心づもり(覚悟)や状況判断/決行力であったりである。
そしてこうした準備が出来ていれば、自分がたとえ困難なデンジャーな場にあっても、命ある限りそれらの不測の事態に対処出来るはずである。

過保護な現代社会に生きる人間には、生身で体を雨に濡らした状態で体温を長時間維持する能力すらないという事の「自覚」。
(動物なら本来当たり前に出来ることである)
またヒューマンエラーは、自分が人である以上これを回避する事は不可能であるという事実の「自覚」。

山登りをする前に自然に対し劣化してしまった人が、こうした謙虚な「意識」を持つ事が、長く山に親しむ為の秘訣であるような気がする。
要は山登りしたいなら、「日々の切磋琢磨ぐらい自分でせよ!」と言う事である。

この日は、この「謙虚な意識」を思い返す事が出来た、僕にとってとても意義のあるいい研修会となった。

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